景気「緩やかな回復基調」維持、設備投資は下方修正=月例経済報告 News

景気「緩やかな回復基調」維持、設備投資は下方修正=月例経済報告

[東京 25日 ロイター] - 政府は11月の月例経済報告で、国内景気の総括判断を「このところ一部に弱さもみられるが、緩やかな回復基調が続いている」として、先月から据え置いた。設備投資を下方修正したが、企業収益では良好な環境が維持されているため、全体を修正するほどではないと判断。ただ消費、設備投資、さらに生産が収益・所得環境に比べてさえない状況に変わりはなく、「一部に弱さ」との表現は外せないままだ。

反骨精神がユーロ暴落を止めるも、132円を 割ったユーロ/円は下落トレンドへ転換か ブログ

反骨精神がユーロ暴落を止めるも、132円を 割ったユーロ/円は下落トレンドへ転換か

■2012年11月に中長期のレジスタンスラインを突破 今回はユーロ/円の分析を行なう。まずは、月足チャートからご覧いただきたい。

 ユーロ/円は、2008年に約170円(正確には、169.95円)の高値をつけてから、下落に転じた。 

ユーロ/円 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 そして、月足チャートで見ると、2012年3月に2008年の高値を起点としたレジスタンス・ライン「ピンクの破線(細線)」を上に抜けたのだ が、この時点では、結局、トレンド転換が起こらなかった、と判断したので、2012年4月の高値に合わせて、新たなレジスタンス・ライン「緑の破線」を表 示した。

 つまり、レジスタンス・ライン「ピンクの破線(細線)」を上に抜けた時には、ユーロ/円は、下落トレンドのままで、上昇トレンドに転換していない、と判断した。

 しかし、改めて引き直した中長期のレジスタンス・ライン「緑の破線」を明確に上に抜ける場合は、「買いシグナル」なので、要注意と考えていた。

 2012年の11月に、中長期のレジスタンス・ライン「緑の破線」を、明確に上に抜け、「買いシグナル」を発した、と考える。 

ユーロ/円 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

■150円近辺をピークに下落トレンドに転換した可能性 昨年(2014年)の10月31日(金)に、日銀が追加の金融緩和策を発表したことを材料に、ユーロ/円が急騰した。

 それで、その時点での直前の安値(134円台前半)に合わせて、サポート・ライン「赤の破線」を表示した。

 高値150.00円アラウンド(149.75-80円水準)をつけるまでは、このサポート・ライン「赤の破線」に従って上昇した、と考える。

 しかし、今年(2015年)の1月中旬(1月15日木曜日)の急落で、このサポート・ライン「赤の破線」を割り込んだ。「売りシグナル」を発した、と考える。 

ユーロ/円 月足(クリックで拡大) (出所:ヒロセ通商)

 この時点(2015年1月15日木曜日)で、ユーロ/円が、トレンド転換した可能性がある、と考えた。

 つまり、ユーロ/円の94円台から150円近辺まで上昇した期間が、「上昇トレンド」であり、150円近辺がピーク(最高値)で、「下落トレンド」に転換している可能性がある、ということだ。

 ユーロ/円は、この「売りシグナル」に従い、126.00円近辺まで下落した。

 しかし、126.00円近辺を底に、反転して、大きく急騰した。

 それで、新たに、一番右のサポート・ライン「緑の破線」を表示した。 

ユーロ/円 月足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 126円台からの反転、大きな上昇で、ユーロ/円のトレンドは、判然としなくなった(つまり、はっきりしない、わからない)、と考えた。

 今年(2015年)の4月以降の値動きでは、ユーロ/円は、126円台にまで急落し、そして、141円台に急騰している。

 しかし、直近の値動きで、一番右のサポート・ライン「緑の破線」を割り込み、「売りシグナル」を発した、と考える。

 個人的な思惑になるが、月足チャートに、「赤の破線」で示したサポート・ラインを割り込んだことで、トレンド転換が起こっているのではないか?(=すでに、下落トレンドに転換しているのではないか?)と、考えている。

■132円を割り込んだ「売りシグナル」が徐々に効いてくるか ごく目先の値動きでは、132.00円を割り込み、「売りシグナル」を発した、と考えるが、131円台ミドル程度から、133円台に反転急上昇した。

 しかし、時間が経過して、相場が落ち着きを取り戻せば、この「売りシグナル」が有効であることを確認できるのではないか、と考えていた。

 直近の値動きで、安値を更新したことで、徐々に、その形に整ってきている、と考える。

 そして、現時点では、まだ気が早いのだが、126円台を割り込む場合は、「下落トレンド」と判断するべきことに気づいておく必要を感じる。

 続いて、週足チャートをご覧いただき…
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