Huawei(ファーウェイ)と中国深セン南山地区が新技術活用で契約合意

Huawei(ファーウェイ)と中国深セン南山地区が新技術活用で契約合意

Huawei Technologies(ファーウェイテクノロジーズ)が、モデルチップセットの生産拠点に都市を変形させる試みで中国南部の広東省の深セン南山地区政府と、産業のデモンストレーションゾーンを構築するための合意書に署名したことをGlobal Timesが報じた。

この協定でファーウェイと南山地区は新世代技術イノベーションセンターを設立し、ブロックチェーン、人工知能、ビッグデータ、5Gなどの技術応用を共同で加速させていくとのこと。

そしてファーウェイと南山地区は特にフィンテック領域での技術応用に注力していくとのこと。インフラストラクチャとしては、ファーウェイ社が独自に開発する独自のサーバー向けARM CPU(Central Processing Unit)である「Hauwei Kunpeng(ファーウェイ・クンペン)」を利用して、両者は銀行、保険、証券、第三者決済機関など主要な金融アプリケーションの開発を推進していく。

南山区党委員会の王強(ワン・ジャン)書記は「今回の合意は、革新的な技術地区である南山区の経済成長に欠かせないものです。 ファーウェイは、企業が持つアプリケーション開発の障壁を取り除き、産業を生み出し、人材を集め、国家と共にあたらしいHauwei Kunpengエコシステムを構築するような努力を通じて、グローバル産業と技術の優位性を発揮することが期待されています」とGlobal Timesにコメントしている。

ファーウェイのインテリジェントコンピューティング事業部の社長である馬海秀(マ・ハイク)氏は「ファーウェイはコンピューティングアーキテクチャの革新に注力し、KunpengプロセッサとShengteng AIプロセッサでコンピューティング業界の中核的な競争力を構築しています。

そして、デジタル経済のための強力なセキュリティを提供するハードウェアとソフトウェアのオープンソースを介してKunpengエコシステムを開発しました。今回の協定によって深センの新世代のIT開発を加速し、さらには国家のベンチマークとなる重要な金融エコシステムの構築へ役立てられます」とコメントした。

編集部のコメント

南山地区がある深セン市とファーウェイは、2019年9月に異なる協定を締結しています。

中国は深セン市をサーバーチップ(プロセッサー)産業のための実証エリアとし、最先端のコア技術、豊富なアプリケーションシナリオ、強力な産業競争力がある街へと進化させてきました。 プロセッサーは、マウス、キーボード、ハードディスク、メモリーなどの周辺機器からデータを受け取り、コンピューターで内制御・演算をし、出力していく役割があります。

実際にプロセッサーはコンピューターの性能を大きく分ける非常に重要な要素です。これまでインテル社とARM(アーム)社がプロセッサー産業を牽引してきました。 一方Hauweiはその2社に対抗し、独自OSを活かしながら5G時代に必要なプロセッサーを開発してきました。

5G時代に必要なプロセッサーの要素として考えられうるのは「より素早い処理、安全なデータ送受信プロセス」の2つです。これら2つは今の金融業界に必要な要素で、その導入を進めるための非常に大きな協定同意ではないかと、あたらしい経済編集部は考えています。

コメント:竹田匡宏(あたらしい経済)
イメージ:NatanaelGinting,-liuzishan

参照元:ニュース – あたらしい経済

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