月: 2017年11月

トヨタとスズキ、インドで20年ごろEV投入へ 提携具体策第一弾 News

トヨタとスズキ、インドで20年ごろEV投入へ 提携具体策第一弾

[東京 17日 ロイター] - トヨタ自動車とスズキは17日、2020年ごろのインド市場への電気自動車(EV)投入に向けた提携の検討で合意したと発表した。両社は2月に業務提携に向けた覚書を締結。環境・安全・情報の各技術や商品補完などで協業する方針を示し、これまでに具体策の検討を進めてきた。インドにおけるEV投入での協力はその第一弾となる。

日産、無資格検査で今期中に資格者85人純増 ゴーン氏の責任否定 News

日産、無資格検査で今期中に資格者85人純増 ゴーン氏の責任否定

[横浜市 17日 ロイター] - 日産自動車は17日、無資格者が新車出荷前の安全性などを最終確認する完成検査を行っていた問題で、第三者の弁護士らを交えた調査報告と再発防止策を国土交通省に提出した。正規の資格者である完成検査員の不足や完成検査制度に対する管理者層の意識の薄さ、現場と管理者層との距離などが問題の原因と結論づけた。

来週の日本株は2万2000円台で値固め、押し目買い意欲が下支え News

来週の日本株は2万2000円台で値固め、押し目買い意欲が下支え

[東京 17日 ロイター] - 来週の東京株式市場は、2万2000円台で値固めする展開となる見通し。米国株の動向など外部環境次第では下押しの場面が想定される半面、押し目買い意欲が下値を支えるとみられている。ただ9月中間期の決算発表シーズンを終え、上値を買うための国内材料は乏しい。イベントは少なく祝日による休場も挟むため、手掛けにくさが意識されやすい。

米ドル高値トライ「三度目の正直」は失敗 なのか? 米長期金利から真相を読み解く! ブログ

米ドル高値トライ「三度目の正直」は失敗 なのか? 米長期金利から真相を読み解く!

■米ドル高予想に試練! 株の反騰についていかず! 米ドル高の予想は、目先試練にさらされている。ドルインデックスは93前半の水準に逆戻り、米サイドの材料に反応しなくなってきたところも、頭の重い印象を助長してる。

ドルインデックス 日足(出所:Bloomberg)

 米下院での税制改革法案可決が伝えられ、昨日(11月16日)の米国株の反騰に日経平均も追随しているが、執筆中の現時点の米ドルは、軟調に推移している。

 米ドル/円は、日経平均の反騰についていかないばかりか、逆に反落しているから、背離する傾向すらみられる。

米ドル/円 VS 日経平均 日足(出所:Bloomberg)

 市場関係者は、上院による税制改革法案審議の難航を予想しているから、米ドルのロングを躊躇している、といった解釈が多く聞こえてくるが、株式市場のパフォーマンスは同じ理由で解釈しにくい。よって、あくまで適当な言い訳であろう。

 米ドル全体、特に米ドル/円の値動きは、米長期金利との連動性から考えるべきだと思う。

■米長期金利の上昇なしでは本格的な米ドル高になれない 米長期金利(10年物国債の利回り)は、10月末の2.477%から一時、2.304%まで下落、執筆中の現時点では2.354%の水準に留まっている。さらに、日足に照らして考えると、三尊型(※)というフォーメーションの可能性も見られ、それが指し示すとおりに動くなら、米金利は低下傾向にあると思われる。

(※編集部注:「三尊型」はチャートのパターンの1つで、天井を示す典型的な形とされている。仏像が3体並んでいるように見えるために「三尊型」と呼ばれていて、人の頭と両肩に見立てて「ヘッド&ショルダー」と呼ぶこともある)

米長期金利(10年物国債の利回り) 日足(出所:Bloomberg)

 ゆえに、日本株が11月9日(木)まで大幅上昇していた中、米ドル/円の上値が重かったことや、その後、米ドル/円が相応の下落を果たした市況は「納得」できる。

 米利上げ観測がくすぶる中、米長期金利の上昇なしでは本格的な米ドル高の構造になれず、市場関係者は総じて疑心暗鬼の心理状況であるからだ。

 この意味では、米ドル/円は一時7月高値をブレイクし、11月6日(月)にて114円台後半まで迫ったものの、その後、一転して反落、一時112円台前半まで落ちていることも「仕方がない」と思われる。

 だから、冒頭で述べたように、米株も日経平均も反騰しているが、米ドル全体や米ドル/円はついていかずにいる。場合によっては、株高に米ドルはついていけず、株安の時のみ米ドル/円がつられて下落、といった印象さえ受ける。

 換言すれば、株高が米ドル/円に連動しなかったので、これからの米ドル/円の動向も、株式市場ではなく、米長期金利の方がカギとなろう。

■米長期金利と米ドル/円の値動きを比較してみると… 米長期金利は、10月末にいったん5月、7月高値を更新したものの、その後一転して反落してきたため、高値更新自体が「フォールス」、すなわち「ダマシ」であった可能性がある。

米長期金利(10年物国債の利回り) 日足(出所:Bloomberg)

 米ドル/円で検証すると、やはりいったん5月、7月高値更新を果たしてから反落し、同じく「フォールス・ブレイクアウト」の疑いが持たれている。

米ドル円 日足(出所:Bloomberg)

 米ドル高の継続を「三度目の正直」と期待していたところ、「二度あることは三度ある」になるリスクが浮上し、9月安値を起点とした米ドル高・円安も結局115円の大台を超えられずに終わってしまうのだろうか、と多くのロング筋が自問し始めたのではないだろうか。

 米10年物国債利回りの値動きがカギとなるなら…
カンボジア最大野党の解党命令、国内外で批判高まる News

カンボジア最大野党の解党命令、国内外で批判高まる

[プノンペン 17日 ロイター] - カンボジアの最高裁が同国最大野党のカンボジア救国党の解党を命じたことを受け、国内外から批判が高まっている。最高裁は16日、カンボジア救国党について「政府転覆計画に関与した」とするフン・セン首相の訴えを認め、解党を命じた。さらに、カンボジア救国党のケム・ソカ党首は、反逆罪で逮捕された。

今夜の注目材料は? ブログ

今夜の注目材料は?

東京市場のドル/円は、米紙がトランプ政権のロシア関連疑惑(ロシアゲート)を報じた事や、米長期金利が低下した事から、一時112.30円台まで下落しました。欧米市場に入る前に注目イベントを確認しておきましょう。

11/17(金)
17:30  ドラギECB総裁、講演
18:00  9月ユーロ圏経常収支
19:00  9月ユーロ圏建設支出
22:00  バイトマン独連銀総裁、講演
22:30☆10月加消費者物価指数
22:30☆10月米住宅着工件数
22:30☆10月米建設許可件数
--:--  NAFTA再交渉の第5回会合(~21日)
--:--  EU財務相理事会(ブリュッセル)
※☆は特に注目の材料

本日は米国で住宅関連の経済指標が発表されますが、材料としてやや小粒です。本日の東京市場で株高にもかかわらずドル/円は下落しており、海外市場でも引き続きロシアゲート関連報道などに注意が必要です。その他、米上院での税制改革審議の行方も気になるところです。

また、カナダで10月消費者物価指数が発表されます。市場予想は前年比+1.4%と前月(+1.6%)から伸びの鈍化が見込まれています。