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サヤ取り乱高下でも安定 場帖からみた次の一手 ブログ

サヤ取り乱高下でも安定 場帖からみた次の一手

先日記事日経225×NYダウ サヤ取り 第3回目仕掛けで日経225売りポジションを仕掛けたのですが、その後に日経225が500以上も暴騰して内心ちょっと焦りました。でも、サヤ取りでの仕掛けだったのを思い出して一安心した次第です。今後も油断せずに日々の作業を続けてまいります。GMOクリック証券CFD
日銀に手詰まり感。政策に新鮮味なし! 年内にドル/円は95円あたりまで下落か!? ブログ

日銀に手詰まり感。政策に新鮮味なし! 年内にドル/円は95円あたりまで下落か!?

■日銀の決定内容は現状の金融政策の延長戦でしかない 9月21日(水)、日銀は金融政策決定会合において、金融緩和強化のための新しい枠組み「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を決定しました。

記者会見に応じる黒田総裁。2016年9月の会合で日銀は、「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を決定。仰々しいタイトルとは裏腹に、新鮮味に欠ける内容か (C)Bloomberg/Getty Images

 タイトルは仰々しいですが、結局は、現状の金融政策の延長戦でしかないという印象です。

 まず、2%の「物価安定目標」の実現時期をこれまで明記していましたが、今回はそれを放棄し、「できるだけ早期に実現する」という表現に変えました。そして、その対策として以下の2点を謳っています。

<長短金利操作付き量的・質的金融緩和の内容>


・ 長短金利の操作を行う「イールドカーブ・コントロール」

・ 消費者物価指数の実績値が安定的に2%の「物価安定の目標」を超えるまで、マネタリーベースの拡大方針を継続する「オーバーシュート型コミットメント」

■市場関係者も馬鹿ではない。日銀の手詰まり感が… 難しいことを言っているようですが、さらに記述を読み込んでいくと、今後の具体的な追加緩和の手段は、詰まるところ以下のとおりです。

<追加緩和の手段>


・ 短期政策金利の引下げ

・ 長期金利操作目標の引下げ

・ 「量的・質的金融緩和」以来実施してきた資産買い入れの拡大

・ マネタリーベースの拡大の加速

 ご覧のとおり、内容にまったく新鮮味はなく、従来の政策の焼き写し、あるいは拡大に過ぎません。

 日銀としては、新たな表現を使うことで市場に新しいメッセージを届ける意図であったと推察されますが、現実は厳しいです。

 市場関係者も馬鹿ではありません。

 逆に、日銀の政策の手詰まり感を広げる結果となってしまいました。

■緊急会合を開催しても、円安への巻き戻しは一時的 発表当初は、若干円安に振れたものの、その効果は、わずか数時間しか維持できず、黒田日銀総裁の定例記者会見が始まると同時に円高方向に反転することとなりました。

【参考記事】

●日銀追加緩和があっても効果は短期的! 若干ドル高・円安になったら絶好の売り場(9月8月、今井雅人)

米ドル/円 1時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 1時間足)

 その後、財務省、日銀は危機感を強め、昨日22日(木)には祝日にも関わらず、金融庁も含めた3者合同の緊急会合を開催しました。

 かなり円高方向にバイアスがかかっていたために、会合開催に対して敏感に反応し、円安方向への巻き返しが起きていますが、これも一時的なものでしょう。

米ドル/円 1時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 1時間足)

■円売り介入は無理。議論しても、小田原評定に過ぎない 現実的に考えれば、この水準で通貨当局ができることは極めて限られています。

 もっともわかりやすい対応策は、為替市場での円売り介入ですが、現在の国際社会において、激しい動きに対する対応は正当化されうるものの、水準だけで介入を行うのは非常に困難です。

 最近の円相場の緩やかな動きの中で、円売り介入を実施するのは、まず無理というのが現実です。

 日銀も新しい金融緩和を実施したばかりです。これ以上の対策は、今はできません。となると、結局は議論をするだけの小田原評定(※)でありましょう。

(※編集部注:「小田原評定」とは、豊臣秀吉が北条氏の小田原城を大軍で攻めたとき、籠城していた北条方が評定(会議)を開いたものの、長期間に渡って方針を決められず、ついには滅ぼされてしまったことから、「長い期間、議論をしても、なかなか結論が出ない会議」のことを指す言葉)

 また、FOMC(米連邦公開市場委員会)は…
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トライオートFX使い方 米ドル円での設定値幅について

トライオートFXは、設定方法の自由度がとても高いのが魅力です。ただ、自由度が高すぎると使う側としては悩みも大きくなります。米ドル円でのんびりやる場合の設定を希望であれば、私のような設定が良いかもしれません。トライオートFX 評判とはじめ方ブログ 半自動売買6つのメリット
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米利上げするなら今しかない!?米ドル/円の 影響は一時的、ユーロ、英ポンドは暴落?

■米ドル/円は日足チャートで10円幅のボックス相場形成 今回は米ドル/円の分析を行なう。まず、日足チャートをご覧いただきたい。日足チャートを俯瞰すると、米ドル/円は、「緑の破線(太線)」で示した大きなボックス相場を形成した、と考える。  

米ドル/円 日足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 このボックス相場「緑の破線(太線)」の上限は125円台後半程度、下限は115円台後半程度で、値幅約10円のボックス相場と言える。

 日足チャートを見てのとおりに、ボックス相場「緑の破線(太線)」を割り込み、「売りシグナル」を発した、と考える。

 ボックス相場のセオリーでは、ボックス相場を下に抜けた場合は、その下限から、ボックスの値幅分、下落したところがターゲットになる。

 つまり、ボックス相場「緑の破線(太線)」の下限は115.50円台後半、ボックス相場「緑の破線(太線)」の値幅は約10円だから、ターゲットは、105円台後半程度、と考える。

 日足チャートを見てのとおりに、米ドル/円は5月上旬に、105円台の安値を付けている。だから、5月上旬の時点で、上述のターゲットは、すでに達成した、と考える。

 ターゲットの水準(105円台後半程度)を「緑の破線(両端矢印)」で表示した。

■小さいボックス相場を次々と形成しながら下落 米ドル/円は、ボックス相場「緑の破線(太線)」を割り込んで、115円台で発せられた「売りシグナル」に従い下落した。そしてボックス相場「赤の破線」を形成した、と考える。 

米ドル/円 日足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 ボックス相場「赤の破線」の上限は115.00円近辺、下限は110.50円近辺、と考える。

 この、ボックス相場「赤の破線」の下限(110.50円近辺)を割り込み、さらに「売りシグナル」を発した、と考える。

 この110.50円近辺で発せられた「売りシグナル」に従い、下落して、107円台を付けた。

 107円台からは111円台に反発したが、4月29日(金)のゴールデン・ウィーク初日に、この時点での安値(107.50円近辺)を更新して、「売りシグナル」を発した、と考える。

 この「売りシグナル」に従い、105円台に下落している。105円台からは、再度、反発して111円台を付けている。

 その結果として、米ドル/円は、ボックス相場「紫の破線」を形成した、と考える。 

米ドル/円 日足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 ボックス相場「紫の破線」の上限は112.00円近辺、下限は105.50円近辺、と考える。

 この時点での米ドル/円は、105円台ミドルの安値を付けたが、105円台ミドルの安値を付けて以降は、麻生財務大臣の「口先介入」を材料・きっかけに、111円台にまで反発(上昇)した。 

 しかし、111円台からは反転下落して、ボックス相場「紫の破線」を割り込み、「売りシグナル」を発した、と考える。 

米ドル/円 日足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 6月16日(木)の日銀政策決定会合で、「現状維持(=変更なし)」が発表されると、ボックス相場「紫の破線」の下限(105円台ミドル)を割り込み、「売りシグナル」を発した、と考える。

■「英国国民投票」を材料に大きく乱高下 6月23日(木)に実施された「英国の国民投票」を材料に、米ドル/円は、大きく乱高下をしている。

 「英国の国民投票」の結果が出る直前は、英国がEUに残留するだろう、という思惑が強く、米ドル/円は、106円台後半の高値を付けている。

 ところが、英国のEU離脱が確実になると、それを材料に、米ドル/円は急落して、99.00円割れ(98円台後半)を付けた。

 99.00円割れ(98円台後半)からは、103円台までリバウンドして、そして、再度100.00円割れ(99円台後半)を見ている。

■「ヘリコプター・マネー」の思惑で大きく上昇 この2度目の100.00円割れ(99円台後半)から、米ドル/円は、大きく上昇している。

 大きく上昇した理由は、バーナンキ前FRB議長が来日した際に、同氏が安倍首相、黒田日銀総裁と会談をしたことから、日銀が追加の金融緩和策を打ち出すのではないか、といった思惑が広がったこと、と考える。

 いわゆる「ヘリコプター・マネー」を想像したのだろう、と考える。

 現在の米ドル/円は、ボックス相場「茶色の破線」を形成中、と考える。 

米ドル/円 日足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)

 ボックス相場「茶色の破線」の上限は108.00円近辺、下限は99.00円近辺、と考える。

■米ドル/円は一定の速度で下落を続けている 日足チャートを俯瞰すると、1月下旬以降の相場は、レジスタンス・ライン「ピンクの破線」に従って下落した、と考える。

 レジスタンス・ライン「ピンクの破線」の平行線「ピンクの破線」を表示した。

 米ドル/円が、2本の平行線に挟まれて下落しているということは、「米ドル/円は、一定のスピードで、徐々に、下落している」ということだ。

 現時点では、このレジスタンス・ライン「ピンクの破線」が上値の抑えになっているが、明確に、このレジスタンス・ライン「ピンクの破線」を上に抜ける場合は、「買いシグナル」で、その時の上値のめど(ターゲット)は、ボックス相場「茶色の破線」の上限(108.00円近辺)なので、要注意だ。

 続いて、4時間足チャートをご覧いただき…