話題沸騰中【OpenSeaが新発表】「クリエイターフィーについて」全文翻訳

NFTマーケットプレイス「OpenSea」はクリエイターフィーに関する方針を発表しました。

今回の記事では「クリエイターフィーについて」の公式発表を翻訳しています。

引用元:https://opensea.io/blog/announcements/on-creator-fees/

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クリエイターフィーについて

OpenSeaのロゴ

引用元:https://opensea.io/blog/announcements/on-creator-fees/

NFT規格が作られた2018年には、クリエイターフィー(ロイヤリティ)は存在しませんでした。

OpenSeaは当時、より多くのクリエイターをこの領域に招き入れるためにクリエイターたちをサポートし、維持できることを望んでいました。

しかし、ここ数ヶ月の間にオフチェーンでのクリエイターフィーがあまりにも不安定であることが証明されました。

▼オンチェーンとオフチェーンの違いとは?仕組みやそれぞれのメリットデメリットをご紹介

クリエイターフィーの支払いが任意となっているマーケットプレイスでは、クリエイターフィーの支払い率が20%以下にまで低下しているのです。

また、クリエイターフィーが全く支払われていないマーケットプレイスも存在しています。

さらに残念なことに、エコシステムの変化によって、多くのクリエイターが利用しているビジネスモデルがコードではなく、それぞれのマーケットプレイスの裁量によって左右されるようになりました。

この業界に新規参入してきたクリエイターは、自身で設定したフィーが必ずしも強制的ではないという事実に驚くことでしょう。

多くのマーケットプレイスがクリエイターフィーを強制することを停止するといった選択をしたため、はっきり言って、ここ数ヶ月間はWAGMI(ワグミ)を感じられませんでした。

(※WAGMIとは「We are gonna make it.(私たちはうまくいく)」という言葉の略であり、NFT用語の1つ。)

多くのクリエイターがオンチェーンでのフィーの徴収を望んでいます。

基本的に、フィーの設定はクリエイター自身が行うべきものであり、マーケットプレイスによって左右されるべきではないと考えています。

この問題を解決するためには、真剣に向き合い、理にかなった方法で解決策をリードしていくことが重要であると考えています。

そこで私たちは、クリエイターがビジネスモデルをコントロールするためのツールを提供し、バランスをとる仕組みを考えています。

私たちの新たな取り組み

NFTのイメージ

私たちは、新しいコレクションのクリエイターフィーをオンチェーン化するためのツールをローンチします。

このツールは、「オンチェーン・エンフォースメント」の最初のバージョンです。

2022年11月8日(火)午後12時(日本時間9日午前2時)より、OpenSeaは、このようなオンチェーン施行ツールを使用した新しいコレクションに対してのみ、クリエイターフィーを強制します。

今後数ヶ月間、オンチェーン・エンフォースメントのための追加のツールや改善点を発表し、その過程でコミュニティと協力してフィードバックを得る予定です。

これは最初の一歩であると考えており、既存のコレクションに対するソリューションについてもコミュニティと協力していくことを約束します。

既存のコレクションは、チェーン上で料金を設定することが困難であることを考慮すると、少なくとも2022年12月8日までは変更を加えることはありません。

透明性を確保するためにも、12月8日以降に何が起こるかについても今後発表していく予定です。

私たちは、コレクションの一部のサブセットに対してオフチェーン料金を引き続き強制徴収することから、任意のクリエイターフィーの承認や、クリエイターのために他のオンチェーン化オプションにも協力していくなど、さまざまな選択肢を考えています。

私たちは、すべてのクリエイター、コレクション、コミュニティが全くの別物であることを認識しているため、それぞれに応じた長期的なポリシーを作成することを検討しています。

新しいコレクションのための「オンチェーン・エンフォースメント・ツール」

AIのイメージ

最初のオンチェーン・ツールは、クリエイターが将来のNFT契約や既存のアップグレード可能な契約に追加できるシンプルなコードスニペットです。

(※コードスニペットとは、プログラミング用語であり、短いコードのまとまりのこと。)

このコードによって、NFTの販売はクリエイターフィーを強制するマーケットプレイスに限定されます。

2022年11月8日(火)午後12時(日本時間9日午前2時)より、新しいコレクションをチェックし、そのアイテムがクリエイターフィーを強制しないマーケットプレイスで販売可能かどうかの確認作業を行います。

そして、このツールを使用する新しいコレクションに対してクリエイターフィーを強制徴収します。

このツールを使用しないものに対しては、クリエイターフィーを強制しません。

このコードを新しい契約やアップグレード可能な契約に追加するには、こちらの説明に従ってください:https://github.com/ProjectOpenSea/operator-filter-registry

このような技術的な決定に対しては、トレードオフが伴うことは間違いありません。

クリエイターフィーをオンチェーン化するには、センサーシップレジスタンスやパーミッションレス型といったNFTの特性を犠牲にする必要があります。

(※センサーシップレジスタンスとは、トランザクションを変更することができないこと。)

(※パーミッションレス型とは、自由参加型を指し、誰でも自由にアクセスできる形態のこと。)

それでも私たちは、クリエイターは自身の望むコレクションやコミュニティを構築する力を備え、取引を行う人たちは、どのコレクションと関わるかどうかを選択する自由を持ち続けるべきだと考えています。

既存コレクションについて

電卓のイメージ

ここ数ヶ月で私たちは、オンチェーンでの強制力を伴わないクリエイターフィーは実施不可能であるということを知りました。

残念ながら、アップグレード不可能なスマートコントラクトを持つ既存コレクションに対して、オンチェーンでのクリエイターフィーを実現する唯一の方法は、正規のコレクションを新しいスマートコントラクトに移行させるといったような思い切った手段しか考えられません。

既存のクリエイターが新しい形のマネタイズと、買い手と売り手にクリエイターフィーを支払うインセンティブを与える別の方法を模索し、新たなコレクションがクリエイターフィーをオンチェーン化することを確実にすることが、より良い手段であると考えられています。

なぜこのような取り組みをするのか

握手のイメージ

現在のクリエイターフィーの仕組みは、マーケットプレイスとクリエイター自身にとって、持続可能性がないことが明らかとなっています。

私たちはオンチェーン・エンフォースメントを伴わないクリエイターフィーはなくなると考えていますが、広い意味でのクリエイターフィーはなくならないと確信しています。

クリエイターフィーは、クリエイターがより効果的に作品をマネタイズするための重要なWeb3の革新的技術なのです。

クリエイターがマーケットプレイスにビジネスモデルを支配されることなく、自身でコントロールできるように仕組み化するべきです。

私たちだけでこのようなエコシステムの変化を起こせるとは思っていませんし、すべてのクリエイターがマネタイズの手段としてクリエイターフィーを利用したいと思うとも考えていません。

しかし、それでもオンチェーンでのエンフォースメント・ツールを提供することで、クリエイターがマネタイズ方法を自由に選択できるようにサポートしたいと考えています。

また、クリエイターフィーをエコシステムの一部として維持するための解決策を模索している人々同士が協力し合って、より多くの解決策に共同で取り組むようになることを期待しています。

次のステップは何か

質問のイメージ

私たちは、この思索をできるだけ早く共有し、解決に向けての準備やコミュニティとの質問タイムを設けたいと考えていました。

今後数日間、より多くのクリエイターやコレクションに連絡をとる予定です。

今回の件についての意見はいつでも伺いますし、Twitterスペースにて質問も受け付けしています。

私たちは、NFTのクリエイターとコレクターのために最高の結果を示すことを約束します。

今後数ヶ月の間に、クリエイターフィーの実施と新しいビジネスモデルのサポートについて、繰り返し発表を行うことを予定しています。

最新情報は随時、お知らせします。

これまでお寄せいただいたご意見・ご感想に感謝するとともに、引き続きよろしくお願いいたします。

共有ストアフロントに関する注意事項

注意の表示

2022年11月8日(火)午後12時(日本時間9日午前2時)以降にOpenSeaの共有ストアフロント・スマート契約(作成ボタン)を使用して新規に作成されたコレクションは、クリエイターフィーを設定することができなくなっています。

代替策に積極的に取り組んでいる最中であり、新たな情報が得られ次第お知らせします。


元記事:https://opensea.io/blog/announcements/on-creator-fees/

参照元:NFT Media

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