石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「ＯＰＥＣプラス」は９日に予定される会合で、米国の参加を条件に減産で合意する公算が大きいことが６日、複数のＯＰＥＣプラス関係筋の話で明らかになった。

新型コロナウイルスの感染が早い段階で拡大していたイタリア北部のベネト州で６日、新型コロナに対する抗体の有無を判別する抗体検査が医療従事者を対象に開始された。

英首相官邸は６日、新型コロナウイルスに感染し５日に入院したジョンソン首相（５５）の症状が悪化し、集中治療室（ＩＣＵ）に移されたことを明らかにした。首相は意識があるが、人口呼吸器が必要になった場合の予防的措置だと説明した。

世界保健機関（ＷＨＯ）は６日、新型コロナウイルス感染拡大抑制に一般市民が医療用マスクを着用すれば、第一線で患者の治療に当たっている医療関係者向けの防護具不足が悪化するとの懸念を示した。

米ニューヨーク、ニュージャージー両州の知事は６日、新型コロナウイルス危機が安定期に差し掛かりつつある可能性を示す初期の兆候が見られると述べた。しかし、全米での新型コロナ感染症による死者は１万人を突破し、予断を許さない状況が続いている。

カナダ・オンタリオ州のフォード首相は６日、米国が週末に新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた医療用マスク３００万枚の輸出を阻止したと批判した。

米銀最大手ＪＰモルガン・チェースのダイモン最高経営責任者（ＣＥＯ）は６日、今年は「深刻な景気後退」に陥るとの見方を示した。新型コロナウイルスの危機が悪化すれば配当を停止する可能性があると述べた。

国際通貨基金（ＩＭＦ）は６日、新型コロナウイルスの発生源となった中国で限定的ではあるが経済に回復の兆しが見られ、希望を与える内容だと述べた。ただ、中国やその他の国でパンデミックが再発する可能性を除外できないとした。

米国家経済会議（ＮＥＣ）のカドロー委員長は６日、政府は新型コロナウイルス感染拡大による経済的影響に対処する米国債発行の可能性を討議していると明らかにした。

ロイターの算出によると、米国内の新型コロナウイルス感染症による死者が６日、１万人を突破した。
米国の死者数は、イタリアの約１万６０００人、スペインの約１万３０００人に次いで、世界で３番目に多い。