Opening Line:マイクロソフトの特別支援プログラム「ISV Success Program」に採択

マイクロソフトの開発支援プログラムに採択

シンボル(Symbol/XYM)のブロックチェーンを活用したサービス開発を行っている「Opening Line」は2023年6月8日に、マイクロソフトが提供するクラウドサービス開発支援プログラム「ISV Success Program」に採択されたことを発表しました。

「ISV Success Program」は、Microsoft Azureをはじめとするマイクロソフト社のソリューションを活用したサービス開発を行っている企業の製品開発・販売を加速・支援するためのプログラムです。

同プログラムは2022年11月15日にリリースされたもので、選ばれた企業は事業フェーズにあわせて「サービス構築のための開発ツールの提供・テクニカルサポート・国内外への販路拡大のマーケティング支援」など様々なサポートを受けることができるようになっています。

Opening Lineはブロックチェーン技術を活用した次世代型ファイルセキュリティシステム「JUGGLE」などを展開していますが、今回の発表では『JUGGLEにAzure OpenAI Serviceを組み込むことによってサービス品質の更なる向上を目指すと共に、ファイル共有にとどまらずビジネスにおける情報共有をさらに加速するため事業成長を進めていく』と説明されています。

販路拡大・新製品の開発加速を目指す

Opening Lineは、ISVサクセスプログラムを活用して自社製品である「JUGGLE」「グリーンライフポイント」「まちめぐり」の販路拡大に取り組むとのことで、新たなブロックチェーンプロダクトの開発加速を目指すとも説明されています。

また、ISV Success Programが提供する豊富なツール・1対1でのコンサルテーション・マーケティング支援などを駆使して、製品開発と販売戦略のさらなる強化を進めていくとも説明されており、各製品の概要や取り組みなどについては以下のように説明されています。

JUGGLEについて

「JUGGLE」はアップロードするファイルに対して、安全性の高いパスワードを自動で生成し、ブロックチェーン技術と暗号化技術を統合し、秘匿性の高いファイル共有と快適な操作環境を実現するファイルセキュリティシステム。

JUGGLEを利用することによってパスワードを意識することなく、セキュリティを維持しながらファイルを共有することができ、PPAPの課題であった安全なパスワードの付与、共有の手間と安全性の課題を解決することが可能。

※PPAP問題:文書ファイルなどをパスワード付きZIPファイルにしてメールで送り、パスワードを別のメールで送信する方式。セキュリティ対策として問題がある。>

JUGGLE概略図(画像:Opening Line)JUGGLE概略図(画像:Opening Line)

グリーンライフポイントについて

「グリーンライフポイント」事業は、環境省の推進する「食とくらしのグリーンライフポイント」事業の一環で、エコ活動によるポイント獲得を通じて環境保全を促進する取り組み。この取り組みは2023年2月にMicrosoftのスタートアップ事例として掲載されている。

この事業では、ポイントの利用部分にパブリックブロックチェーンを使用、ユーザーはエコロジカルな行動を通じてポイントを獲得し、それを様々な形で活用することが可能。

今後は「ISV Success Program」との連携を通じて、さらに多くの人々にグリーンライフポイントを利用してもらい、一人ひとりのエコ活動が地球全体の持続可能性につながる世界を実現する。

(画像:Opening Line)(画像:Opening Line)

まちめぐりについて

「まちめぐり」はブロックチェーン技術を活用した健康促進アプリ「FiFiC」をベースにした現在開発中の新サービスであり、ユーザーの健康促進と地域活性化の双方を達成することを目指している。

「FiFiC」は歩くことによってポイントが貯まる健康促進アプリであり、「まちめぐり」はFiFiCで得られた経験を生かした”地域を巡るスタンプラリー形式のアプリケーション”へと進化している。

現在は開発・テストマーケティングの段階にあるが、今後は「ISV Success Program」を活用して取り組みを加速していく。

(画像:Opening Line)(画像:Opening Line)

AIとAzureの活用について

Opening Lineは、ISV Success Programを活用して「グリーンライフポイント」と「まちめぐり」の2つのプロダクト開発を推進し、これを皮切りとしてMicrosoft Azure上で多様なサービスの展開を進めていく。

Azure上での開発ではAI技術の活用が今後さらに重要な要素となるため、Microsoftが提供する「Azure OpenAI Service」を組み込むことによって、ユーザーエクスペリエンスの向上を図る。

人工知能(AI)の活用は、更なる生活向上を実現するための取り組みの一環。ISV Success Programを通じて得られる技術力を最大限に活用し、顧客の日々の生活を豊かにする新たなサービスを創出していく。

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Opening Line発表

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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