焦点:米デフォルトリスク、トランプ政権の混乱で「正夢」も News

焦点:米デフォルトリスク、トランプ政権の混乱で「正夢」も

[東京 18日 ロイター] - 米政府の債務不履行(デフォルト)リスクに対し、金融市場の懸念が表面化しつつある。資金手当てができている9月末までに米議会が債務上限の引き上げを承認するのか、予断を許さない情勢になっているためだ。背景にはトランプ政権の迷走もあり、世界最大の米国債保有国である中国と日本が利払いを受けられないという「悪夢」が「正夢」になる可能性を、頭ごなしには否定できない。

コラム:米朝リスク緩和でも消えない円高サイン=亀岡裕次氏 News

コラム:米朝リスク緩和でも消えない円高サイン=亀岡裕次氏

[東京 18日] - 8月11日に108円台まで下落したドル円が、一時110円台後半へと反発した。「決定を下す前に米国の行動を注視」「危険な軍事衝突回避に向け米国は正しい選択をすべき」といった金正恩朝鮮労働党委員長による発言が報道されたことを受け、北朝鮮がグアム近海に向けてミサイル発射する可能性は低いとの見方が強まったことが一因となった。

日米経済対話前に麻生副総理が訪米へ、9月上旬に非公式会談=政府筋 News

日米経済対話前に麻生副総理が訪米へ、9月上旬に非公式会談=政府筋

[東京 18日 ロイター] - 日米両政府は、10月中旬に予定している日米経済対話を前に、麻生太郎副総理兼財務相とペンス米副大統領の会談を開く方針だ。複数の政府関係者が18日、明らかにした。今回の会談は非公式との位置付けで、両政府は9月5日か6日に米国で開催する方向で調整に入った。

来週は米政権の混乱と北朝鮮リスクで一段のドル安も News

来週は米政権の混乱と北朝鮮リスクで一段のドル安も

[東京 18日 ロイター] - 来週の外為市場でドル/円は、下値リスクが意識されている。トランプ米政権の混乱が深まる中、米株式市場が軟調に推移すればリスク回避が広がり、円やスイスフランなど逃避先通貨の買いが進みそうだ。また、北朝鮮情勢への懸念が拭えず、地政学リスクも円への逃避買いを招きやすい。

日経平均は3日続落、米政治不安などで日経平均は3カ月半ぶり安値 News

日経平均は3日続落、米政治不安などで日経平均は3カ月半ぶり安値

[東京 18日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は大幅に3日続落した。終値は節目の1万9500円を割り込み、5月2日以来約3カ月半ぶりの安値で引けた。米政治不安やスペインでのテロとみられる車両突入事件などを受け、外部環境への懸念が高まった。為替が1ドル109円台前半まで円高に進み、主力輸出株は総じて軟調だった。後場は日銀ETF(上場投信)買いの期待もあったが、指数を押し戻す力はなかった。今週末の海外情勢も不透明との見方から、リスク回避の売りやポジション調整売りが出て終日軟調な展開だった。

ドル109円前半で上値重い、米政治リスクを警戒 News

ドル109円前半で上値重い、米政治リスクを警戒

[東京 18日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル安/円高の109.32/34円だった。株安を眺めて上値の重い展開が続いた。前日海外市場で、スペイン東部バルセロナの車両突入事件で死者が出たとの報道や、ゲーリー・コーン米国家経済会議(NEC)委員長の辞任観測などを受けてドルが売られた流れを引き継いだ。

今夜の注目材料は? ブログ

今夜の注目材料は?

東京市場のドル/円は、日経平均が下げ幅を拡大する中で一時109.20円台まで下落しました。欧米市場に入る前に注目イベントを確認しておきましょう。

8/18(金)
18:00  ユーロ圏6月建設支出
21:30  加7月消費者物価指数
23:00  米8月ミシガン大消費者信頼感指数・速報
23:15  カプラン米ダラス連銀総裁、講演
--:--  NAFTA再交渉の第1回会合(~20日)
※☆は特に注目の材料

米国で目玉となる経済イベントは見当りません。ただ、昨日スペインで発生したテロの影響に加え、北朝鮮情勢に対する不透明感もあり、市場のセンチメントはリスク回避の動きに傾きやすくなっています。トランプ米大統領の政策遂行能力が懸念されている事も、ドル/円相場の上値を抑えています。これらが引き続き材料視されるか、欧米株価や米長期金利に注目です。

その他、カナダで7月消費者物価指数が発表されます。事前予想は前月比±0.0%、前年比+1.2%となっています。
 
来週の日本株は弱含み、米政治不安が懸念材料 ジャクソンホール会合に注目 News

来週の日本株は弱含み、米政治不安が懸念材料 ジャクソンホール会合に注目

[東京 18日 ロイター] - 来週の東京株式市場は、弱含みとなる見通しだ。週後半の米ワイオミング州ジャクソンホールでの経済シンポジウムが最大の焦点となる。だが、トランプ米大統領の2つの助言組織が解散するなど米政治情勢が混乱しており、展開次第では一段の円高・株安もあり得る。半面、好業績・割安株の見直し買いが見込め、相場の下支えとなりそうだ。