ウズベキスタン「未承認取引所へのアクセス制限」を実施|大手取引所も利用不可に?


ウズベキスタンの国家将来プロジェクト庁(NAPP)は2022年8月10日に、同国で暗号資産関連サービスを提供するための事業認可を取得していない暗号資産プラットフォームへのアクセスを制限したことを発表しました。このアクセス制限によってBINANCE・FTX・Huobi・Bybitなどといった大手暗号資産取引所へのアクセスもできなくなっていると報じられています。

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BINANCE・FTXなどへのアクセスも制限か

ウズベキスタンの国家将来プロジェクト庁(NAPP)は2022年8月10日に、同国で暗号資産関連サービスを提供するための事業認可を取得していない暗号資産プラットフォームへのアクセスを制限したことを発表しました。

今回の発表では、2018年7月3日付のウズベキスタン共和国大統領令『ウズベキスタン共和国におけるデジタル経済および暗号資産領域を開発するための措置について』の説明が行われており、この大統領令では暗号資産取引所・マイニングプール・暗号資産預託所・暗号資産ショップなどの活動について定義されていると説明されています。

この大統領令では『2023年1月1日以降、ウズベキスタン共和国の国民・法人は、法律で定められた方法で国のサービスプロバイダーを通じてのみ暗号資産の購入・販売・交換に関する事業を行うことができる』と定められているとのことですが、今回の発表では『これは2023年1月1日までの期間であれば他国のプラットフォームで暗号資産を売買しても良いという意味ではない』ということが説明されています。

NAPPは『ウズベキスタンで暗号資産交換業のライセンスを取得した取引所は、暗号資産取引業を行う権利を有している』と説明した上で『インターネット上の情報を監視していたところ、必要なライセンスを取得せずに暗号資産関連サービスを提供するプラットフォームの活動が活発化していることが確認された』と報告しており、『未認可の暗号資産プラットフォームは仮想通貨取引の法的責任を持っておらず、取引の正当性・個人情報の適切な保管・機密性の保護などについて保証することはできない』と注意喚起をおこなっています、

今回の発表された「承認されていない暗号資産取引プラットフォームへのアクセス制限」はこれらの理由に基づいた決定であり、一般国民などに対しても『暗号資産関連の疑わしい活動を見つけた場合には法執行機関に連絡を行うように』と注意が促されています。

アクセス制限が行われた具体的な企業名は挙げられていないものの、複数メディアの報道では『2022年8月9日頃からBINANCE・FTX・Huobi・Bybitなどといった大手暗号資産取引所へのアクセスができなくなっている』と報じられているため、ウズベキスタン居住者は今後これらの取引所を利用することができなくなるとみられています。

>>「NAPP」の公式発表はこちら

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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