Gaudiy(ガウディ)が人気漫画『約束のネバーランド』のブロックチェーンを活用したコミュニティサービス提供開始
Gaudiy(ガウディ)が人気漫画『約束のネバーランド』のブロックチェーンを活用したコミュニティサービス提供開始
株式会社Gaudiy(ガウディ)が週刊少年ジャンプで連載されていた人気漫画『約束のネバーランド』のブロックチェーンを活用したコミュニティサービスを提供開始したことを10月23日発表した。なおこの『約束のネバーランド』公式コミュニティ「みんなのネバーランド」は既に10月2日より開設、運用を開始しているとのことだ。
さらに今回ガウディは、同社が新たに提供を開始したブロックチェーンを活用したID管理システム「Gaudiy-DID System」を活用した取り組みについても検討を開始するとのこと。「Gaudiy-DID System」は既に大手ゲームIPでも導入されており、現在複数社と活用に向けた検討を進めているとのことだ。
ガウディが提供する「Gaudiy-DID System」はブロックチェーン上で構築された分散型アイデンティティ(DID:Decentralized Identity)を利用することで、これまでの中央集権的に管理されたIDとは異なり個人情報を企業ではなくユーザー自身が管理することが可能になるとのこと。「Gaudiy-DID System」と秘密鍵を簡単に扱えるウォレット機能を組み合わせることで低コストに情報の連携が実現するとのことだ。
ガウディは「Gaudiy-DID System」を提供する背景として、異なる企業が運営するプラットフォームを通して消費者へ提供されるIPコンテンツビジネスにおいて、システムの開発コストやユーザーの個人情報を扱うセキュリティ面の対策コストなど「サービス間の連携コストの高さ」があり、各企業やサービスで連携した価値提供を行うことが難しく顧客接点を持つプラットフォームやサービス単体で取得データを元にした個別最適な価値提供に留まってしまっていると説明している。そこで「Gaudiy-DID System」を活用することで、これらコストを大幅に削減し、関連サービス全体の継続的な連携を支援するとのこと。それによりこれまでのアニメ、ゲーム、マンガなど単体でのサービス提供から、IPコンテンツを中心とした横断的な顧客体験の提供を実現するとのことだ。
編集部のコメント
株式会社Gaudiy(ガウディ)は2018年5月に設立されたブロックチェーン関連企業です。自律分散型コミュニティプラットフォーム「Gaudiy」の開発や、過去には株式会社LIXILや博報堂、毎日新聞社とブロックチェーンに関する共同実験を行っています。
ガウディが今年7月に発表した取り組みとして、マンガアプリ「GANMA!(ガンマ)」を手がけるコミックスマート株式会社と業務提携し、ブロックチェーン技術を利用したユーザーがデータを所有することのできる新しい電子書籍事業を共同で推進することを発表しています。この事業ではデータの不正コピーを防止しつつ、ユーザーが電子書籍自体の所有権を持つことを実現するために、ブロックチェーン技術を利用して自律分散型の流通システムを構築・提供をするとのことです。
コメント:大津賀新也(あたらしい経済)
(images:iStock/antoniokhr)
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