イミュータブル、ゲームやマーケットプレイスで資産の横断を可能にする「Passport」発表

Immutableがweb3ゲーム用プロファイル「Passport」発表

web3ゲームプラットフォーム提供のイミュータブル(Immutable)が、web3ゲーム用プロファイル「パスポート(Passport)」β版のリリースを12月20日発表した。

「パスポート」は、1回のログインで様々なゲームやマーケットプレイス、コミュニティを横断し、ゲームの資産やID、実績を保管できるweb3ゲーム用のプロファイルとのこと。また「パスポート」はパスワード無しでアクセスが可能なノンカストディアル型ウォレットとしても機能するとのことだ。

現在「パスポート」でアクセス可能なゲームには「ゴッズアンチェインド(Gods Unchained)」、「ブロックレイトゴルフ(Blocklete Golf)」、「ブリーチャー・レポート・ウォッチ2Earn(Bleacher Report Watch2Earn)」がある。

またNFTマーケットプレイスとしては「トークントローヴ(TokenTrove)」、「アトミックハブ(AtomicHub)」がある。

なお今後追加されるゲームとして「ギルドオブガーディアンズ(Guild of Guardians)」、「シャードバウンド(Shardbound)」、「メタルコア(MetalCore)」、「インフィニティヴィクトリ(Infinite Victory)」、「ワグミ(WAGMI)」があるとのことだ。

また「パスポート」を利用して12月31日までに「ゴッズアンチェインド」へアクセスしたユーザーには、無料のゲーム内コスメティックがエアドロップ(無料配布)されるという。なおこのゲーム内コスメティックは他のグッズと合わせて来年1月にエアドロップ予定となっているとのことだ。

イミュータブルについて

イミュータブルは、イーサリアム(Ethereum)L2スケーリングソリューションのイミュータブルエックス(Immutable X)を開発する企業。同社は昨年6月、5億ドル(当時約675億円)規模のweb3ゲームファンドを立ち上げている。

今年11月には仏大手ゲーム開発企業ユービーアイソフト(Ubisoft)と提携し、両社の知見を活用して業界をリードするweb3ゲームプラットフォームを構築することを発表した。

また3月には、ポリゴン(Polygon)ネットワークの開発者チームであるポリゴンラボ(Polygon Labs)と提携。これにより、ポリゴンの技術を利用したweb3ゲーム用の新しいEVM(イーサリアム仮想マシン)互換のネットワーク「Immutable zkEVM」を構築するとし、6月に同ネットワークのテストネットをローンチした。

なお「Immutable zkEVM」は、「ゼロ知識証明(zero-knowledge proof:zkp)」を活用した「zkロールアップ(zk-rollup)」を使用したweb3ゲーム用のブロックチェーン。より速く、簡単に、少ないリスクでweb3ゲームの開発を行えるように設計されているという。

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images:iStocks/royyimzy・dalebor

参照元:ニュース – あたらしい経済

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