メタマスク:拡張機能版ウォレットで「プライバシー関連のアップデート」実施


仮想通貨ウォレットMetaMask(メタマスク)は2023年2月2日に、ブラウザ拡張機能版のメタマスクでアップデートを行い「RPCネットワークの変更に関する機能や、フィッシング詐欺の検出や受信トランザクションの識別などに役立つサードパーティサービスのON/OFF機能」を追加したことを発表しました。

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フィッシング詐欺検出のON/OFF機能などを追加

MetaMask(メタマスク)は2023年2月2日に、ブラウザ拡張機能版のメタマスクでアップデートを行い「RPCネットワークの変更に関する機能や、フィッシング詐欺の検出や受信トランザクションの識別などに役立つサードパーティサービスのON/OFF機能」を追加したことを発表しました。

フィッシング詐欺とは、偽サイトで情報入力を求めることなどによってユーザーの認証情報や個人情報などを騙し取ろうとする詐欺行為のことであり、現在はメールやSNSなどで仮想通貨保有者を偽サイトに誘導して対象者から仮想通貨を盗み取ろうとする事例が世界中で報告されています。

今回発表された「フィッシング検出のON/OFF機能」は、イーサリアムユーザーを対象としたドメインのフィッシングに対して警告を表示する機能であり、拡張機能版メタマスクの設定画面などでON/OFFを簡単に切り替えることができるようになっています。

新しいウォレットを作成する場合には「Set advanced privacy settings(高度なプライバシー設定)」の画面でこれらの設定を行うことが可能で、ウォレット作成済みの場合は「Security and Privacy Settings(セキュリティとプライバシー)」の設定画面に移動することによって設定を行うことができると説明されています。


新しいウォレットを作成する際、ユーザーは「高度なプライバシーを設定する」をクリックすることによって、RPCプロバイダーを変更したり、フィッシング検出や受信トランザクション識別などに役立つサードパーティサービスにリクエストを送信する機能を切り替えたりすることができます👇

ウォレットを作成した後は「セキュリティとプライバシー」の設定画面で同じ設定を行うことができます👇

「他のRPCもIPアドレスなどを取得している」とも説明

昨年11月に「MetaMask」や「Infura」に関連する内容を含んだプライバシーポリシーが更新された際には、内容の中に『メタマスクのRPCプロバイダーとしてInfuraを使用している場合には、トランザクション送信時にIPアドレスとウォレットアドレスを収集する』ということが記載されていたため、”これらの情報が漏洩した場合には個人情報が特定される可能性がある”としてユーザーからの批判が増加、その後12月には『ユーザーのプライバシー保護を目的として、RPCノードが顧客情報を保存する期間を”7日間”に制限する予定』との発表が行われていました。

「RPCネットワーク」に関しては以前から新しいネットワークを手動で追加する際に自分で指定することができましたが、現在は拡張機能版メタマスクで「設定」の画面に移動して「セキュリティとプライバシー」のページに移動し、ページ中段付近にある「Add custom network」のボタンをクリックすることによってネットワーク追加ページに移動することが可能となっています。

ネットワーク追加ページに移動した後は、画面下部にある「ネットワークを手動で追加」をクリックすることによって、RPCネットワークなどを指定して新規ネットワークを追加することが可能となります。

なお、イーサリアムRPCプロバイダーの一覧は「Ethereum RPC URL List」などのキーワードで検索することによって見つけることができますが、メタマスクの設定画面では『自分でRPCを選択することもできるが、どのRPCもあなたのIPアドレスをイーサリアムウォレットを受け取ってトランザクションを処理することを覚えておく必要がある』との説明もなされています。

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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