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中曽日銀副総裁、追加緩和判断で3つのポイント提示 物価基調は改善

[秋田市 9日 ロイター] - 日銀の中曽宏副総裁は9日、秋田市内で会見し、追加緩和を判断する際には、所得から支出への好循環や賃金の上昇、緩和的な金融環境の維持という3つがポイントになると語った。日銀が重視する物価の基調は改善を続けているとし、企業の前向きな価格設定スタンスも維持されていると強調した。
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マイナス金利政策にほころび、警戒シナリオは「幅拡大でも円高」

[東京 9日 ロイター] - 日銀のマイナス金利政策にほころびが目立ってきた。銀行貸出は加速せず、マネーは滞留。国内大手銀行が円債市場から一歩距離を置く動きも出てきた。追加緩和手段としてのマイナス金利幅拡大はまだ有力視されているが、それでも円高になりかねないと警戒されている。
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ブラジル国民の過半数、年内の選挙実施を望む=世論調査

[ブラジリア 8日 ロイター] - CNT/MDAが8日公表した調査で、4分の1を上回るブラジル国民がテメル大統領代行率いる暫定政権について否定的な見方をしており、過半数が年内の選挙実施を望んでいることがわかった。不祥事や政策の前言撤回が相次ぎ、同大統領代行の支持率は低下傾向にある。
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ソロスが世界経済悲観トレード開始! 米ドル/円は中期で100円を目指す過程に

■弱い米雇用統計で、米ドル/円は106円台前半へ急落 みなさん、こんにちは。
 以前コラムでも紹介したとおり、米ドル/円の110円以上のレベルでは、本邦輸出企業からの断続的な米ドル売り圧力があり、これによって上げ止まり。
【参考記事】
●米国の6月利上げ観測台頭でドル全面高! でもなぜ、米ドル/円の戻りは鈍いのか?(5月19日、西原宏一)
 そして、6月3日(金)の米雇用統計が想定以上に弱い数字であったことに呼応して、米ドル/円は反落。
【参考記事】
●米雇用統計ショックで6月利上げ消滅! 英国のEU離脱支持が増えたワケとは?(6月7日、西原宏一&松崎美子)
 110円レベルでもみ合っていた米ドル/円は、あっという間に106.38円まで急落しました。
米ドル/円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)
 米ドル/円は引き続き、105~110円の±1円程度のレンジ圏内での推移。
■6月はビッグイベント満載! ドル/円は100円を目指す流れ ただ、前回のコラムでも紹介したように、6月はビッグイベントが目白押し。
【参考記事】
●英国国民投票はなぜ、英ポンドだけでなく、豪ドル/円や米ドル/円にも影響するのか?(6月2日、西原宏一)
1.FOMC(米連邦公開市場委員会)
2.日銀金融政策決定会合
3.EU(欧州連合)離脱の是非を問う英国の国民投票
 と控えています。
 こうしたビッグイベントを控えて、マーケットが不透明な中、米ドル/円の中期の流れは引き続き100円へと続く円高過程へ。
米ドル/円 週足(出所:CQG)
■直近の市場はミニリスクオン相場に 一方、直近のマーケットはミニリスクオン相場に。
 要因は米雇用統計の悪化が、6月の米国の利上げ予測を大きく後退させたこと。
【参考記事】
●米雇用統計ショックで6月利上げ消滅! 英国のEU離脱支持が増えたワケとは?(6月7日、西原宏一&松崎美子)
 呼応して、原油相場はもみ合いながら、51ドル台へ上昇し、久しぶりに50ドルの大台を回復。
WTI原油先物 日足(出所:CQG)
 NYダウも少しずつ値を上げ、ついに1万8000ドル台へ。
NYダウ 日足(出所:CQG)
 ただ、日本株は「米ドル安・円高」の影響で、軟調な展開が続いており、3大イベントを控え、ミニリスクオンながら方向性が明確ではなく、気迷い相場が続いています。
日経平均株価 日足(出所:CQG)
  このような環境下、マーケットの話題をさらったのが…
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ホンダ、日本で78万台リコール タカタ製エアバッグ問題で

[東京 9日 ロイター] - ホンダは9日、タカタ製エアバッグ部品の欠陥問題で、ミニバン「オデッセイ」や小型車「フィット」など約78万4098台(2003年7月―09年12月製造)のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。 今回のリコール費用について、ホンダは2016年3月期決算で引き当てを済ませている。