カルダノ開発企業「Input Output Global(IOG)」に名称変更|アフリカ事業で進展も
カルダノ(Cardano/ADA)の開発を担当している「Input Output Hong Kong(IOHK)」の名称が『Input Output Global(IOG)』へと変更されたことが明らかになりました。IOGのアフリカ事業担当ディレクターであるJohn O’Connor(ジョン・オコナー)氏は2021年2月6日に行われたインタビューで『IOGがアフリカ政府との間で大規模な契約の最終段階に到達した』ということも報告しています。
こちらから読む:Linkin Parkシノダ氏、NFT形式の楽曲公開「暗号資産」関連ニュース
カルダノ開発企業「IOG」に名称変更
Input Output Hong Kong(IOHK)は「カルダノ(Cardano/ADA)」の開発を担当している企業であり、カルダノの創設者としても知られるCharles Hoskinson(チャールズ・ホスキンソン)氏がCEOが勤めています。
IOHKは今やカルダノコミュニティで広く知られる企業となりましたが、IOHKは現在その名称を『Input Output Global(IOG)』へと変更していると報告されています。IOGへの名称変更については2021年2月8日に「forum.cardano.org」でも質問が行われていましたが、この質問に対してアンバサダーであるZyroxa氏は『その通り、IOHKは名前をIOGに変更しました』と回答しています。
IOHKの公式サイトでは「IOHK」との表記が残っていますが、チャールズ・ホスキンソン氏のTwitterプロフィールは『CEO of IOG』に変更されており、IOGのアフリカ事業担当ディレクターであるJohn O’Connor(ジョン・オコナー)氏も2021年2月6日に行われたインタビューで名称変更を認めています。
アフリカ政府との契約の最終段階に到達
John O’Connor(ジョン・オコナー)氏はインタビュー動画の中で『IOGがアフリカ政府との間で大規模な契約の最終段階に到達した』ということを明かしています。この契約が完了すると、数百万人の人々がカルダノブロックチェーン関連のプラットフォームにアクセスすることができるようになり、同地域で10倍の改善がもたらされると伝えられています。
このプロジェクトにはエチオピアを含めたアフリカ大陸の複数の国が関与しているとのことで、全てが完了するまでには非常に長いプロセスが必要だと説明されています。オコナー氏によると、一連の取り組みは2021年2月末までに完了する予定となっており、完了後にはIOGによって毎月行われている進捗状況の発表で正式に発表されるとのことです。
なお、このプロジェクトはCardanoブロックチェーン技術を用いて開発された分散型IDソリューションである「Atala PRISM」の提供に焦点を当てたものだとされており、『Atala PRISMを使用すると個人データを安全に管理しながら、複数の組織とシームレスにやりとりすることができる』と伝えられています。
さらにIOGは『各通信事業者の顧客に”ADAを用いた支払い手段”を提供することも計画している』とも伝えられており、エチオピア・タンザニアに加えて「南アフリカ・ケニア・ナイジェリア」などの地域でもプロジェクトを展開して、第一段階で1億人のユーザーが獲得できる見込みだとも報じられています。
「エチオピア・タンザニア・南アフリカ・ケニア・ナイジェリア」という5つの重点国におけるプロジェクトが成功した後には、さらに15カ国のアフリカ諸国も巻き込んだプロジェクトが進められると報告されているため、2021年は「Hong Kong(香港)」から「Global(グローバル)」へと進化した『IOG』がアフリカ地域でさらに活躍していくことになると期待されます。
こちらの記事も合わせてどうぞ
2021年2月8日|カルダノエイダコイン(ADA)の価格
カルダノエイダコイン(Cardano/ADA)の価格は2021年1月初頭から順調に回復し続けており、先日7日には72円まで回復して時価総額ランキング”4位”を獲得しました。その後はやや下落したものの、依然として上昇傾向は続いており、2021年2月8日時点の価格は「1ADA=67.13円」で取引されています。
>>ADAを取り扱う暗号資産取引所「BINANCE」はこちら