ビットコイン「スーパーサイクルは健在」アルトシーズンの課題も|著名エコノミスト予想

ビットコインのスーパーサイクル継続、アルトシーズンの課題を著名エコノミストが分析(Bitcoin super cycle continues, challenges for altseason analyzed by economist)

ビットコインの強気サイクル継続を示唆

著名なエコノミストであるアレックス・クルーガー氏は2025年2月11日に、自身のX(Twitter)で、ビットコイン(BTC)のスーパーサイクルが健在であるとの見解を示しました。

ビットコイン市場における「スーパーサイクル」とは、従来の4年ごとの半減期サイクルによる価格変動を超え、長期的に上昇が続くという仮説です。この理論は、機関投資家の参入や需要の増加が価格上昇を促進するとされています。

同氏によると、ビットコインの価格は現在レンジ相場にありますが、最終的には上昇に向かうとの考えを示し「スーパーサイクル理論は健在」と述べています。

BTCはレンジ相場に留まっているが、最終的には上昇すると考えている。「スーパーサイクル理論」は依然として有効だろう。

また、過去の市場サイクルと比較した上で「今回のスーパーサイクルは価格の急激な下落はせず、より安定した形での成長を見せる可能性が高い」と指摘しています。

ビットコイン価格の下落幅についても、従来の強気相場では80%〜90%の調整が見られたのに対し、現在の相場では40%程度に抑えられる可能性があるとの見解を示しています。

これまでの定義通りに市場は推移している。つまり、BTCは株式市場と連動しつつ、大きな暴落を伴わないサイクルを形成している。

以前のような80〜90%の大幅なドローダウンではなく、40%程度の比較的浅い調整に収まるだろう。

同氏は投稿の最後に、相場の乱高下に振り回されないよう「忍耐強くあるべき時期だ」と述べ、強気相場が終わっていないとの考えを強調しました。

アルトシーズンの到来と市場の課題

クルーガー氏は、今後の市場動向について、アルトコイン市場が活発化する「アルトシーズン」が訪れる可能性があるとの見解も示しました。ただし、過去と比べて短期間かつ小規模になる可能性が高いと指摘しています。

同氏は個別銘柄における課題にも触れており、ソラナ(SOL)については、市場での成長が続いていますが、今後2カ月間で大規模なアンロック(ロック解除)が予定されていることを懸念点として挙げています。

イーサリアム(ETH)に関しては、レイヤー2ソリューションによる市場価値の向上が求められており、新たな分散型アプリケーション(DApps)の登場が成長の鍵となると分析しています。

市場のセンチメント(投資家心理)は依然として慎重な姿勢が見られていますが、突如としてアルトコイン相場が活発化する可能性も示唆しています。

また、トランプ政権による米国の金融政策や規制動向は「強気相場の要因の1つ」ではあるものの、仮想通貨市場全体に与える影響については引き続き注視する必要があると述べています。

最新のビットコイン価格は95,990ドル(約1,470万円)で、前日比1.71%の下落となっています。また、ソラナ(SOL)は196.45ドル(約3万円)、イーサリアム(ETH)は2,610.36ドル(約40万円)で推移しています。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=153.41円)

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執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Freepikのライセンス許諾により使用

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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