BINANCE「オランダからの撤退」を発表|VASPのライセンス取得ならず

暗号資産取引所BINANCE(バイナンス)は2023年6月16日に、オランダ市場から撤退することを発表しました。これにより、オランダ在住の新規ユーザーの受け入れは即座に停止されることになると報告されています。

BINANCEはオランダの規制に準拠してサービスを提供するために、同国の規制当局と協力しながら包括的な登録申請プロセスを進めていましたが、現時点では暗号資産サービスプロバイダー(VASP)としての登録を完了することができていない状態にあるとのことです。

オランダ市場からの撤退はVASPの登録が実現できなかったことが理由とされていますが、バイナンスは今後もオランダ居住者向けにサービスを提供するための認可取得に向けて取り組んでいくことを予定しているとのことで、『今後もオランダの規制当局と生産的かつ透明性を持った取り組みを続けていく』と説明されています。

なお、オランダに住む既存ユーザーは日本時間2023年7月17日午前9時00分から購入・取引・入金ができなくなる予定で、これ以降は資産の出金のみが可能になると報告されています。

バイナンスの公式発表では「BINANCEは既にフランス・イタリア・スペイン・ポーランド・スウェーデン・リトアニアを含む他のEU諸国での登録を通じて、資金洗浄・テロ資金供与防止などのEU基準に準拠している」とも説明されており、「新たにEUで導入される暗号資産規制(MiCAR)に完全に準拠するための準備を進めている」とも報告されています。

BINANCEは今年5月に「Binance.comにおける日本居住者向けサービスを段階的に終了すること」を発表していましたが、最近では「キプロスでVASPの登録抹消を申請していること」なども判明しています。

>>BINANCE関連の最新記事はこちら

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です