玉帳は本当に役に立つの? ・・・誰もが持つ疑問と本当の使い方
2020-07-29
玉帳は只の収支明細・・・だと思っていませんか?実は私もそう思っていた時期があります。本当はそんなものではないんです。玉帳は、しっかりと活用すれば運用技術を高めていける売買道具なのです。この記事では、その辺についてまとめています。玉帳は役に立たない?場帳・グラフは記入するけど、玉帳はFX会社の取引記録で代用している。読者の中にも、こういう方は要るかもしれません。売買収支を記入するために、玉帳などという特別な帳簿を作る必要なない。そんな手間と費用は勿体ないという考え方が根底にあるようです。この考えには一理あります。玉帳に持ちがちな一般的なイメージ日々の「売り」「買い」の売買判断に直接関係ない。ただの売買記録にすぎない。記入したからといって利益が増えるわけでもない。はっきりと書いてしまえば・・・・・「玉帳って、何かの役に立つの?」・・・こう思いたくなるのです。どうも、玉帳記入は軽く見られがちなところがあります。師匠林輝太郎の著書でも「玉帳は必須の売買道具」と書かれてはいます。でも、玉帳がどうして大切なのかに触れている部分が少ない気がします。「場帳・グラフ・玉帳が大切」という導入部分のことは、随所で触れられています。 ですが、実際の書き方や日々の注意点についての記述は少ないのです。 なんでもっと書かなかったんだろうな?先生も、そんな重視してなかったってことだったりして・・・ 重視してなかったということはありませんね。この理由はブログやメルマガを書き始めてわかった気がするんです。ブログやメルマガ書いていて実感したのですが、場帳やグラフなどの売買道具について詳しく書くと、アクセスや読者数が大きく減ることがよくあります。これって・・・多くの読者からすると・・・「それ興味ない・面白くない」って・・・ことなんですよね。興味を持ってもらえなければ、当然実践もしません。なので、師匠林輝太郎としては「読者に興味を持ってもらって行動してもらおう!」・・・というところに注力せざるを得なかったという気がします。実際、私自身も、「玉帳はただの記録」という思っていた時期があります。その頃は、玉帳記入も適当でした。あとで数ヶ月分まとめて書くこともよくあったのです。でも、その考えは今はありません。それは、「玉帳は投資家を飛躍させる力がある」と実感するようになったからです。「玉帳を活用するようになって利益も増やせる」今の私は、そう感じています。玉帳は利益を増やすための道具「うねり取り」や「サヤ取り」などで、林輝太郎の著書をもとに運用している投資家には、必須となる売買道具が決まっています。「場帳」「グラフ」「玉帳」「相場ノート」などです。私なりに、それぞれの役割を整理するとこうなります。売買道具 それぞれの役割場帳・グラフは、売買判断に使うもの相場ノートは、日々の気づきを記入する玉帳は、売買の長所や欠点をみつけだすものこのサヤ取りでは「グラフ」は今のところ使用していませんが、他の売買道具のその役割は同じです。玉帳は、「過去の売買記録」です。場帳・相場ノートと一緒に活用することで、「過去の売買記録」はその価値を数倍に高めます。他の帳簿をみながら当時の売買状況を振り返ってみると、いろんなことが見えてくるんです。例えば、「売買が早い」といった売買のクセです。よくあるクセ:仕掛けが早いことが多いので、含み損が大きくなって苦しむことがよくある。私以外でも、これで悩んでいる方は多いはずです。こういうクセを直すのは、なかなか難しいんです。頭ではわかっていることも多いのですが、「次はうまくできるだろう」なんて漠然と思っているので、一生直らないわけです。こういう時に大きな力を発揮するのが「玉帳」です。場帳をみながら、玉帳を見直し「具体的にどうすれば良いか」と考えていくことで、その人なりの対策がでてきます。対策が打てるようになれば、売買の悪いクセを直していけます。無論、1回や2回の対策できっちり直らないものだってあります。それでも、定期的に玉帳を見ながら売買を振り返ってくようになれば、売買の度に意識していくようになります。こういう作業が習慣となれば、なかなか直せない悪いクセもだんだんと改善させていけるようになります。この習慣は、そのまま利益増にもつながっていくものです。玉帳をつけ始めたら、ただの「売買記録」では終わらせずに、自分の売買を改善する道具としても使っていくことをおすすめいたします。次回、私がどのように使っているのかについて書かせて頂きます。
参照元:お気楽FX 相場生活入門編