8月31日のビットコインは、若干のプラスで取引している。過去24時間で2％上昇し、9630ドル付近で推移している。ただ、29日の急落以降、弱気な見方をするアナリストは多いので、警戒が必要かもしれない。

ビットコインのライトニングネットワークのセキュリティー面でいくつかの脆弱性が見つかったとビットコイン開発者のラスティー・ラッセル氏が30日にツイートした。資金喪失につながる可能性があるという。

メッセージアプリ大手のテレグラムが9月1日に分散型ネットワークプロジェクト「テレグラム・オープン・ネットワーク（TON）」の公開テストを開始する予定だ。ロシアニュースサイトVedomostiが非公開のテスト参加企業関係者の話として報じた。

ビットコイン史上で最悪の月と言われている8月。現在、8月は5％近くの下落で推移しており、過去10年間の平均リターンであるマイナス14％よりはマシなペースとなっている。ただ、29日の急落の傷は癒えておらず、プラス転換でのフィニッシュは難しそうだ。

香港でのデモの激化とビットコインの関係が注目されているが、香港ビットコイン協会（The Bitcoin Association of Hong Kong）のレオ・ウィース会長は、資本規制への懸念からビットコインを買う人は増えていると述べた。30日にコインテレグラフ日本版の取材に答えた。

金融庁は、30日、「令和2年度（2020年4月～2021年3月31日）の機構・定員、予算要求」の中で、仮想通貨（暗号資産）関連の人員の増強を要求した。