勝つために情報収集・ニュース分析しない・・という意味【NYダウー日経225サヤ取り】

NYダウー日経225サヤ取りの特徴その4は、「過大な周辺知識と努力を必要としない」です。つまり、「日々の情報収集・ニュース分析はしなくて良い」という意味です。その方がストレス少なく儲かるんです。とはいうものの、最初は抵抗がある部分です。今回の記事が、理解の一助になればと思います。NYダウー日経225サヤ取りの特徴その4:過大な周辺知識と努力を必要としない。NYダウー日経225サヤ取りでは、ニュース分析やチャート分析をする必要はありません。この運用法の教科書本「株式サヤ取り教室」においても、こう書かれています。もっぱら「技術的要素」のみであるから、市況分析や会社業績の調査のような知識や労力や、景気動向を論じる無駄な時間を必要としない。一般的な投資運用の常識からいけば、「米国の状況」「日本の状況」や「経済指標の動向」更には「新型コロナウイルスの影響」などを日々チェック分析していくことは必須と思われるかもしれません。 そんなの当然だろ! そこに気合い入れないでどうやって儲けるんだ! でも、要らないんです。NYダウー日経225サヤ取りで見るべきは、「NYダウと日経225の価格差(サヤ)」のみだけで良いのです。ここ、「本当なの?」と思いたくなる部分なんですよね。本当に情報収集は要らないのか?ここを不安に思われる方は、相当多いです。実際のところ、私にNYダウー日経225サヤ取りでのポジション取りについて質問される方は、ほとんどが以下のような感じの文章になります。日本の先行きは・・・・先日の米国雇用統計は・・・・で、経済の先行きが・・・・。為替市場は・・・・に動きそうなので、ここで、仕掛けるサヤ取りはどうすべきですか?こんな感じの内容です。考えて欲しいのは、ここよりも以下のような部分なんです。場帳をみると、1カ月前のサヤは4300だった。2週間前は、3500まで縮小している。1週間前は、3800だ。本日のサヤは、3900となっている。そろそろ縮小しそうなので、「縮小狙いの仕掛け」を入れようと思う。この中には、「日本の株価」や「米国の指標」などは、全く入っていません。日々のサヤ変動だけで、次の仕掛けをどうするかを考えているだけです。これで、いいんです。ただ、私がこのサヤ取りで一つだけ意識しているとこがあります。それは、「日米の成長力格差」です。5年・10年先と長期間での経済成長でみた場合、米国の方が成長力は大きいだろうと思っています。この部分は、長期間でみれば株価にも反映されていくところです。つまり、「日本と米国の株価差(サヤ)は、数年単位でみれば着実に拡大していくだろう」という見通しを持っています。この部分を意識しているせいか、ポジションは「拡大狙いの仕掛け」が多くなる傾向があります。もしかしたら、これもニュース分析や情報収集などと同様に、サヤ取りにとっては余計な事の一つなのかもしれません。現実的には、数ヶ月単位の売買が多いので、ここを意識する必要もないかもしれないからです。 ここが本当に不必要かどうかは、私自身の課題でもあります。最初は不安になるが、実際にやってみると・・・情報収集や分析をする必要がないというのは、最初のうちは不安になるところです。多分、その気持ちのままでは売買するのが不安になるでしょう。そういう時は、売買などせずに場帳記入だけを続けていくと良いです。場帳記入をしながら「情報収集などでサヤ変動を予想」したり「情報収集などせずにサヤ変動だけを見る」など、ご自身で試行錯誤してみるということです。こうすれば、1円も失うことなく、サヤ取りの予備練習ができます。場帳記入を続けていくと、ここで書いていることが分かってくるだろうと思います。「本当に要らないんだ」これが実感できるはずです。実感出来たら、ポジションを持てば良いです。情報収集や分析などをしない売買というのは、慣れてくると心理的なストレスを減らす効果もあります。まず、気分もよくなってきます。心のつかえがとれたような感じになるかもしれません。経済ニュースなどを気にするストレスが減ることで、気分が良くなる感覚を持つ方は多いんです。私も、そういう感覚を経験したことがあります。それまでは、株式投資やFXでは、日々のニュース分析や新聞をしっかり読むことは必須だと思っていたのですが、そんな事をしなくても利益を出せるようになれる。こういう自信が持てたときは、心の中では「別の次元の投資家になれたのかも」なんて気持ちにもなれます。読者歴の長い方はご存じの方も多いですが、私は日々の情報収集やニュース分析は基本的にしません。テレビは見ていませんし、新聞も数年前よりとらなくなりました。それでも、投資行動や成績には全く影響はないのです。トレードのための時間は、1日数分で良い情報収集・ニュース分析をせずに勝つためにしていることは、毎日の場帳(バチョウ)記入です。日々のNYダウと日経225の値と価格差(サヤ)を記入することで、売買判断をしています。これだけなので、記入する時間は1日1分程度です。あとは、売買をするたびに玉帳(ギョクチョウ)記入をするだけです。このサヤ取りは、これらの作業だけで利益を出しています。放ったらかしの売買ではありませんが、手間はかかっていないのです。

参照元:お気楽FX 相場生活入門編

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