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本日のドル/円急上昇は戻り売りの好機! 107.83円割れなら下落トレンド再開と認定
■米ドル/円の下落トレンドには変化なし! 米ドル/円のリバウンドは、本稿冒頭執筆中の現時点(4月22日午前)では110円以下どまりとなっており、筆者の想定どおりと言える。
米ドル/円 2時間足(4月22日(金)午前の時点)(出所:ヒロセ通商)
すなわち、米ドルのリバウンドを予想していたロング筋が揃ってショートのスタンスに転じてきたから、米ドル/円はかえって安値を更新せず、いったん反騰してくるものの、その値幅は限定され、ベア(下落)トレンド自体はまったく修正されず、これからもベアトレンドを推進する公算が高い、ということである。
換言すれば、米ドル/円は目下スピード調整の途上にあるが、下落トレンドは確実視される。
■ポイントは米ドル/円107.83円割れの有無 ところで、いろいろな評論を見ていくと、米ドル/円の下げ一服もあって、来週4月27日(水)、28日(木)の日銀会合にて、追加量的緩和、あるいはマイナス金利のさらなる拡大がなされるといった観測が高まっていた。そして、この前ショートスタンスに転じてきた「元ロング派」の再転向が見られた。
つまり、米ドル/円が上昇するとみる評論家の方々がまた増えてきたから、また1つのサインが点灯したのだと思う。
要するに、前回の彼らの転向が米ドル/円の下げ一服をもたらしたとするならば、今回の彼らの再転向が米ドル/円の下落再開を暗示するサインと受け取れる。
このサインの正式な確認は、日銀会合後になる見通しだが、米ドル/円の弱いリバウンドから考えると、日銀会合を待たずに確認される可能性もある。そのサインは他ならぬ、米ドル/円の107.83円割れだとみる。
米ドル/円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)
この安値は今週(4月18日~)の安値であり、4月18日(月)につけた安値であったが、この安値は重要な意味合いを持つ。
何しろ、この安値は、4月18日(月)に窓を開けて下落した際に形成され、また、G20(20カ国・地域財務大臣・中央銀行総裁会議)において米サイドが日本の相場介入を牽制したと伝わったあと、マーケットが驚きをもって形成した安値だったからだ。
この安値を割ることがあれば、米ドル/円の下落再開が認定されるだろう。
■一時、105円の節目割れもあり得る 下値ターゲットについて、たびたび指摘してきた105~106円といったメインターゲットは据え置くが、場合によっては一時、105円の節目割れもあり得るだろう。何しろ、足元のリバウンドは、スピード調整として次の下落モメンタムを蓄えている状態だ。次のターゲットはオーバーしていってもおかしくない。
米ドル/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)
筆者がもっとも大事にしてきたロジックとして、「市場が材料の先に動き、材料はあとからついてくる」というものが挙げられる。この意味では、相場の値動きから、あとの材料を予知する場合もある。
したがって、仮に米ドル/円が日銀会合を待たずに安値トライする値動きになった場合は、日銀会合自体、大した成果を出せないことが暗示されるかと思う。
ということは、一部市場関係者の思惑、すなわち今回は熊本地震もあったから、日銀がより機敏に動き、マイナス金利を拡大させるだろうといった思惑が裏切られる可能性が大きいと思う。何しろ、熊本地震があったからこそ、日銀が動かないのではないかと考えられるからだ。
実際、マイナス金利が導入されたあと…
米ドル/円 2時間足(4月22日(金)午前の時点)(出所:ヒロセ通商)
すなわち、米ドルのリバウンドを予想していたロング筋が揃ってショートのスタンスに転じてきたから、米ドル/円はかえって安値を更新せず、いったん反騰してくるものの、その値幅は限定され、ベア(下落)トレンド自体はまったく修正されず、これからもベアトレンドを推進する公算が高い、ということである。
換言すれば、米ドル/円は目下スピード調整の途上にあるが、下落トレンドは確実視される。
■ポイントは米ドル/円107.83円割れの有無 ところで、いろいろな評論を見ていくと、米ドル/円の下げ一服もあって、来週4月27日(水)、28日(木)の日銀会合にて、追加量的緩和、あるいはマイナス金利のさらなる拡大がなされるといった観測が高まっていた。そして、この前ショートスタンスに転じてきた「元ロング派」の再転向が見られた。
つまり、米ドル/円が上昇するとみる評論家の方々がまた増えてきたから、また1つのサインが点灯したのだと思う。
要するに、前回の彼らの転向が米ドル/円の下げ一服をもたらしたとするならば、今回の彼らの再転向が米ドル/円の下落再開を暗示するサインと受け取れる。
このサインの正式な確認は、日銀会合後になる見通しだが、米ドル/円の弱いリバウンドから考えると、日銀会合を待たずに確認される可能性もある。そのサインは他ならぬ、米ドル/円の107.83円割れだとみる。
米ドル/円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)
この安値は今週(4月18日~)の安値であり、4月18日(月)につけた安値であったが、この安値は重要な意味合いを持つ。
何しろ、この安値は、4月18日(月)に窓を開けて下落した際に形成され、また、G20(20カ国・地域財務大臣・中央銀行総裁会議)において米サイドが日本の相場介入を牽制したと伝わったあと、マーケットが驚きをもって形成した安値だったからだ。
この安値を割ることがあれば、米ドル/円の下落再開が認定されるだろう。
■一時、105円の節目割れもあり得る 下値ターゲットについて、たびたび指摘してきた105~106円といったメインターゲットは据え置くが、場合によっては一時、105円の節目割れもあり得るだろう。何しろ、足元のリバウンドは、スピード調整として次の下落モメンタムを蓄えている状態だ。次のターゲットはオーバーしていってもおかしくない。
米ドル/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)
筆者がもっとも大事にしてきたロジックとして、「市場が材料の先に動き、材料はあとからついてくる」というものが挙げられる。この意味では、相場の値動きから、あとの材料を予知する場合もある。
したがって、仮に米ドル/円が日銀会合を待たずに安値トライする値動きになった場合は、日銀会合自体、大した成果を出せないことが暗示されるかと思う。
ということは、一部市場関係者の思惑、すなわち今回は熊本地震もあったから、日銀がより機敏に動き、マイナス金利を拡大させるだろうといった思惑が裏切られる可能性が大きいと思う。何しろ、熊本地震があったからこそ、日銀が動かないのではないかと考えられるからだ。
実際、マイナス金利が導入されたあと…
FXは「やさしい方法」ほど勝てる でも、「やさしい方法」って何?
利益を出し続けている人々はやさしい方法をやっている。FX・株式・先物と分野を問わず、毎年利益を出し続けている人々の共通点として「やさしい方法をやっている」というものがあります。成功者はとても頭が良い人で複雑なことをやっているなどと思われがちなのですが、現実は全く違うものです。
原油価格反転による安定感は一時的。 米ドル/円は戻りのメドを慎重に見極めたい
■原油先物価格の動向で市場に一時的な安定感 金融市場全体に、一時的に安定感が出てきています。
そのきっかけになっていると考えられるのは、原油先物価格です。
WTI原油先物価格(NY原油)を見ると、限月交代したばかりという事情もありますが、年初来高値を更新し、4月21日(木)現在で、44.48ドルにまで上昇してきています。
WTI原油先物 日足(出所:CQG)
■ニュースが出て急落しても、原油価格はすぐに反転 4月17日(日)にカタールの首都、ドーハで開催された主要産油国会合で、OPEC(石油輸出国機構)加盟国、非加盟国を合わせた18カ国が増産凍結の合意文書に署名すると思われていましたが、土壇場でサウジアラビアが反対し、交渉が決裂したことは記憶に新しいところです。
これを受けて、原油先物価格は、週明け4月18日(月)早朝のオセアニア市場で一気に37.61ドルまで急落しましたが、その後は、一転して買い戻しの動きとなりました。
さらに、4月20日(水)早朝には、「クウェートでの石油労働者によるストライキが終結した」ことをきっかけに再び急落したものの、NY市場では、また急激な買い戻しとなってしまいました。
これだけのニュースが出て、すぐに反転してしまうということは、かなりポジションがショートに傾いていると考えるべきだと思います。
また、EIA(米エネルギー情報局)の週間在庫統計でも、米国の原油在庫積み増しが、先週から大幅に減少していることも明らかになりました。
どうやら、需給調整が進んでいるのかもしれません。
■ダウ平均は1万8000ドル、日経平均は1万7000円超え このように、原油先物価格の底堅い動きに呼応する形で、株式市場も全般的に上昇してきています。
ダウ平均が1万8000ドルを超えてきたほか、日経平均も1万7000円をしっかりと上回ってきています。
NYダウ 日足(出所:CQG)
日経平均株価 日足(出所:株マップ.com)
為替市場でも当然…
そのきっかけになっていると考えられるのは、原油先物価格です。
WTI原油先物価格(NY原油)を見ると、限月交代したばかりという事情もありますが、年初来高値を更新し、4月21日(木)現在で、44.48ドルにまで上昇してきています。
WTI原油先物 日足(出所:CQG)
■ニュースが出て急落しても、原油価格はすぐに反転 4月17日(日)にカタールの首都、ドーハで開催された主要産油国会合で、OPEC(石油輸出国機構)加盟国、非加盟国を合わせた18カ国が増産凍結の合意文書に署名すると思われていましたが、土壇場でサウジアラビアが反対し、交渉が決裂したことは記憶に新しいところです。
これを受けて、原油先物価格は、週明け4月18日(月)早朝のオセアニア市場で一気に37.61ドルまで急落しましたが、その後は、一転して買い戻しの動きとなりました。
さらに、4月20日(水)早朝には、「クウェートでの石油労働者によるストライキが終結した」ことをきっかけに再び急落したものの、NY市場では、また急激な買い戻しとなってしまいました。
これだけのニュースが出て、すぐに反転してしまうということは、かなりポジションがショートに傾いていると考えるべきだと思います。
また、EIA(米エネルギー情報局)の週間在庫統計でも、米国の原油在庫積み増しが、先週から大幅に減少していることも明らかになりました。
どうやら、需給調整が進んでいるのかもしれません。
■ダウ平均は1万8000ドル、日経平均は1万7000円超え このように、原油先物価格の底堅い動きに呼応する形で、株式市場も全般的に上昇してきています。
ダウ平均が1万8000ドルを超えてきたほか、日経平均も1万7000円をしっかりと上回ってきています。
NYダウ 日足(出所:CQG)
日経平均株価 日足(出所:株マップ.com)
為替市場でも当然…
上海合意で「株高・資源高・米ドル安」が 進行中だが今後の狙いはユーロ/円の上昇
■中期的に円高変わらずも、米ドル/円は調整局面が継続 みなさん、こんにちは。
前回のコラムでご紹介したように、今月(4月)上旬、一気に5円弱急落したあとの米ドル/円は調整局面を継続しています。
【参考記事】
●パナマ文書が安倍政権の爆弾になる!? 原油本格反発のカギ握るドーハ会合に注目(4月14日、西原宏一)
ドーハ会合の決定を受け、今週(4月18日~)も再び米ドル/円は107円台に突入しましたが、今回も107円台後半をブレイクできず反発…。
中期の円高の流れは変わらずも、当面、米ドル/円は調整局面が継続。
米ドル/円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)
■上海合意のもと、「株高・資源高・米ドル安」進行中 米ドル/円での米ドル安はいったん沈静化しましたが、上海合意のもと、「株高・資源高・米ドル安」は進行中…。
【参考記事】
●安倍首相が米国に「介入しない」と宣言!? 上海合意で、米ドル/円は100円も視野に!(4月7日、西原宏一)
NYダウはついに1万8000ドルを回復、ドーハ会合での失敗にも関わらず原油は反発。鉄鉱石を始めとする商品市況は上昇。
NYダウ 日足(出所:CQG)
WTI原油先物 日足(出所:CQG)
鉄鉱石 日足(出所:CQG)
資源国通貨である豪ドル/米ドルは0.78ドル台を回復、節目の0.8000ドルをうかがう展開で米ドル安へ。
豪ドル/米ドル 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:豪ドル/米ドル 日足)
また、前述のように、米ドル/円は107円台まで急落する米ドル安となっています。
しかし、こうした環境下、米ドル安が進んでいないのが…
前回のコラムでご紹介したように、今月(4月)上旬、一気に5円弱急落したあとの米ドル/円は調整局面を継続しています。
【参考記事】
●パナマ文書が安倍政権の爆弾になる!? 原油本格反発のカギ握るドーハ会合に注目(4月14日、西原宏一)
ドーハ会合の決定を受け、今週(4月18日~)も再び米ドル/円は107円台に突入しましたが、今回も107円台後半をブレイクできず反発…。
中期の円高の流れは変わらずも、当面、米ドル/円は調整局面が継続。
米ドル/円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)
■上海合意のもと、「株高・資源高・米ドル安」進行中 米ドル/円での米ドル安はいったん沈静化しましたが、上海合意のもと、「株高・資源高・米ドル安」は進行中…。
【参考記事】
●安倍首相が米国に「介入しない」と宣言!? 上海合意で、米ドル/円は100円も視野に!(4月7日、西原宏一)
NYダウはついに1万8000ドルを回復、ドーハ会合での失敗にも関わらず原油は反発。鉄鉱石を始めとする商品市況は上昇。
NYダウ 日足(出所:CQG)
WTI原油先物 日足(出所:CQG)
鉄鉱石 日足(出所:CQG)
資源国通貨である豪ドル/米ドルは0.78ドル台を回復、節目の0.8000ドルをうかがう展開で米ドル安へ。
豪ドル/米ドル 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:豪ドル/米ドル 日足)
また、前述のように、米ドル/円は107円台まで急落する米ドル安となっています。
しかし、こうした環境下、米ドル安が進んでいないのが…
FTSE100 2つの売り基準と平均足チャート状況
FTSE100買いポジションの含み益が増加中です。配当金+相場上昇による含み益増加という好サイクルに入っているためです。こうなってくると、そろそろ「FTSE100の売り時」が気になってきます。FTSE100配当金生活の状況とともに、売り時の目安について書かせて頂きます。売り時の目安は、くりっく株365で提供されているチャートを使っています。くりっく株365 高配当と安定性 私の使い方
トライオート米ドル円 両建て運用売買状況
トライオートにて仕掛けてある米ドル円両建て運用の状況です。前回記事トライオート 米ドル円両建てで仕掛けた後に微調整をして放ったらかしにしてあります。トライオートFXはじめ方ブログ 半自動売買6つのメリット
安値更新後も4時間足でボックス相場を 維持しているユーロ/円だが、今後は?
■2012年11月に中長期のレジスタンスラインを突破 今回はユーロ/円の分析を行なう。まずは、月足チャートからご覧いただきたい。
ユーロ/円は、2008年に約170円(正確には、169.95円)の高値をつけてから、下落に転じた。
ユーロ/円 月足(クリックで拡大) (出所:ヒロセ通商)
そして、月足チャートで見ると、2012年3月に2008年の高値を起点としたレジスタンス・ライン「ピンクの破線(細線)」を上に抜けたのだ が、この時点では、結局、トレンド転換が起こらなかった、と判断したので、2012年4月の高値に合わせて、新たなレジスタンス・ライン「緑の破線」を表 示した。
つまり、レジスタンス・ライン「ピンクの破線(細線)」を上に抜けた時には、ユーロ/円は、下落トレンドのままで、上昇トレンドに転換していない、と判断した。
しかし、改めて引き直した中長期のレジスタンス・ライン「緑の破線」を明確に上に抜ける場合は、「買いシグナル」なので、要注意と考えていた。
2012年の11月に、中長期のレジスタンス・ライン「緑の破線」を、明確に上に抜け、「買いシグナル」を発した、と考える。
ユーロ/円 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
■ユーロ/円はすでに1年以上も下落トレンドが継続 一昨年(2014年)の10月31日(金)に、日銀が追加の金融緩和策を発表したことを材料に、ユーロ/円が急騰した。
それで、その時点での直前の安値(134円台前半)に合わせて、サポート・ライン「赤の破線」を表示した。
高値150.00円アラウンド(149.75-80円水準)をつけるまでは、このサポート・ライン「赤の破線」に従って上昇した、と考える。
しかし、昨年(2015年)の1月中旬(1月15日木曜日)の急落で、このサポート・ライン「赤の破線」を割り込んだ。「売りシグナル」を発した、と考える。
ユーロ/円 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
この時点(2015年1月15日木曜日)で、ユーロ/円が、トレンド転換した可能性がある、と考えた。
つまり、ユーロ/円の94円台から150円近辺まで上昇した期間が、「上昇トレンド」であり、150円近辺がピーク(最高値)で、「下落トレンド」に転換している可能性がある、ということだ。
ユーロ/円は、この「売りシグナル」に従い、126.00円近辺まで下落した。
しかし、126.00円近辺を底に、反転して、大きく急騰した。
それで、新たに、一番右のサポート・ライン「緑の破線」を表示した。
ユーロ/円 月足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
126円台からの反転、大きな上昇で、ユーロ/円のトレンドは判然としなくなった(つまり、はっきりしなくなった、わからなくなった)、と考えた。
昨年(2015年)の4月以降の値動きでは、ユーロ/円は、126円台にまで急落し、そして、141円台に急騰した。
それで、上述のとおりに、下落トレンドなのか、否か判然としなくなったのだが、月足チャートを見てのとおりに、ユーロ/円は、一番右のサポート・ライン「緑の破線」を割り込み、改めて「売りシグナル」を発した、と考える。
月足チャートに、「赤の破線」で示したサポート・ラインを割り込んだことで、その時点でトレンド転換が起こっているのではないか?(=すでに、下落トレンドに転換しているのではないか?)と、考えていたのに、判然としない状況だった。
しかし、126.00円近辺の従来の安値を割り込んだので、「サポート・ライン『赤の破線』を割り込んだ時点で、下落トレンドに転換した」ことを確認できた、と考える。
つまり、ユーロ/円は、昨年の1月中旬(2015年1月15日木曜日)の急落で、「下落トレンド」に転換した、と考える。
そう考えると、ユーロ/円は、すでに1年以上も下落トレンドが継続していることになる。
■マイナス金利導入の影響は月足では見つからない 先月末(1月29日)の日銀政策決定会合で、マイナス金利の導入が発表されて、「円売り」になった。
ユーロ/円は、129円台から132円台に急上昇している。
しかし、現時点の月足チャートで見る限りでは、特段の変化は見つからない。
つまり、一番右のサポート・ライン「緑の破線」を割り込んで発せられた「売りシグナル」が有効、と考える。
■週足では2009年高値更新で「買いシグナル」点灯 続いて、週足チャートをご覧いただきたい。週足チャートに「94.00円-112.00円のボックス相場」(赤の破線)を表示した。
ユーロ/円 週足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
ユーロ/円は、この「94.00円-112.00円のボックス相場」の上限を抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。
いわゆる「ダブル・ボトム」を作り、その上限(ネック・ライン)を上抜けして「買いシグナル」を発した、と言える。
ユーロ/円の上昇は、大局で見れば、当初はサポート・ライン(1)「ピンクの破線」に従っていた、と考える。
そしてユーロ/円は、139円台ミドルを上に抜けた時点で、2009年の高値を更新した。2009年の高値を更新したことで、「買いシグナル」を発した、と考える。
この「買いシグナル」に従い、ユーロ/円は上昇して、高値145円台をつけている。
この高値(145円台)をつけてからのユーロ/円は…
ユーロ/円は、2008年に約170円(正確には、169.95円)の高値をつけてから、下落に転じた。
ユーロ/円 月足(クリックで拡大) (出所:ヒロセ通商)
そして、月足チャートで見ると、2012年3月に2008年の高値を起点としたレジスタンス・ライン「ピンクの破線(細線)」を上に抜けたのだ が、この時点では、結局、トレンド転換が起こらなかった、と判断したので、2012年4月の高値に合わせて、新たなレジスタンス・ライン「緑の破線」を表 示した。
つまり、レジスタンス・ライン「ピンクの破線(細線)」を上に抜けた時には、ユーロ/円は、下落トレンドのままで、上昇トレンドに転換していない、と判断した。
しかし、改めて引き直した中長期のレジスタンス・ライン「緑の破線」を明確に上に抜ける場合は、「買いシグナル」なので、要注意と考えていた。
2012年の11月に、中長期のレジスタンス・ライン「緑の破線」を、明確に上に抜け、「買いシグナル」を発した、と考える。
ユーロ/円 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
■ユーロ/円はすでに1年以上も下落トレンドが継続 一昨年(2014年)の10月31日(金)に、日銀が追加の金融緩和策を発表したことを材料に、ユーロ/円が急騰した。
それで、その時点での直前の安値(134円台前半)に合わせて、サポート・ライン「赤の破線」を表示した。
高値150.00円アラウンド(149.75-80円水準)をつけるまでは、このサポート・ライン「赤の破線」に従って上昇した、と考える。
しかし、昨年(2015年)の1月中旬(1月15日木曜日)の急落で、このサポート・ライン「赤の破線」を割り込んだ。「売りシグナル」を発した、と考える。
ユーロ/円 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
この時点(2015年1月15日木曜日)で、ユーロ/円が、トレンド転換した可能性がある、と考えた。
つまり、ユーロ/円の94円台から150円近辺まで上昇した期間が、「上昇トレンド」であり、150円近辺がピーク(最高値)で、「下落トレンド」に転換している可能性がある、ということだ。
ユーロ/円は、この「売りシグナル」に従い、126.00円近辺まで下落した。
しかし、126.00円近辺を底に、反転して、大きく急騰した。
それで、新たに、一番右のサポート・ライン「緑の破線」を表示した。
ユーロ/円 月足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
126円台からの反転、大きな上昇で、ユーロ/円のトレンドは判然としなくなった(つまり、はっきりしなくなった、わからなくなった)、と考えた。
昨年(2015年)の4月以降の値動きでは、ユーロ/円は、126円台にまで急落し、そして、141円台に急騰した。
それで、上述のとおりに、下落トレンドなのか、否か判然としなくなったのだが、月足チャートを見てのとおりに、ユーロ/円は、一番右のサポート・ライン「緑の破線」を割り込み、改めて「売りシグナル」を発した、と考える。
月足チャートに、「赤の破線」で示したサポート・ラインを割り込んだことで、その時点でトレンド転換が起こっているのではないか?(=すでに、下落トレンドに転換しているのではないか?)と、考えていたのに、判然としない状況だった。
しかし、126.00円近辺の従来の安値を割り込んだので、「サポート・ライン『赤の破線』を割り込んだ時点で、下落トレンドに転換した」ことを確認できた、と考える。
つまり、ユーロ/円は、昨年の1月中旬(2015年1月15日木曜日)の急落で、「下落トレンド」に転換した、と考える。
そう考えると、ユーロ/円は、すでに1年以上も下落トレンドが継続していることになる。
■マイナス金利導入の影響は月足では見つからない 先月末(1月29日)の日銀政策決定会合で、マイナス金利の導入が発表されて、「円売り」になった。
ユーロ/円は、129円台から132円台に急上昇している。
しかし、現時点の月足チャートで見る限りでは、特段の変化は見つからない。
つまり、一番右のサポート・ライン「緑の破線」を割り込んで発せられた「売りシグナル」が有効、と考える。
■週足では2009年高値更新で「買いシグナル」点灯 続いて、週足チャートをご覧いただきたい。週足チャートに「94.00円-112.00円のボックス相場」(赤の破線)を表示した。
ユーロ/円 週足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
ユーロ/円は、この「94.00円-112.00円のボックス相場」の上限を抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。
いわゆる「ダブル・ボトム」を作り、その上限(ネック・ライン)を上抜けして「買いシグナル」を発した、と言える。
ユーロ/円の上昇は、大局で見れば、当初はサポート・ライン(1)「ピンクの破線」に従っていた、と考える。
そしてユーロ/円は、139円台ミドルを上に抜けた時点で、2009年の高値を更新した。2009年の高値を更新したことで、「買いシグナル」を発した、と考える。
この「買いシグナル」に従い、ユーロ/円は上昇して、高値145円台をつけている。
この高値(145円台)をつけてからのユーロ/円は…
両建て派の特権 証拠金MAX活用 追加資金ゼロ円で南アフリカランド円売りポジション仕掛け
南アフリカランド円新規売りポジションを作っています。売りポジションを作ったのはくりっく365口座です。高スワップポイントのくりっく365を売りポジションで使った理由をまとめました。くりっく365メリット 私が使い続ける4つの理由
ユーロ円買い転換 連勝続く外為どっとコム口座 その理由
連勝が続いている外為どっとコム口座で「ユーロ円買いシグナル」が発生しています。決済した売りポジションは無事利益決済となっています。外為どっとコム 半自動売買口座としての使い方