月: 2015年8月

<i style=”font-style:normal;font-size: 97%;”>FOMC議事録受け、米9月利上げ期待後退!</i> ポイントとなった3つのキーワードとは? ブログ

<i style=”font-style:normal;font-size: 97%;”>FOMC議事録受け、米9月利上げ期待後退!</i> ポイントとなった3つのキーワードとは?

■発表されたFOMC議事録を受けて米9月利上げ期待後退 7月28日(火)~29日(水)に行われたFOMC(米連邦公開市場委員会)の議事録が、日本時間8月20日(木)に発表されました。

 内容に関して、以下にポイントをまとめてみます。

【発表された7月FOMC議事録のポイント】

・ ほぼ全員のメンバーが米経済の緩やかな拡大が続いているとの認識で一致


・ 参加者の大半が、「利上げの条件をまだ満たしていないが、その時期が近づいている」と指摘


・ 利上げに積極的な参加者は、環境がほぼ整ったと強調。利上げの遅れが急激な物価上昇を招くことを警戒


・ 利上げに慎重な参加者は、中国の景気減速やもう一段の米ドル高が、米経済を下押しし、物価上昇率の目標達成を妨げることを懸念


・ インフレ率が、中期的に委員会の目標に戻っていくと合理的に確信できるだけの改善を見せたという、「さらなる証拠が必要」で、雇用と物価の動向をさらに見極めることで一致

 これを市場はどう受け取ったかと言うと、2015年9月の米利上げ可能性が、やや後退したという受け止め方でした。

■米9月利上げ期待が後退した3つのキーワード たとえば、専門機関のデータによると、市場が織り込む9月利上げ確率は35%と、発表前日の46%から低下しています。

 どの部分で可能性が後退したと感じたのか、でありますが、3つのキーワードがあると思います。

 1つ目は、「利上げの条件をまだ満たしていない」という表現。

 これは、言葉どおりです。

 2つ目は、「(利上げには)さらなる証拠が必要になる」という表現。

 そして、もう1つは、「中国の景気減速に対する懸念」の声を示しているという点となります。

【参考記事】

●中国経済悪化で米利上げ先送り説浮上! 人民元基準値切り下げで何が起きたのか(8月13日、今井雅人)

■次回FOMCまでの米経済指標が重要! こうした状況を考えた場合、これから9月16日(水)~17日(木)に行われる次回FOMC前の米国経済指標は、非常に重要になっていきます。

 特に、雇用関係と物価関係の指標は、注目度が高まってくると思います。

例:米雇用統計(失業率・非農業部門雇用者数変化)(詳しくはこちら → 経済指標/金利:米国主要経済指標の推移)

 私は、9月に利上げが行われる可能性が高いと…
上海株暴落、商品市況悪化でも豪ドル下落 <i style=”font-style:normal;font-size: 97%;”>が緩慢だった理由判明! 豪ドル下落再開か</i> ブログ

上海株暴落、商品市況悪化でも豪ドル下落 <i style=”font-style:normal;font-size: 97%;”>が緩慢だった理由判明! 豪ドル下落再開か</i>

■中国経済急減速の影響を受ける「Troubled 10」 みなさん、こんにちは。

 8月中旬以降の金融市場を震撼させたのは、中国人民元の突然の切り下げでした。

【参考記事】

●人民元ショックの対抗策で浜田節が炸裂!? 日本株高でドル/円は128円へ上昇濃厚!(8月13日、西原宏一)

 中国人民銀行[中国の中央銀行]による連日の中国人民元切り下げに、夏季休暇明けのマーケットは混乱し、一時、世界的に株価が急落しました。

 その後、中国人民元の切り下げはいったん収まり、マーケットに安堵感が漂ったのもつかの間、8月18日(火)に再び上海株が急落し、世界的に株価も再び不安定な展開に。

上海総合指数 日足(出所:CQG)

 8月に入って、中国発の報道に金融市場は翻弄されています。

 呼応して、原油を筆頭に、鉄鉱石、ミルクプライス(乳製品に対する支払い価格)といった商品価格は軒並み急落。

NY原油先物 2時間足(出所:米国FXCM)

 商品価格は世界経済の先行指標と言われています。

 中国経済の急減速に伴う商品価格の急落は、中国経済に依存して発展してきた多くの国の減速を意味します。

 米系の大手金融機関・モルガンスタンレーは、中国関連ビジネスで悪影響を受けるブラジル、ロシア、韓国、台湾、シンガポール、タイ、チリ、コロンビア、ペルー、南アフリカの10カ国の通貨を「Troubled 10」と称し、これら諸国の経済の急減速を警告しています。

【参考記事】

●中国人民元切り下げで売り推奨の通貨は? さらに利下げ濃厚のNZドルは売り戦略で!(8月17日、西原宏一&松崎美子)

米ドル/ロシアルーブル 日足(出所:CQG)

米ドル/コロンビアペソ 日足(出所:CQG)

■商品価格の下落で豪ドル/米ドルは再び軟調に 一方、新興国通貨のみならず、主要通貨の中でも、商品価格の動向に大きな影響を受ける資源国通貨と称される通貨があります。

 たとえば、原油であれば加ドル、鉄鉱石は豪ドル、ミルクプライスはNZドル。

【参考記事】

●NZドルは1200pips急落! NZ中銀がさらに利下げする公算が濃厚な理由とは?(7月23日、西原宏一)

●商品価格の低迷が資源国通貨に痛手! 原油下落で、ユーロ安になる理由とは?(7月30日、西原宏一)

 また、今回のように中国経済の動向にも大きな影響を受ける国といえば、オセアニア通貨であるオーストラリアとニュージーランドです。

 昨年(2014年)末、為替市場参加者の間では、豪ドル/米ドルの下落は、ユーロ/米ドルの下落と双璧をなすものとされ、豪ドル/米ドルは明確なトレンドのある注目の通貨ペアと言われていました。

 また、昨年(2014年)末に公開したコラムにもあるように、米系の大手金融機関・バンク・オブ・アメリカ(BOA)が、今年(2015年)推奨するトレードの筆頭は豪ドル/米ドルでした。

【参考記事】

●衆院選までドル/円は116~121円のレンジ。120円接近で口先介入が出やすい理由は?(2014年11月27日、西原宏一)

 多くの銀行の豪ドル/米ドルのターゲットは0.7500ドル。その予想どおり、豪ドル/米ドルは年末年始にかけ、急落。

【参考記事】

●米ドル/円は高値追い禁物で押し目待ち。豪中銀総裁は0.75ドルのターゲット明言!(2014年12月18日、西原宏一)

 そして、2015年3月には、豪ドル/米ドルは、ターゲットである、0.75ドルレベルまで早々に急落し、多くの為替トレーダーの収益に貢献。その後は、半年に渡って0.7500~0.800ドルで調整局面入りとなっています。

 しかし、中国経済の悪化に伴い、商品市況が悪化の一途をたどることによって、豪ドル/米ドルは再び軟調な展開に。

  ただ、今回の下落局面で市場参加者がとまどいをみせたのが…
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「買いシグナル」点灯中のユーロ/円だが ユーロ/ドルの影響受けて下落の可能性も

■週足では2009年高値更新で「買いシグナル」点灯 今回はユーロ/円の分析を行なう。まず、週足チャートをご覧いただきたい。下の週足チャートに、「94.00円-112.00円のボックス相場」(赤の破線)を表示した。 

ユーロ/円 週足(クリックで拡大)(出所:米国FXCM)

 ユーロ/円は、この「94.00円-112.00円のボックス相場」の上限を抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。

 いわゆる「ダブル・ボトム」を作り、その上限(ネック・ライン)を上抜けして「買いシグナル」を発した、と言える。

 ユーロ/円の上昇は、大局で見れば、当初はサポート・ライン(1)「ピンクの破線」に従っていた、と考える。

 そしてユーロ/円は、139円台ミドルを上に抜けた時点で、2009年の高値を更新した。2009年の高値を更新したことで、「買いシグナル」を発した、と考える。

 この「買いシグナル」に従い、ユーロ/円は上昇して、高値145円台をつけている。

■149.75-80円水準の高値をつけた後は下落に転じる この高値(145円台)をつけてからのユーロ/円は、調整局面を迎えて、サポート・ライン(1)「ピンクの破線」を割り込み、「売りシグナル」を発した、と考える。そして、「紫の破線」で示したボックス相場を形成した、と考える。

 このボックス相場「紫の破線」の下限は、当初、135.50円近辺と考えていたが、その後の値動きで、このボックス相場「紫の破線」の下限は、134.00円近辺と考える。

 つまり、ボックス相場「紫の破線」の上限は145円台ミドル、下限は134.00円と考える。 

ユーロ/円 週足(クリックで拡大)(出所:米国FXCM)

 2014年10月31日(金)に、日銀が追加の金融緩和策を発表したことを材料に、さらに、ユーロ/円が急騰した。

 ユーロ/円は、ボックス相場「紫の破線」の上限(145円台ミドル)を上に抜けて、この時点での最高値を更新して、「買いシグナル」を発した、と考える。

 この「買いシグナル」に従い、上昇して、149.75-80円水準の高値をつけている。

 ユーロ/円が、高値を更新したので、サポート・ライン(2)「ピンクの破線」を表示した。

 ユーロ/円は149.75-80円水準の高値をつけてから、下落に転じている。それで、「緑の破線」で示したボックス相場を形成していると考えた。

 ユーロ/円は急落してサポート・ライン(2)「ピンクの破線」を割り込み、「売りシグナル」を発した、と考える。

■下落トレンドではなく、高値圏での保ち合いに修正 そして、134.00円を割り込んだので、ボックス相場「緑の破線」を下にブレイクし、さらなる「売りシグナル」を発した、と考える。「134.00円を下に抜けた」ということは、「新安値を更新した」ということなので、当然に「売りシグナル」だ。 

ユーロ/円 週足(再掲載、クリックで拡大)(出所:米国FXCM)

 ボックス相場のセオリーは、「ボックス相場の下限を割り込む場合は、下限から、その値幅分下落する」である。

 つまり、下限は134.00円近辺、ボックス相場の値幅は16円だから、ターゲットは118.00円近辺になる。「緑の破線(両端矢印)」で表示しているのが、その値幅だ。

 ユーロ/円は、134.00円を割り込んで発せられた「売りシグナル」に従い、

130円台前半(安値は130.10-15円水準)にまで急落したが、いったんそこから反発している。

 この反発で、136円台の戻り高値をつけたが、再度急落して、今度は130.00円を割り込み、新値を更新した。

 新安値を更新したことで、「売りシグナル」を発した、と考える。

 この「売りシグナル」に従い、126.00円近辺の安値をつけたが、反転急騰している。

 ゴールデン・ウィークの直前あたりから、ポジション調整による「ユーロの買戻し」が出ていた、と考える。

 ゴールデン・ウィークが始まると、市場参加者が極端に少ない中で、スパイラルに急上昇した、と考える。

 ユーロ/円が上昇を続けたので、サポート・ライン(3)「ピンクの破線」を表示した。 

ユーロ/円 週足(再掲載、クリックで拡大)(出所:米国FXCM)

 このサポート・ライン(3)「ピンクの破線」を表示したことで、現在のユーロ/円が、高値圏での保ち合いを続けている、と考え方を修正した。

 「下落トレンドに転換したのではないか」と考えていたが、その考え方を捨てて、「高値圏での保ち合い相場が持続している」と判断する。

 現時点では、判然としないが、下落トレンドに転換している可能性にも留意するべき、と考える。

 先述のとおりに、現在のユーロ/円は…