ブラックロック、欧州でビットコイン関連商品上場へ準備=関係筋
2025-02-06
ブラックロックが欧州でビットコインETPの上場準備
米資産運用大手ブラックロック(BlackRock)が、暗号資産(仮想通貨)ビットコインに連動する上場投資商品(ETP)を欧州で数週間以内に立ち上げる準備を進めている。関係者がロイターに明らかにした。
同商品はスイスを本拠とする見通しという。ロイターが確認した規制当局への提出書類によると、ブラックロックは最近、スイスのチューリヒを拠点とするデジタル資産に特化した会社アイシェアーズ・デジタル・アセッツ(iShares Digital Assets)を設立している。
ブラックロックはコメントを控えた。
米証券取引委員会(SEC)は昨年1月、初めてビットコイン現物ETF(上場投資信託)を承認。これを受け、ブラックロックなどは関連ETFを提供している。
ブラックロックのウェブサイトによると、同社の主要なビットコイン連動商品「iシェアーズ・ビットコイン・トラスト(iShares Bitcoin Trust:IBIT)」は急速に拡大し、2月4日時点で純資産額が575億ドル(約9兆円)に達している。ただ、全てのグローバル投資家が米国籍の既存商品にアクセスできるわけではない。
暗号資産業界は米国では業界寄りのドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の返り咲きを歓迎しているが、欧州では2023年に承認された暗号資産市場法が施行されつつあり、新たな厳しい規制に直面している。
※この記事は「あたらしい経済」がロイターからライセンスを受けて編集加筆したものです。
Hong Kong approves four more cryptocurrency exchanges
(Reporting by Iain Withers)
画像:Reuters
関連ニュース
- ナスダック、ブラックロックのビットコイン現物ETFの現物償還を申請
- ブラックロック、投資家にビットコイン保有提言、運用資産の最大2%
- ブラックロックのビットコイン現物ETF、オプション取引を米SECが承認
- デジタルユーロの導入必要、米国の暗号資産推進に対抗=欧州中央銀行高官
- 今年のWeb3どうなる? 暗号資産/ブロックチェーン業界を牽引する88人が語る「2025年の展望」
参照元:ニュース – あたらしい経済