暗号資産業界最大の独立系データプロバイダ「CoinGecko」創業者の小さく始める起業のススメ
暗号資産業界の独立系データプロバイダのコインゲッコー
CoinGecko(コインゲッコー)は暗号資産業界最大の独立系データプロバイダです。同社は、2014年に発足し、シンガポールとマレーシアに拠点を置く暗号通貨データ分析サイトです。時価総額順位やリアルタイムでの価格取得、取引所の信用度データ、またDeFi(分散型金融)の情報まで扱います。多言語対応もしており、世界中から支持を受けています。
類似のビジネスを展開しているCoin Market Cap(コインマーケットキャップ)は、2020年にBinance(バイナンス)に買収をされているため、コインゲッコーは独立系最大で特異な企業となっています。最近ではさまざまな投資活動をしていることでも知られています。
同社はアジアで創業されて、またVCからの出資も受けていません。その特異な成長をどのようの遂げたか同社共同創業者のTM Lee氏の解説を紹介します。参照:(Twitter)
コインゲッコーはどのように成長をしたか
コインゲッコーは2014年に2名の創業者であるTM Lee氏とBobby Ong氏によってわずか100ドル(約1万700円)の資本金で創業されました。この時点で2人のどちらにとってもコインゲッコーはサイドプロジェクトでした。これはプレッシャーを軽減して、初期に持続性可能性を持たせるために役立ったといいます。
また、創業者2名は得意なことがそれぞれ別である点も重要だったと述べています。TM Lee氏は技術を担当して、Bobby Ong氏はビジネスを担当して分担ができたとしています。
このように2名で始まったビジネスに手応えがあるまで1年以上従業員は採用したなかったとされています。従業員への支払い給与は会社の最も大きなコストです。さらに従業員が少ないことによるメリットは少ない人数で工夫する習慣ができるという副産物もあるそうです。
また、共同創業者の2名は生活コストの安いマレーシアに在住しています。結果的に会社のバーンレート(会社の日々の支出)も緩やかになりビジネスの成功確率を上げます。
マレーシアは生活コストが安いにもかかわらず、アジアの暗号資産の中心地であるシンガポールに近い点でもメリットがあります。
彼らが外部出資を受けずに自分たちでビジネスをブートストラップしたことを誇りに思っているといいます。初期から持続可能なビジネスに真摯に向き合えて、長期的な成長をするために限定的なリソースで工夫をしなければいけないからです。
彼らは起業するのに、今の仕事を辞める必要もないし、シリコンバレーに行く必要もないし、VCも必要ない、正しいことを着実に実行するだけであると述べています。コインゲッコー創業者のストーリーは、小さく始める起業の勧めとして大変参考になると言えます。暗号資産業界で自分のビジネスを行いたいと考えている人は大いに参考になるのではないでしょうか。
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参照元:CoinChoice