月: 2018年2月

英国際貿易相がメイ首相擁護、「今後も全面支持」 News

英国際貿易相がメイ首相擁護、「今後も全面支持」

[北京 1日 ロイター] - フォックス英国際貿易相は1日、保守党内の同僚議員に対し、国内政治にこだわるのをやめ、メイ首相が海外の指導者にいかに評価されているかに目を向けるよう促した。首相の国際的業績を持ち上げて、求心力が低下している首相を擁護した。

日生、ニッセイAMを完全子会社化 将来のM&Aに布石 News

日生、ニッセイAMを完全子会社化 将来のM&Aに布石

[東京 1日 ロイター] - 日本生命保険は1日、傘下のニッセイアセットマネジメント(NAM)の少数株主から持ち分を取得することで合意したと発表した。日生は資産運用を成長戦略の柱に位置付けており、完全子会社化によりNAMを通じた買収や資本提携がより機動的にできるようになる。

野村HD10―12月期、当期利益は前四半期比+70% リテール・資産運用が好調 News

野村HD10―12月期、当期利益は前四半期比+70% リテール・資産運用が好調

[東京 1日 ロイター] - 野村ホールディングス が1日発表した2017年10─12月期連結決算(米国会計基準)は、当期利益が前四半期比70%増の880億円となった。市場のボラティリティー低下が続き海外のホールセール部門が苦戦したが、アセットマネジメント部門とリテールは好調に推移した。欧州子会社の清算に伴い、為替差益約450億円を取り込んだことも利益を押し上げた。

17年度補正予算が成立=参院本会議 News

17年度補正予算が成立=参院本会議

[東京 1日 ロイター] - 2017年度補正予算は1日の参院本会議で与党などの賛成多数で可決、成立した。待機児童解消に向けた保育所整備やミサイル防衛態勢の強化を急ぎたい考えで、予算審議は2日から18年度予算案の質疑に移る。

米ドル安はやり過ぎだった!? 米ドル/円の 108円台が当面の底だと考える理由は…? ブログ

米ドル安はやり過ぎだった!? 米ドル/円の 108円台が当面の底だと考える理由は…?

■米利上げペースは想定以上に速まるかも 昨日、1月31日(水)に、FOMC(米連邦公開市場委員会)の結果が公表されました。

 声明文の中で、特に注目されるのは、以下の部分です。

「委員会は、金融政策スタンスの更なる漸進的な調整により、経済活動が緩やかなペースで拡大し、労働市場は力強い状況が続くと見込んでいる。前年比ベースでのインフレ率は今年上昇し、中期的には委員会の目標である2%程度で安定すると見込まれる」

 この中で、今年(2018年)は、インフレ率が高まっていくと予想している、という点が重要です。

 前回までの声明文では、「前年比ベースでのインフレ率は2%をいく分下回ったままで推移」となっていました。

 米国では政策金利の引き上げペースが、市場の予想以上に速まる可能性が出てきました。

※FRBのデータを基にザイFX!が作成

■引き締め期待高まるユーロ圏。議論は3月以降!? 一方、他の国においても、金融引き締め期待が高まってきています。

 ECB(欧州中央銀行)のプラート専務理事は、「インフレが景気刺激策なしに、目標に向かうと確信した際に、資産買い入れを終了する」との見解を示しました。

 また、同理事は、資産買い入れ終了を段階的に行うか一度に実施するか、ECBはまだ決定していないと指摘。「一度の終了も可能で、段階的な終了もできる。これは依然として理事会での討議が必要な事項のひとつだと思う」と述べています。

 現在、ECBは段階的に資産購入金額を減らしており、9月までは量的緩和に基づく買い入れを続ける方針を示しています。

 しかし、状況によっては、それが前倒しされる可能性もあるということです。また、9月以降をどうするかという点についても、注目が集まっています。

 こうした、ECBの引き締めペースが速まるのではないかという見方が、ユーロ相場を上昇させています。

ユーロ/米ドル 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 日足)

 おそらく、3月に最新の経済見通しが出てきたあと、これらのことが議論されるのではないでしょうか。

■日銀に政策転換の様子はまったくない! そして、日本です。

 日銀が超長期の国債の入札を少し減額したということで、「政策転換か」と市場が大騒ぎして円高になったり、ダボス会議(世界経済フォーラム年次総会)で黒田日銀総裁が、中期的インフレ率の高まりから、「いよいよ物価上昇率2%の達成時期が迫ってきている」という趣旨の発言をしたことを受け、円高に反応したりする場面もありました。

【参考記事】

●ヘッジファンドの狙いは「日銀トレード」!? ドル/円は戻り売り継続で107円台前半へ…(1月29日、西原宏一&大橋ひろこ)

米ドル/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)

 しかし、先日の黒田日銀総裁の予算委員会での答弁を聞いていると、政策転換した様子はまったくなく、むしろ、今後も金融緩和を継続していくという姿勢を鮮明にしていました。

【参考記事】

●日本勢は日銀のテーパリングはまだ先と思っているのになぜ、円は買われるのか?(1月30日、バカラ村)

 ここ数週間、米ドル全面安の展開が続いています。正直言って…