ビットコインなど新しいパラダイムシフトに向き合うための「共同主観的事実の共有」
人類の特徴は、共同主観的事実の共有
サピエンスの特徴は、共同主観的事実の共有であり、これを軽視していると新しい概念に向き合う度に考えます。最も大きいものでは人間は神を信じ、科学を信じてきました。いずれも最初は価値が不確かなものでしたが宗教のようになりました。ビットコイン(BTC)も最初は虚構だったけど今では確からしい共同幻想になりました。
イスラエルの歴史学者ユヴァル・ノア・ハラリの世界的ベストセラー『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』では、集団で一つのことを信じて、事に当たれることがホモサピエンスの強さであると主張しています。人間だけが、予想や悲観をする。だから虚構を信じて突き進めるのでしょうね。虚構を構築し、集団でそれを共有するのが人間の特徴で、だからこそ他の生物よりも地球上で繁栄していると言っています。またこの特徴によって、人間は集団で協力関係を築き、神を生み出し信じることができたとしています。あるいは通貨、科学を集団で信じることができたとサピエンス全史で語っています。
もしこの虚構という言葉が強すぎると感じるならば、コンセンサス(合意形成)、共同主観的事実、集団幻想、と置き換えても良いでしょう。
虚構が価値を獲得して、共同主観的事実になる過程に向き合う
ビットコインも最初は虚構であり、共同幻想によって価値を獲得しつつあります。金や宝石でもなぜ価値があるのか聞かれても多くの人は説明できません。利用価値がそんなに高いとも思えず、価値があるとみんなが信じてるから価値があるだけです。
初めてガバナンストークンやデジタルアートを見た時に、価値がないと感じるのは簡単ですが、なぜ共同主観的事実を獲得しないと信じられるのかを問わなければいけません。暗号資産やブロックチェーンは新しい概念を多々生みますが、新しい概念に向き合うときの問いはそうあるべきだと考えています。
例えば最近ではNFTやデジタルアートの分野が急速に立ち上がっています。しかし、2年前、多くの人はデジタルアートなどいらないと思っていたはずです。しかし今はメディアで取り上げられ2次流通市場でやり取りされていて、これからはコレクターが社会的地位も持つかもしれません。
どうでしょう。デジタルアートが欲しくなりませんか?この流れが、虚構が確からしい共同主観的事実を獲得する過程です。
共同主観的事実に、確からしいという枕詞がついているのが重要です。神や科学だって「確からしい」がつく教義のようなもので、ビットコインやデジタルアートならなおさらです。未来に向き合うなら共同主観的事実の獲得進捗に目を向けなければいけません。
また、私はビットコインを虚構だと思っています。2013年から出会ったときから今に至るまでずっとです。しかし、選択肢として必要な虚構だとも思います。その虚構が最も伸び代のある虚構でかつ投資可能な事実、虚構が社会性を獲得していくストーリーの参加者になれるという点に強い興味を持ち続けています。
何に価値を感じるか。政治体系と価値観、これらは全て共同主観的事実であり虚構だと言えます。普遍の価値があると思っていたものでさえも長い歴史の前では、短いものであり変化しその速さは加速しています。
私たちは暗号資産やパブリックブロックチェーンのような新しい概念が多々生まれる前にした場合、①「次に共同主観的事実を獲得する、伸びしろのある虚構は何か?」②「それに対するの投資手段はなにか?」を問うべきでしょう。
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参照元:CoinChoice