MetaMask「NFTコレクションの価格情報」提供へ|NFTBankと提携


自己管理型の暗号資産ウォレットを展開している「MetaMask(メタマスク)」が、NFTのポートフォリオ管理ツール・評価エンジンを提供している「NFTBank」との提携を通じて『NFTの価値を追跡する新機能』を提供する事が明らかになりました。これにより、メタマスクユーザーが保有する5,000以上のNFTコレクションに最新の価格情報がもたらされると報告されています。

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5,000種類以上のNFTの価格情報を提供

NFTのポートフォリオ管理ツール・評価エンジンを提供している「NFTBank」は2022年11月2日に、同社の技術が人気の暗号資産ウォレットである「MetaMask(メタマスク)」に採用され、MetaMaskユーザーが所有する5,000種類以上のNFTコレクションに最新の価格情報を提供することになったことを発表しました。

MetaMask(メタマスク)は仮想通貨業界で人気の自己管理型暗号資産ウォレットであり、様々なブロックチェーンの仮想通貨・トークン・NFTをまとめて管理する事ができる他、様々な分散型アプリケーション(DApps)にウォレットを接続してDApps内でウォレットや暗号資産を活用できる仕組みを提供しています。

「NFTBank」は、機械学習アルゴリズムを用いて予測を行った上で個々のNFT価格予想をユーザーに提供しており、公式発表では『個々のNFT価格予想を90%以上の精度で行うことに成功した』とも説明されています。

具体的には「フロアプライス・レアリティ・Bid/Ask分布」などの情報を利用して価格値を算出するアルゴリズムを採用しているとのことで、2022年11月時点では5,000種類以上のNFTコレクションの価格情報を提供、この機能はAPIと独自専用アプリの両方で利用することができるとされています。

NFTBankは『NFTは定着してきているがNFT保有者向けのインフラはまだ遅れている』と指摘しており、NFTインフラの問題点について『ERC20トークンなどでは自分の取引やポートフォリオの価値を確認することができるが、NFTの場合はこれがはるかに困難である』と説明しています。

発表によると、MetaMaskは「NFT保有量とNFTの価値をより良く伝える新しいNFTポートフォリオ製品を立ち上げて、価格基準としてNFTBankの推定価格を使用すること」を決定したとのことで、メタマスクが提供するNFTポートフォリオ製品によって、NFT保有者は自分のNFTポートフォリオの価値を一目で確認することができるようになると説明されています。

「NFTBank」のCEOであるDaniel Kim氏は公式発表の中で『多くの人々がNFT市場の劇的な変動を目の当たりにし、新たなデジタル資産クラスとしてのNFTの可能性を知ったことによって、”NFTの適正価格を理解する必要性”がこれまで以上に明確になっている』と述べており、『NFTBankが提供するNFT価格データはユーザーが十分な情報に基づいてポートフォリオを決定できるよう支援する』と語っています。

MetaMaskはここ最近でウォレット機能の拡充を続けており、先月末にはConsenSysが資金提供を行う助成金プログラム「MetaMask Grants DAO」なども発表されているため、今後の動向には注目が集まっています。

>>「NFTBank」の発表内容はこちら

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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