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ブログ ドル/円、今月高値更新の条件
ドル/円相場は今月16日に111.60円台まで下落しましたが、200日移動平均線付近で切り返すと、18日に113円台に乗せて6日に付けた今月高値(113.435円)に迫りました。このまま高値更新となるか、テクニカル面では以下の点がポイントとなるでしょう。
一つは、113円台定着です。先月末から今月始めにかけて何度も113円台に乗せる場面はあったが、いずれも112円台に押し戻されて取引を終えています。こうした中で113円台に乗せて終わる事が出来れば、直近の上昇局面より勢いが増していると考えられます。もう一つは、ボリンジャーバンドです。足下でバンドの上下の幅が狭くなっており、トレンドの発生が待たれる中、本日の東京市場で113.10円付近まで上昇してバンド+2シグマ(執筆時113.206円)に迫りました。こうした中でバンドを押し上げる陽線が出現するようならば、上昇トレンドに入った可能性が高まります。
これらを達成できれば6日高値を突破する期待が高まると共に、今年春以降の上値抵抗であった114円台前半?半ばに向けた一段高が視野に入りそうです。
ブログ 米大型減税の行方がマーケットの関心事。 米ドル/円118円上昇のカギを握るのは…!?
今月(10月)に入って、米国株と日本株の連騰は止まらず。
特に、日経平均は(本稿執筆時点で)13日連続の上昇。
これはバブル期の1988年2月10日~27日の13連騰に並ぶ高騰です。
日経平均 日足(出所:Bloomberg)
しかし、米ドル/円はまだ113.00円レベルで出遅れ気味。
多くのマーケット参加者が疑問視しているのが、米ドル/円が日経平均の上昇に大きく出遅れていること。
米ドル/円 日足(出所:Bloomberg)
これは、米10年債利回りの低下が要因となっています。
このところの米ドル/円相場は、「リスクオンでの株高」につれるのではなく、米10年債利回りとの相関性が高くなっています。
米ドル/円&米長期金利(10年物国債利回り) 日足(出所:Bloomberg)
過去数カ月、米10年債利回りは一時2.00%近くまで落ち込むなど低迷していたことが米ドル/円の上値をおさえていました。
しかし、その米10年債利回りも9月8日(金)で底打ちとなり、反発に向かっています。
■米10年債利回りは反発。米ドル/円のサポートに 前回のコラムでご紹介させていただいたとおり、9月8日(金)に「米ドル/円と金(ゴールド)」は大きくトレンドを切り返しています。それは、ユーロ/米ドルも同様です。
【参考記事】
●北朝鮮建国記念日が相場の転換点だった! 日本株は約21年ぶり高値。米ドル/円は?(10月12日、西原宏一)
以下は、米10年債利回りの日足チャートです。
米長期金利(10年物国債利回り) 日足(出所:Bloomberg)
9月8日(金)に2.014%をつけてから反発しています。
これは、前述の米ドル/円、金(ゴールド)の変化日と同様。
この米10年債利回りの反発が遅ればせながら、米ドル/円の上昇をサポートすると想定しています。
マーケット関係者によると…
ブログ カナダドル円サヤ取り スワップポイントランキング(12月11日)
ブログ 「13日の金曜日」に混乱なし。ドル/円は 調整完了! 選挙結果がどうあれ上値試しへ
【参考記事】
●衝撃的な米雇用者数減少はイレギュラー。ドル/円の上値重いが、基本方針変わらず!(10月12日、今井雅人)
やはり、今週(10月16日~)も、日本の機関投資家を中心とした、まとまったフローが直接持ち込まれるということはなかったようです。
■「13日の金曜日」、弱いCPIでも荒れ相場回避 市場では、「13日の金曜日」という欧米の参加者にとってはかなり「不吉」な10月13日(金)に、9月米CPI(消費者物価指数)が総合・コアともに予想を下回る弱い数字となったことを受けて、米ドル/円が一時、111.688円まで売り込まれる場面も見られました。
米CPI(除く食品&エネルギー)の推移(前月比)(詳しくはこちら → 経済指標/金利: 米国主要経済指標の推移)
しかし、その後に公表された10月米ミシガン大消費者信頼感指数・速報値が、101.1とかなり強い結果となったこともあり、米ドル/円は懸念されていたほどの乱高下とはならずに、NY市場を終えることができました。
10月13日(金)の米ドル/円 30分足(出所:Bloomberg)
■日米株高で米ドル/円は一気に買い戻し。調整終了!? 週明けとなった10月16日(月)にも、米ドル/円は一時111.654円と、2度目の下値トライとなりましたが、ロシアのインタファクス通信が「米朝外交官が会談する可能性」を報じたほか、次期FRB(米連邦準備制度理事会)議長人事を巡って関係者から、「スタンフォード大学教授のジョン・テイラー氏が、トランプ米大統領の評価が高い」との話が伝わると、一気に112円台へと買い戻す動きとなりました。
それからというもの、日経平均の12連騰や、連日にわたるNYダウの史上最高値更新を受けて、米ドル/円は買い戻しの動きが加速。
本日、10月19日(木)の早朝には、一時113.094円まで値を戻すことになっています。
日経平均 日足(出所:Bloomberg)
NYダウ 日足(出所:Bloomberg)
米ドル/円 1時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 1時間足)
米10年債利回りも2.35%付近まで戻すなど、先週(10月9日~)まで続いた米雇用統計後のポジション調整は、いったん終わったものとみなしていいかもしれません。
米長期金利(米10年債利回り) 日足(出所:Bloomberg)
米韓軍事演習が始まっていることもあり、為替市場には…
ブログ 今日のテクニカル見通し:南アフリカランド/円
(上記ランド/円日足のG.comチャートは10/19の11:13現在)
(上記ランド/円日足の外貨ネクストネオのチャートは10/19の11:13現在)
○上値目処について
8.30-40円台に週足の一目均衡表の基準線や200日線をはじめ多数の目標値がありますが、フォー目ション上は冒頭で触れた三角もち合い上限(8.50円台)です。このあたりを突破できれば、5月以降上値抵抗ゾーンとなっている8.70円レベル突破を試す事も考えられます。
○下値目処について
8.30円前後に20日線&日足の一目均衡表の基準線(8.312円)や日足の一目均衡表の転換線(8.312円)などがあるものの、下抜けると三角もち合い下限(8.10円台)下抜けが意識されると見ます。もし割り込んで戻らないようならば、相場は下落トレンドに入ったと考えたほうが良さそうです。その場合、4/11に付けた今年安値(7.895円)割れを試す事も考えられます。
○下値目処
8.312円(20日線、日足の一目均衡表の基準線)
8.292円(週足の一目均衡表の雲上限)
8.280円(日足の一目均衡表の転換線)
8.10円台(三角もち合い下限)
8.162円(ボリンジャーバンド-2シグマ)
8.131円(10/9安値)
8.056円(8/11安値)
7.913円(16年1月安値6.213円-17年3月高値8.963円の上げ幅38.2%押し)
7.895円(4/11安値)
○上値目処
8.340円(週足の一目均衡表の転換線)
8.347円(13週線)
8.361円(6日線)
8.370円(日足の一目均衡表の雲下限)
8.378円(52週線)
8.386円(75日線)
8.392円(週足の一目均衡表の基準線、日足の一目均衡表の雲上限)
8.429円(3/20高値8.963円-4/11安値7.895円の下げ幅1/2戻し
8.439円(26週線)
8.459円(200日線)
8.462円(ボリンジャーバンド+2シグマ)
8.50円台(三角もち合い上限)
8.549円(9/1高値)
8.715円(5/25高値)
8.727円(7/17高値)
8.963円(3/21高値)
9.050円(14年11月高値10.804円-16年1月安値6.213円の下げ幅61.8%戻し)
9.162円(15年9月高値)
ブログ +3200円 カナダドル円(CADJPY)両建て スワップ金利サヤ取りポジション決済
ブログ 昨日のドル円相場ときょうのひとこと(10/19 木)
----------10/18ドル円相場概況---------------------
ブログ 今夜から明朝の注目材料は?
東京市場のドル/円は手がかり材料に乏しい中、112.10-30円台で小動きでした。欧米市場に入る前に注目イベントを確認しておきましょう。
10/18(水)
17:00 9月南アフリカ消費者物価指数
17:10 ドラギECB総裁、講演
17:30☆9月英雇用統計
18:00 8月ユーロ圏建設支出
20:00 8月南アフリカ小売売上高
20:45 プラートECB理事、講演
21:00☆ダドリー米ニューヨーク連銀総裁、カプラン米ダラス連銀総裁が討論
21:30 8月カナダ製造業出荷
21:30☆9月米住宅着工件数
21:30☆9月米建設許可件数
23:15 クーレECB理事、講演
23:30☆米EIA週間原油在庫統計
27:00 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
--:-- 中国共産党大会開幕
10/19(木)
08:50☆9月日貿易収支
09:30☆9月豪雇用統計
11:00☆7-9月期中国GDP
11:00☆9月中国鉱工業生産
11:00 9月中国小売売上高
※☆は特に注目の材料
次期米連邦準備制度理事会(FRB)議長人事の決定が11月にずれ込むとの報道や、中国共産党大会中は北朝鮮が軍事的行動を控えるとの見方などから、相場にこう着ムードが漂っています。本日は米国で9月住宅着工件数など複数の経済イベントがあるもののいずれもやや小粒である事から、引き続き動意薄の展開が見込まれます。
また、前日に複数の英中銀(BOE)要人が利上げに消極的な発言を行った事で11月利上げに暗雲が立ち込める中、本日の英9月雇用統計が発表されます。その中でも6-8月の週平均賃金(市場予想:前年比+2.1%)に注目です。
ブログ 豪ドル/ドルは長期も短期も買いシグナル、 豪中銀より相場の流れに追従が正攻法!
月足チャートを見ると、豪ドル/米ドルは中長期のサポート・ライン「太い緑の破線」を割り込み、その時点で「売りシグナル」を発したと考える。
豪ドル/米ドル 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
上のチャートでは、中長期のサポート・ライン「太い緑の破線」の傾きを緩やかにして、実際の相場に合わせ調整している。
豪ドル/米ドルは高値圏で「紫の破線」で示した「下値0.9400ドル近辺-上値1.1100ドル近辺のボックス相場」を形成していたと考える。
そして、ボックス相場「紫の破線」の下限を割り込み、さらなる「売りシグナル」を発したと考える。「紫の破線」で示した「下値0.9400ドル近辺-上値1.1100ドル近辺のボックス相場」は、「高値圏での乱高下」と考えることができる。
「高値圏での乱高下」は、後々の下落を示唆するケースが多々ある。
このボックス相場「紫の破線」の下限(0.9400ドル)を割り込んだことで、大きく下落する可能性を示唆していたと考える。
■ボックス相場下抜け後も乱高下を続ける 豪ドル/米ドルは0.9400ドルを割り込み発せられた「売りシグナル」に従い、0.88ドル台にまで下落したが、0.88ドル台から急反発して、0.97ドル台にまでリバウンド(反転上昇)した。
豪ドル/米ドル 月足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
しかし、2013年12月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で、「テーパリング(量的緩和策の縮小)実施」が発表されたことを材料に、豪ドルは再度大きく下落し、0.86ドル台の安値をつけている。
しかし、0.86ドル台の安値から今度は大きく急騰し、戻り高値は0.9500ドル近辺(0.9500-05ドルレベル)をつけている。
戻り高値の0.9500ドル近辺(0.9500-05ドルレベル)から、再び大きく下落している。
豪ドル/米ドルは、「ピンクの破線」で示した「上値0.9800ドル程度-下値0.8600ドル程度のボックス相場」を形成していた、と考える。
豪ドル/米ドル 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
そして、このボックス相場「ピンクの破線」の下限を割り込み、「売りシグナル」を発した、と考える。
この「売りシグナル」に従い、豪ドル/米ドルは、大きく下落した。それで、一番右のレジスタンス・ライン「緑の破線」を表示した。
■直近はボックス相場を上抜けし「買いシグナル」 豪ドル/米ドルは、0.8600ドル近辺を下に抜けたことで、ボックス相場「ピンクの破線」下限を割り込み、「売りシグナル」を発した、と考える。
豪ドル/米ドル 月足(再掲載、クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
0.8600ドル近辺を下に抜けたので、新安値を更新して「売りシグナル」を発した、と考えることもできる。
この「売りシグナル」に従い、相場は大きく下落して、0.68ドル台前半程度の安値を付けている。
0.68ドル台前半の安値を付けてからの豪ドル/米ドルは、ボックス相場「茶色の破線」を形成した、と考える。
豪ドル/米ドル 月足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
ボックス相場「茶色の破線」の上限は0.7850ドル近辺、下限は0.6800ドル近辺、と考える。
月足チャートを見てのとおりに、豪ドル/米ドルは、一番右のレジスタンス・ライン「緑の破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。
そして、ボックス相場「茶色の破線」を上に抜けて、さらに「買いシグナル」を発した、と考える。
■週足でも急落を示唆していた 続いて、週足チャートをご覧いただきたい。週足チャートを見ると、豪ドル/米ドルは1.10ドル台にまで大きく上昇したが、その上昇は、サポート・ライン「緑の破線」に従っていたと考える。
豪ドル/米ドル 週足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
豪ドル/米ドルは、高値圏で「紫の破線」で示した「下値0.9400ドル-上値1.1100ドルの約1700ポイント幅のボックス相場」を形成したと考える。
その後、2013年5月上旬にサポート・ライン「緑の破線」を割りみ、「売りシグナル」を発したと考える。
そして、「紫の破線」で示したボックス相場の下限0.9400ドルを割り込み、さらなる「売りシグナル」を発したと考える。
ボックス相場のセオリーに従えば、ボックス相場の下限0.9400ドルからボックスの値幅分(1700ポイント)下落したところがターゲットになる。つまり、0.7700ドル程度がターゲットだ。
週足チャートを見てのとおりに、上記のターゲットはすでに達成したと考える。
この「紫の破線」で示したボックス相場を下に抜けた時点で、大きく急落する可能性が高いことを示唆していた、と考える。「紫の破線(両端矢印)」でターゲットを達成したことを示した。
2013年から2014年にかけての豪ドル/米ドルは…