ステラ(XLM)の価格上昇続く|リップル訴訟問題に伴う下落トレンドを脱出
ステラ(Stellar/XLM)の価格は2021年1月4日頃から急騰し、昨年11月末に記録した「1XLM=24円」付近まで回復してきています。米国証券取引委員会(SEC)がRipple社を提訴したことを受けてXRPとXLMの価格は急落していましたが、XRPが低迷を続ける一方でXLM価格は回復を続けています。
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XRPの価格低迷に反して「XLMの価格上昇」続く
ステラ(Stellar/XLM)の価格は米国証券取引委員会(SEC)がRipple社を提訴したことによるXRP価格急落につられて2020年12月24日には11円付近まで急落、その後の回復後も再び13円付近まで下落していましたが、2021年1月3日頃からは急速に上昇し始めており、記事執筆時点では「1XLM=21.74円」まで回復しています。
リップル(Ripple/XRP)が導入しているアルゴリズムをベースとしているXLMは「XRPに似た特徴を有する個人向け仮想通貨」としても知られており、価格面でもXRPに近い動きを続けていましたが、Ripple社に対する訴訟問題でXRP価格が低迷していることなどによって、XRPとXLMのチャートには違いが見られ始めてきています。
XRP価格は昨年末の急落以降20円台での低迷を続けていますが、XLM価格は2021円1月3日時点で下落トレンドを抜け出しており、現在は”XLM価格は上昇するが、XRP価格は上昇直後に再び急落する”という状態が続いています。
2020年11月6日〜2021年1月6日 XLM(左)とXRP(右)の1時間足チャート比較(画像:bitbank)
ステラ価格急騰、考えられる要因は?
XRPやRipple社に関しては今回の訴訟問題に関連した様々なネガティブニュースが連日報じられていますが、XLMやステラ開発財団は今回の訴訟の影響を受けていないため、XRPに投資していた投資家がXLMへと資金を移動している可能性もあると予想されます。
また、先日4日にはウクライナのデジタル改革省が中央銀行デジタル通貨(CBDC)の開発や仮想通貨エコシステムの構築に向けて「ステラ開発財団」との覚書に署名したことを発表しており、昨年はドイツの老舗銀行「Bankhaus von derHeydt」や、著名歌手AKON氏の仮想通貨プロジェクト「Akoin」などもXLMの技術を活用して仮想通貨を発行することを発表しているため、XLMは”技術採用”の面でも高く評価されていると考えられます。
Ripple社はXRPの約50%を保有していることなどで一部投資家から批判を受けていますが、ステラ開発財団は2019年11月5日にXLM供給量の約50%をバーン(焼却)しているため、通貨の管理状態の面でもXLMはXRPより高く評価されていると考えられます。
現在XLMは昨年11月末に記録した「1XLM=24円」付近まで回復してきているため、今後の下落・修正には警戒が必要ですが、記事執筆時点では上昇傾向を維持しているため今後の動きにも注目です。
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2021年1月6日|ステラ(Stellar/XLM)の価格
ステラ(Stellar/XLM)の価格は先日3日に12円付近まで下落して以降は急速に回復し続けており、2021年1月6日時点では「1XLM=21.74円」で取引されています。
2020年10月8日〜2021年1月6日 XLMの価格チャート(画像:CoinGecko)
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