ビットコインバブルが弾けて米ドルは底打ち!? 複数サイン点灯、確証は今晩雇用統計後! ブログ

ビットコインバブルが弾けて米ドルは底打ち!? 複数サイン点灯、確証は今晩雇用統計後!

■米ドル安一服の気配、底打ちのサインも点灯! 米ドル安一服の気配が出ている。

 ジャクソンホール会議で米ドル安が一段と進み、今週火曜(8月29日)の朝、北朝鮮のミサイル発射でピークに達したが、当日反転してきた。ドルインデックスも米ドル/円も、まだ初歩的な段階にすぎないが、底打ちのサインが点灯していることは見逃せない。

ドルインデックス 4時間足(出所:Bloomberg)

米ドル/円 4時間足(出所:Bloomberg)

 実際、8月29日(火)の北朝鮮の挑発は、まったく想定されなかったサプライズではなかったものの、日本上空(と言っても宇宙空間)を通過し、事前通告なしだったのは19年ぶりの出来事でもあったので、やはり、それなりのショックをもたらした。

 いつもの反応パターンである「有事の円買い」、そして、最近の反応パターンである「有事の米ドル売り」が見られたのも自然の成り行きと思われ、さらにこれが進んでいくだろうと思われた。

 ゆえに、8月29日(火)当日、米ドル/円は8月安値を再更新してから一転して大幅反騰、また、ユーロ/米ドルは高値更新してから一転陰線で引けたことが、多くの市場参加者にとってややサプライズであったのではないかと思う。

米ドル/円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)

ユーロ/米ドル 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 4時間足)

 筆者は8月29日(火)当日、ユーロの頭打ち、すなわち米ドル全体下げ一服の可能性を警戒していた。8月29日(火)18時に配信したレポートの一部は以下のような内容だった。

ユーロ/ドルは1.2関門を乗せ、ブルトレンドの一段高を示唆している。ユーロの強気一辺倒、ドル全体の弱気一辺倒を意味しているが、ドルインデックスの日足を見る限り、強気ダイバージェンスのサインが煮詰まりつつあることが分かる。

言ってみれば、年初来ドル全体の下落はすでに最終段階におり、対応してユーロ/ドルの上昇も最終段階に入っている。従って、ユーロ/ドルのオーバーボート、またRSIが示している弱気「ダイバージェンス」の築が「ホンモノ」のサインとなり、これからユーロの上値余地を限定しよう。

実際、目先の高値トライがすでに上値ターゲットを達成したか、上値ターゲットに近づいている。1.2077は目先の上限、更なる高値トライがあっても、またオーバーボートの極みで1.2160までの「行き過ぎ」も考えられるが、調整なしの直進はなかろう。いずれにせよ、強気一辺倒の目下だからこそ、頭打ちの可能性を警戒しておきたい。

 8月29日(火)当日、ユーロ/米ドルの高値は17時過ぎに付けた1.2070ドルだった。その後反落し、「塔婆」風陰線を引き、そして8月30日(水)は続落した。

ユーロ/米ドル 日足(クリックで拡大)(出所:FXブロードネット)

 8月28日(月)から「宵の明星」を形成していたのは、上のチャートに示したとおりだ。RSIのダイバージェンスのサインが点灯し、やっと効いてきたといえる。

■米ドル底打ちを見込んでいた、いくつかの判断基準 ところで、時間の制限で当日のレポートに書き尽くせなかったことも多かった。詰まるところ、オシレーター系指標のダイバージェンスのサインが煮詰まりつつあるからと言って必ず効いてくるとは限らないから、当然のように、判断の基準はそれだけではなかった。

 ユーロ/米ドルの頭打ち、すなわちドルインデックスの底打ちを見込んでいたポイントは、以下に挙げたようにいくつかあり、また、そちらの方がより重要であった。

 まず、ユーロ/米ドルのロングポジションは過大に積み上げられ、直近のCFTC(米商品先物取引委員会)統計では6年ぶりの水準に膨らんでいたこと。

 次に、ジャクソンホール会議で欧米とも金融政策に関する示唆がなかったものの、ユーロは惰性的に買われていたこと。

 最後に、地政学リスクの浮上で、行きすぎた市況が一段と増していたこと、である。

 言い換えれば、北朝鮮のミサイル発射はサプライズだったとはいえ、その効果を最大限に織り込み、行きすぎの上にさらに行きすぎていたのが当日(8月29日)の市況だったので、いったん修正される公算もかなり高かった。ドルインデックスがほぼ一本調子の下落で、一時、2016年安値を割り込んでいたことも大きなサインであった。

 ここで強調したいのはジャクソンホール会議中、また、その後の米ドル売りの進行だ。前述のように、これは理由のない惰性的な米ドル売りなので、トレンド進行の強さが示された一方、トレンドの行きすぎ、また、クライマックスに近いことを示唆するサインであった。

 よって、地政学リスクの浮上でトレンドをさらに押し進めていく市況自体がクライマックスであり、そのため偏ったポジションの利益確定につながったわけだ。

 米ドル/円の状況は、ユーロ/米ドルほどではないとしても…
ビットコインバブルが弾けて米ドルは底打ち!? 複数サイン点灯、確証は今晩雇用統計後! ブログ

ビットコインバブルが弾けて米ドルは底打ち!? 複数サイン点灯、確証は今晩雇用統計後!

■米ドル安一服の気配、底打ちのサインも点灯! 米ドル安一服の気配が出ている。

 ジャクソンホール会議で米ドル安が一段と進み、今週火曜(8月29日)の朝、北朝鮮のミサイル発射でピークに達したが、当日反転してきた。ドルインデックスも米ドル/円も、まだ初歩的な段階にすぎないが、底打ちのサインが点灯していることは見逃せない。

ドルインデックス 4時間足(出所:Bloomberg)

米ドル/円 4時間足(出所:Bloomberg)

 実際、8月29日(火)の北朝鮮の挑発は、まったく想定されなかったサプライズではなかったものの、日本上空(と言っても宇宙空間)を通過し、事前通告なしだったのは19年ぶりの出来事でもあったので、やはり、それなりのショックをもたらした。

 いつもの反応パターンである「有事の円買い」、そして、最近の反応パターンである「有事の米ドル売り」が見られたのも自然の成り行きと思われ、さらにこれが進んでいくだろうと思われた。

 ゆえに、8月29日(火)当日、米ドル/円は8月安値を再更新してから一転して大幅反騰、また、ユーロ/米ドルは高値更新してから一転陰線で引けたことが、多くの市場参加者にとってややサプライズであったのではないかと思う。

米ドル/円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)

ユーロ/米ドル 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 4時間足)

 筆者は8月29日(火)当日、ユーロの頭打ち、すなわち米ドル全体下げ一服の可能性を警戒していた。8月29日(火)18時に配信したレポートの一部は以下のような内容だった。

ユーロ/ドルは1.2関門を乗せ、ブルトレンドの一段高を示唆している。ユーロの強気一辺倒、ドル全体の弱気一辺倒を意味しているが、ドルインデックスの日足を見る限り、強気ダイバージェンスのサインが煮詰まりつつあることが分かる。

言ってみれば、年初来ドル全体の下落はすでに最終段階におり、対応してユーロ/ドルの上昇も最終段階に入っている。従って、ユーロ/ドルのオーバーボート、またRSIが示している弱気「ダイバージェンス」の築が「ホンモノ」のサインとなり、これからユーロの上値余地を限定しよう。

実際、目先の高値トライがすでに上値ターゲットを達成したか、上値ターゲットに近づいている。1.2077は目先の上限、更なる高値トライがあっても、またオーバーボートの極みで1.2160までの「行き過ぎ」も考えられるが、調整なしの直進はなかろう。いずれにせよ、強気一辺倒の目下だからこそ、頭打ちの可能性を警戒しておきたい。

 8月29日(火)当日、ユーロ/米ドルの高値は17時過ぎに付けた1.2070ドルだった。その後反落し、「塔婆」風陰線を引き、そして8月30日(水)は続落した。

ユーロ/米ドル 日足(クリックで拡大)(出所:FXブロードネット)

 8月28日(月)から「宵の明星」を形成していたのは、上のチャートに示したとおりだ。RSIのダイバージェンスのサインが点灯し、やっと効いてきたといえる。

■米ドル底打ちを見込んでいた、いくつかの判断基準 ところで、時間の制限で当日のレポートに書き尽くせなかったことも多かった。詰まるところ、オシレーター系指標のダイバージェンスのサインが煮詰まりつつあるからと言って必ず効いてくるとは限らないから、当然のように、判断の基準はそれだけではなかった。

 ユーロ/米ドルの頭打ち、すなわちドルインデックスの底打ちを見込んでいたポイントは、以下に挙げたようにいくつかあり、また、そちらの方がより重要であった。

 まず、ユーロ/米ドルのロングポジションは過大に積み上げられ、直近のCFTC(米商品先物取引委員会)統計では6年ぶりの水準に膨らんでいたこと。

 次に、ジャクソンホール会議で欧米とも金融政策に関する示唆がなかったものの、ユーロは惰性的に買われていたこと。

 最後に、地政学リスクの浮上で、行きすぎた市況が一段と増していたこと、である。

 言い換えれば、北朝鮮のミサイル発射はサプライズだったとはいえ、その効果を最大限に織り込み、行きすぎの上にさらに行きすぎていたのが当日(8月29日)の市況だったので、いったん修正される公算もかなり高かった。ドルインデックスがほぼ一本調子の下落で、一時、2016年安値を割り込んでいたことも大きなサインであった。

 ここで強調したいのはジャクソンホール会議中、また、その後の米ドル売りの進行だ。前述のように、これは理由のない惰性的な米ドル売りなので、トレンド進行の強さが示された一方、トレンドの行きすぎ、また、クライマックスに近いことを示唆するサインであった。

 よって、地政学リスクの浮上でトレンドをさらに押し進めていく市況自体がクライマックスであり、そのため偏ったポジションの利益確定につながったわけだ。

 米ドル/円の状況は、ユーロ/米ドルほどではないとしても…
独国民の大半、ブレグジットは英EU双方にマイナスと予想=調査 News

独国民の大半、ブレグジットは英EU双方にマイナスと予想=調査

[ベルリン 1日 ロイター] - ドイツ国民の3分の2は英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)がEUにマイナスの結果をもたらすとみており、長期的にプラスだとみている国民の割合は2割にとどまっている。調査会社Forschungsgruppe WahlenがZDFテレビの委託で行った世論調査で判明した。

金融庁、銀行カードローンで立ち入り検査 総量規制には慎重論 News

金融庁、銀行カードローンで立ち入り検査 総量規制には慎重論

[東京 1日 ロイター] - 金融庁は、足元で残高が増えている銀行カードローンについて、実態把握のために立ち入り検査を行なうと発表した。専用ホットラインで利用者からの情報も受け付ける。問題のある銀行にはカードローンに関する業務運営の適正化、審査の厳格化を促す方針。法曹界や政界からは総量規制の導入を求める声が出ているが、金融庁内には慎重な意見が目立つ。

来週はECB理事会でQE終了のヒントが出るかに注目 News

来週はECB理事会でQE終了のヒントが出るかに注目

[東京 1日 ロイター] - 来週の外為市場では、7日に予定される欧州中央銀行(ECB)の理事会が注目される。ECBのドラギ総裁が量的緩和(QE)の終了時期や具体的な手法についてヒントを提供すれば、一段のユーロ高が見込まれる。この場合、円はユーロ/円の上昇による円安と、対ユーロでのドル安のあおりの綱引きとなって方向性が出にくく、最近のレンジ内に留まりそうだ。

来週の日本株は値固め、リスク要因が残る中で個別物色は継続 News

来週の日本株は値固め、リスク要因が残る中で個別物色は継続

[東京 1日 ロイター] - 来週の東京株式市場は、値固めの動きとなりそうだ。北朝鮮情勢や米国の債務上限問題などのリスク要因が消えないことに加え、欧米の金融政策にも不透明感がある。米金利が上昇しない環境の中では、大型株主導による日経平均の上値追いには限界がある。一方、日本株のバリュエーションに割高感はなく、不測の事態がなければ売り込む要素も乏しい。好業績株や材料性のある銘柄を個別物色する展開が予想される。

ユニー・ファミマ、金融関連ビジネスを強化 伊藤忠と協力 News

ユニー・ファミマ、金融関連ビジネスを強化 伊藤忠と協力

[東京 1日 ロイター] - ユニー・ファミリーマートホールディングス は1日、伊藤忠商事 と協力し、金融関連ビジネスを強化すると発表した。ファミリーマートが保有する「ファミマ・ドット・コム」株をユニー・ファミマに移管し、社名を「UFI FUTECH」(ユーエフアイ・フューテック)とする。出資比率は、ユニー・ファミマが72.33%、伊藤忠商事が27.67%。社長は、沢田貴司ファミリーマート社長が兼務する。