月: 2017年11月

日銀金融政策、フィンテック企業の収益機会に影響=三井住友・谷崎氏 News

日銀金融政策、フィンテック企業の収益機会に影響=三井住友・谷崎氏

[東京 23日 ロイター] - 三井住友フィナンシャルグループの谷崎勝教・取締役専務は22日、都内で開催されたロイター主催のフィンテック(金融と情報技術の融合分野)関連イベントで「日銀の金融政策がフィンテック企業の事業収益化(マネタイズ)に影響している」と指摘した。

コラム:政府は農業のIT化促進に重点投資すべき、ばらまきは不毛 News

コラム:政府は農業のIT化促進に重点投資すべき、ばらまきは不毛

[東京 22日 ロイター] - 政府は環太平洋連携協定(TPP)や欧州連合(EU)との経済連携協定(EPA)で打撃を受ける国内農業の支援策として、生産者支援のための赤字補てんなどを検討しているが、農業支援の抜本策には自動化を含むIT化の促進が重要だ。農業とITは「相性」がよく、米国などでは大規模な自動化・IT化が進行している。カネをばらまくコメ自由化対策が不毛だったことをみれば、同じ轍を踏まない「知恵」の活用を政府に求めたい。

今夜の注目材料は? ブログ

今夜の注目材料は?

東京市場のドル/円は112.10円前後まで小幅安となりました。米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長の発言がややハト派的と受け止められた事や、本邦祝日前のポジション調整などが重しとなった様子です。欧米市場に入る前に注目イベントを確認しておきましょう。

11/22(水)
22:30☆米10月耐久財受注
22:30☆米新規失業保険申請件数
24:00  ユーロ圏11月消費者信頼感・速報
24:00  米11月ミシガン大消費者信頼感指数・確報
28:00☆米FOMC議事録(10月31-11月1日分)
※☆は特に注目の材料

本日は複数の経済イベントがあるものの、米感謝祭前という事もあり、事前予想から大きくかい離しない限り相場を動かす材料になりにくいかもしれません。ロンドンフィキシング(25時)を通過すると、こう着した展開となる事も考えられます。
上昇し損ねた米ドル/円は、間もなくサポート ラインを割り込んで売りシグナル点灯か!? ブログ

上昇し損ねた米ドル/円は、間もなくサポート ラインを割り込んで売りシグナル点灯か!?

■米ドル/円は英国国民投票やバーナンキ来日に翻弄された 今回は、米ドル/円の分析を行なう。まずは、日足チャートをご覧いただきたい。

 このチャートは、2016年7月以降を表示しているので表示されていないが、昨年(2016年)の6月23日(木)に実施された「英国の国民投票」を材料に、米ドル/円は、大きく乱高下をした。

米ドル/円 日足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 「英国の国民投票」の結果が、事前の予想に反して、「英国のEU離脱」に確定すると、それを材料に、米ドル/円は急落して、99.00円割れ(98円台後半)の安値を付けた。

 99.00円割れ(98円台後半)からは、103円台までリバウンドして、そして、再度100.00円割れ(99円台後半)を見ている。

 この2度目の100.00円割れ(99円台後半)から、米ドル/円は、107円台に大きく上昇している。 

 この時の高値107円台は、この日足チャートに表示されている。

 この2度目の100.00円割れ(99円台後半)から、107円台にまで大きく上昇した理由は、バーナンキ前FRB(米連邦準備制度理事会)議長が来日した際に、同氏が安倍首相、黒田日銀総裁と会談をしたことから、日銀が追加の金融緩和策を打ち出すのではないか、といった思惑が広がったこと、と考える。

 いわゆる「ヘリコプター・マネー」を想像したのだろう、と考える。

■2016年11月にボックス相場を上抜けし、その後ターゲット達成 昨年(2016年)の6月頃からの米ドル/円は、ボックス相場「茶色の破線」を形成していた、と考える。

米ドル/円 日足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 ボックス相場「茶色の破線」の上限は108.00円近辺、下限は99.00円近辺、と考える。

 日足チャートを見てのとおりに、ボックス相場「茶色の破線」の上限(108.00円近辺)を上抜けして、「買いシグナル」を発した、と考える。

 この「買いシグナル」に従い、相場は大きく急騰している。

 ボックス相場を上抜けした場合のセオリーでは、ボックス相場の上限から、ボックス相場の値幅分を上昇したところがターゲットになる。

 ボックス相場「茶色の破線」の上限が108.00円近辺で、ボックス相場「茶色の破線」の値幅が約9円であるから、ターゲットは、117.00円近辺になる。

 日足チャートを見てのとおりに、すでにターゲットを達成した(「茶色の破線(両端矢印)」で表示した)。

米ドル/円 日足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 米ドル/円は、上述のターゲットを達成してからも上昇を続けて、118円台の高値を付けている。

■トランプ政権の貿易不均衡是正が米ドル安・円高圧力に しかし、118円台の高値を付けてからの米ドル/円は、下落に転じている。

 米国のトランプ政権が、貿易不均衡を是正するために、米ドル安・円高政策を採るのではないか、といった思惑が働いていた、と考える。 米ドル/円は、ボックス相場「ピンクの破線」を形成した、と考える。

米ドル/円 日足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 ボックス相場「ピンクの破線」の上限は118円台ミドル程度、下限は111円台ミドル程度、と考える。

 米ドル/円は、このボックス相場「ピンクの破線」を下に抜けて、「売りシグナル」を発した、と考える。

 この「売りシグナル」に従い、米ドル/円は、108.00円近辺まで下落した。しかし、108.00円近辺からは、反発(上昇)に転じている。

 109円台では、「窓(Gap)」を開けて、上昇している。

 それで、現在の米ドル/円は、一回り大きなボックス相場「紫の破線(太線)」を形成中、と考える。

米ドル/円 日足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 ボックス相場「紫の破線(太線)」の上限は118円台ミドル程度、下限は107.00円近辺、と考える。

 次に説明するボックス相場「緑の破線」の下限を、108.00円近辺から107.00円近辺に修正した。

 その結果として、一回り大きなボックス相場「紫の破線(太線)」の下限も107.00円近辺に修正した。

■現在は107円近辺-114円台半ばのボックス相場を形成中 現在の米ドル/円は、ボックス相場「緑の破線」を形成中、と考える。

米ドル/円 日足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 ボックス相場「緑の破線」の上限は114円台ミドル程度、下限は107.00円近辺、と考える。

 従来は、このボックス相場「緑の破線」の下限は、108.00円近辺と考えていた。

 北朝鮮問題を材料に、リスク回避の思惑が強くなり、108.00円を割り込んで、107円台前半の安値を付けたが、9月9日前後に、北朝鮮がミサイルを発射しなかったことで、米ドル/円の買い戻しが強くなり、大きく反発(上昇)している。

 それで、このボックス相場「緑の破線」の下限を、107.00円近辺と修正する。現在の米ドル/円相場は、ボックス相場「緑の破線」を維持している、と考える。

 直近の値動きで、ボックス相場「緑の破線」の上限(114円台ミドル程度)を、上に抜けたのだが、一時的だったので、まだボックス相場「緑の破線」を維持している、と考える。

 日足チャートを見てのとおりに、サポート・ライン「ピンクの破線」を表示した。

米ドル/円 日足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 このサポート・ライン「ピンクの破線」は、実際の相場に合わせて、その傾きを緩やかに修正している。

 レジスタンス・ライン「赤の破線」を…