コラム:トランプ砲が「パウエル・プット」効果を粉砕 米中泥沼化のリスク
2019-08-02
対中関税の第4弾という「トランプ砲」がさく裂し、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ期待で株価を支援する「パウエル・プット」の効果が大幅に減殺された。米中経済戦争がどこまで泥沼化するのか不透明感が強まっており、「利下げ」という正統的な政策手段が効きづらい状況になっている。中国依存度の高い企業が相対的に多い日本経済にとって、「パウエル・プット」効果のはく落は、米国よりも打撃が大きくなると懸念される。
参照元:ロイター: トップニュース