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ユーロ/米ドルの1.25ドル近辺からの下落は オプションが原因?いったん小さい調整か
■ユーロ/米ドルは週足でウェッジを形成していた 今回はユーロ/米ドルの分析を行なう。まずは、週足チャートをご覧いただきたい。週足チャートに、長期のレジスタンス・ライン「赤の破線(太線)」を表示した。
ユーロ/米ドル 週足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
ユーロ/米ドルは、2012年の安値1.20ドル台ミドルから、2014年の高値1.4000ドル近辺(高値は、「1.3990-95ドルレベル」)まで、上昇した。
この上昇は、サポート・ライン「紫の破線(太線)」に従っていた、と考える。中長期のチャートで見ると、ユーロ/米ドルは、レジスタンス・ライン「赤の破線(太線)」とサポート・ライン「紫の破線(太線)」で、「三角保ち合い(ウェッジ)」を形成していた、と考える。
そして、週足チャートを見てのとおりに、ユーロ/米ドルは、サポート・ライン「紫の破線(太線)」を割り込み、「三角保ち合い(ウェッジ)」を下に抜けて、「売りシグナル」を発した、と考える。ユーロ/米ドルは、1.2000ドルを割り込んだ時点で、「窓(Gap)」を開けて、「売りシグナル」を発した、と考える。
そして、1.18ドル台ミドルの水平線「赤の破線(太線)」を割り込み、従来の安値を更新して、「売りシグナル」を発した、と考える。
この「売りシグナル」に従い、ユーロ/米ドルは下落して、週足チャートに、「緑の破線」で示したボックス相場を形成した、と考える。
ユーロ/米ドル 週足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
ボックス相場「緑の破線」の上限は1.17ドル台前半程度、下限は1.0350ドル近辺、と考える。
レジスタンス・ライン「ピンクの破線」を表示した。
そして、週足チャートを見てのとおりに、このレジスタンス・ライン「ピンクの破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。
この「買いシグナル」点灯の時点では、ボックス相場「緑の破線」が続いていた。
だから、ボックス相場「緑の破線」の上限(1.17ドル台前半程度)が、レジスタンス(上値抵抗)だったが、このレジスタンス(上値抵抗)を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。
そして、1.18ドル台ミドルを上に抜けて、さらに「買いシグナル」を発した、と考える。
重要なチャート・ポイント1.18ドル台ミドルの水平線「赤の破線(太線)」を上に抜けたので、トレンド転換が起こり、「下落トレンド」から「上昇トレンド」に転換した可能性が高い、と考えた。
■2017年8月末に上昇トレンドに転換、1.31ドル台半ばめざす? 2017年8月末(8月29日)に、1.2000ドルを上に抜けたことで、「下落トレンド」から「上昇トレンド」に転換したことを確認した、と考えた。
この時点でのユーロ/米ドルは、高値1.2100ドル近辺(正確には、1.20ドル台後半)を付けたが、そこを天井にして、いったん下落している。
それで、ボックス相場「茶色の破線」を表示した。
ユーロ/米ドル 週足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
ボックス相場「茶色の破線」の上限は1.2100ドル近辺、下限は1.0350ドル近辺、と考える。
このボックス相場「茶色の破線」が続いている場合は、「下落トレンド」から「上昇トレンド」に転換したと、断定できないことになる。
上述のとおりに、ボックス相場「茶色の破線」が持続している場合は、「下落トレンド」から「上昇トレンド」に転換したと、断定できない状態だったのだが、さりとて「下落トレンド」から「上昇トレンド」に転換した可能性を、否定する状況でもない。
ボックス相場「茶色の破線」の上限(1.2100ドル近辺)を、上にブレイクする場合には、改めて、「下落トレンド」から「上昇トレンド」に転換したと、確認する状況にあった。
週足チャートを見てのとおりに、1.2100ドルを上にブレイクして、「買いシグナル」を発した、と考える。つまり改めて、「下落トレンド」から「上昇トレンド」に転換したと、確認した。
ボックス相場「緑の破線」に注目すると、その値幅は、約1400ポイントだ。
ボックス相場のセオリーに従うと、ボックス相場「緑の破線」を上抜けした際に発せられた「買いシグナル」のターゲットは、1.17ドル台ミドルから、1400ポイント上昇したところになる。
つまり、1.31ドル台ミドルがターゲットになる。
続いて、日足チャートをご覧いただき…
ユーロ/米ドル 週足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
ユーロ/米ドルは、2012年の安値1.20ドル台ミドルから、2014年の高値1.4000ドル近辺(高値は、「1.3990-95ドルレベル」)まで、上昇した。
この上昇は、サポート・ライン「紫の破線(太線)」に従っていた、と考える。中長期のチャートで見ると、ユーロ/米ドルは、レジスタンス・ライン「赤の破線(太線)」とサポート・ライン「紫の破線(太線)」で、「三角保ち合い(ウェッジ)」を形成していた、と考える。
そして、週足チャートを見てのとおりに、ユーロ/米ドルは、サポート・ライン「紫の破線(太線)」を割り込み、「三角保ち合い(ウェッジ)」を下に抜けて、「売りシグナル」を発した、と考える。ユーロ/米ドルは、1.2000ドルを割り込んだ時点で、「窓(Gap)」を開けて、「売りシグナル」を発した、と考える。
そして、1.18ドル台ミドルの水平線「赤の破線(太線)」を割り込み、従来の安値を更新して、「売りシグナル」を発した、と考える。
この「売りシグナル」に従い、ユーロ/米ドルは下落して、週足チャートに、「緑の破線」で示したボックス相場を形成した、と考える。
ユーロ/米ドル 週足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
ボックス相場「緑の破線」の上限は1.17ドル台前半程度、下限は1.0350ドル近辺、と考える。
レジスタンス・ライン「ピンクの破線」を表示した。
そして、週足チャートを見てのとおりに、このレジスタンス・ライン「ピンクの破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。
この「買いシグナル」点灯の時点では、ボックス相場「緑の破線」が続いていた。
だから、ボックス相場「緑の破線」の上限(1.17ドル台前半程度)が、レジスタンス(上値抵抗)だったが、このレジスタンス(上値抵抗)を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。
そして、1.18ドル台ミドルを上に抜けて、さらに「買いシグナル」を発した、と考える。
重要なチャート・ポイント1.18ドル台ミドルの水平線「赤の破線(太線)」を上に抜けたので、トレンド転換が起こり、「下落トレンド」から「上昇トレンド」に転換した可能性が高い、と考えた。
■2017年8月末に上昇トレンドに転換、1.31ドル台半ばめざす? 2017年8月末(8月29日)に、1.2000ドルを上に抜けたことで、「下落トレンド」から「上昇トレンド」に転換したことを確認した、と考えた。
この時点でのユーロ/米ドルは、高値1.2100ドル近辺(正確には、1.20ドル台後半)を付けたが、そこを天井にして、いったん下落している。
それで、ボックス相場「茶色の破線」を表示した。
ユーロ/米ドル 週足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
ボックス相場「茶色の破線」の上限は1.2100ドル近辺、下限は1.0350ドル近辺、と考える。
このボックス相場「茶色の破線」が続いている場合は、「下落トレンド」から「上昇トレンド」に転換したと、断定できないことになる。
上述のとおりに、ボックス相場「茶色の破線」が持続している場合は、「下落トレンド」から「上昇トレンド」に転換したと、断定できない状態だったのだが、さりとて「下落トレンド」から「上昇トレンド」に転換した可能性を、否定する状況でもない。
ボックス相場「茶色の破線」の上限(1.2100ドル近辺)を、上にブレイクする場合には、改めて、「下落トレンド」から「上昇トレンド」に転換したと、確認する状況にあった。
週足チャートを見てのとおりに、1.2100ドルを上にブレイクして、「買いシグナル」を発した、と考える。つまり改めて、「下落トレンド」から「上昇トレンド」に転換したと、確認した。
ボックス相場「緑の破線」に注目すると、その値幅は、約1400ポイントだ。
ボックス相場のセオリーに従うと、ボックス相場「緑の破線」を上抜けした際に発せられた「買いシグナル」のターゲットは、1.17ドル台ミドルから、1400ポイント上昇したところになる。
つまり、1.31ドル台ミドルがターゲットになる。
続いて、日足チャートをご覧いただき…
ユーロ/米ドルの1.25ドル近辺からの下落は オプションが原因?いったん小さい調整か
■ユーロ/米ドルは週足でウェッジを形成していた 今回はユーロ/米ドルの分析を行なう。まずは、週足チャートをご覧いただきたい。週足チャートに、長期のレジスタンス・ライン「赤の破線(太線)」を表示した。
ユーロ/米ドル 週足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
ユーロ/米ドルは、2012年の安値1.20ドル台ミドルから、2014年の高値1.4000ドル近辺(高値は、「1.3990-95ドルレベル」)まで、上昇した。
この上昇は、サポート・ライン「紫の破線(太線)」に従っていた、と考える。中長期のチャートで見ると、ユーロ/米ドルは、レジスタンス・ライン「赤の破線(太線)」とサポート・ライン「紫の破線(太線)」で、「三角保ち合い(ウェッジ)」を形成していた、と考える。
そして、週足チャートを見てのとおりに、ユーロ/米ドルは、サポート・ライン「紫の破線(太線)」を割り込み、「三角保ち合い(ウェッジ)」を下に抜けて、「売りシグナル」を発した、と考える。ユーロ/米ドルは、1.2000ドルを割り込んだ時点で、「窓(Gap)」を開けて、「売りシグナル」を発した、と考える。
そして、1.18ドル台ミドルの水平線「赤の破線(太線)」を割り込み、従来の安値を更新して、「売りシグナル」を発した、と考える。
この「売りシグナル」に従い、ユーロ/米ドルは下落して、週足チャートに、「緑の破線」で示したボックス相場を形成した、と考える。
ユーロ/米ドル 週足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
ボックス相場「緑の破線」の上限は1.17ドル台前半程度、下限は1.0350ドル近辺、と考える。
レジスタンス・ライン「ピンクの破線」を表示した。
そして、週足チャートを見てのとおりに、このレジスタンス・ライン「ピンクの破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。
この「買いシグナル」点灯の時点では、ボックス相場「緑の破線」が続いていた。
だから、ボックス相場「緑の破線」の上限(1.17ドル台前半程度)が、レジスタンス(上値抵抗)だったが、このレジスタンス(上値抵抗)を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。
そして、1.18ドル台ミドルを上に抜けて、さらに「買いシグナル」を発した、と考える。
重要なチャート・ポイント1.18ドル台ミドルの水平線「赤の破線(太線)」を上に抜けたので、トレンド転換が起こり、「下落トレンド」から「上昇トレンド」に転換した可能性が高い、と考えた。
■2017年8月末に上昇トレンドに転換、1.31ドル台半ばめざす? 2017年8月末(8月29日)に、1.2000ドルを上に抜けたことで、「下落トレンド」から「上昇トレンド」に転換したことを確認した、と考えた。
この時点でのユーロ/米ドルは、高値1.2100ドル近辺(正確には、1.20ドル台後半)を付けたが、そこを天井にして、いったん下落している。
それで、ボックス相場「茶色の破線」を表示した。
ユーロ/米ドル 週足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
ボックス相場「茶色の破線」の上限は1.2100ドル近辺、下限は1.0350ドル近辺、と考える。
このボックス相場「茶色の破線」が続いている場合は、「下落トレンド」から「上昇トレンド」に転換したと、断定できないことになる。
上述のとおりに、ボックス相場「茶色の破線」が持続している場合は、「下落トレンド」から「上昇トレンド」に転換したと、断定できない状態だったのだが、さりとて「下落トレンド」から「上昇トレンド」に転換した可能性を、否定する状況でもない。
ボックス相場「茶色の破線」の上限(1.2100ドル近辺)を、上にブレイクする場合には、改めて、「下落トレンド」から「上昇トレンド」に転換したと、確認する状況にあった。
週足チャートを見てのとおりに、1.2100ドルを上にブレイクして、「買いシグナル」を発した、と考える。つまり改めて、「下落トレンド」から「上昇トレンド」に転換したと、確認した。
ボックス相場「緑の破線」に注目すると、その値幅は、約1400ポイントだ。
ボックス相場のセオリーに従うと、ボックス相場「緑の破線」を上抜けした際に発せられた「買いシグナル」のターゲットは、1.17ドル台ミドルから、1400ポイント上昇したところになる。
つまり、1.31ドル台ミドルがターゲットになる。
続いて、日足チャートをご覧いただき…
ユーロ/米ドル 週足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
ユーロ/米ドルは、2012年の安値1.20ドル台ミドルから、2014年の高値1.4000ドル近辺(高値は、「1.3990-95ドルレベル」)まで、上昇した。
この上昇は、サポート・ライン「紫の破線(太線)」に従っていた、と考える。中長期のチャートで見ると、ユーロ/米ドルは、レジスタンス・ライン「赤の破線(太線)」とサポート・ライン「紫の破線(太線)」で、「三角保ち合い(ウェッジ)」を形成していた、と考える。
そして、週足チャートを見てのとおりに、ユーロ/米ドルは、サポート・ライン「紫の破線(太線)」を割り込み、「三角保ち合い(ウェッジ)」を下に抜けて、「売りシグナル」を発した、と考える。ユーロ/米ドルは、1.2000ドルを割り込んだ時点で、「窓(Gap)」を開けて、「売りシグナル」を発した、と考える。
そして、1.18ドル台ミドルの水平線「赤の破線(太線)」を割り込み、従来の安値を更新して、「売りシグナル」を発した、と考える。
この「売りシグナル」に従い、ユーロ/米ドルは下落して、週足チャートに、「緑の破線」で示したボックス相場を形成した、と考える。
ユーロ/米ドル 週足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
ボックス相場「緑の破線」の上限は1.17ドル台前半程度、下限は1.0350ドル近辺、と考える。
レジスタンス・ライン「ピンクの破線」を表示した。
そして、週足チャートを見てのとおりに、このレジスタンス・ライン「ピンクの破線」を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。
この「買いシグナル」点灯の時点では、ボックス相場「緑の破線」が続いていた。
だから、ボックス相場「緑の破線」の上限(1.17ドル台前半程度)が、レジスタンス(上値抵抗)だったが、このレジスタンス(上値抵抗)を上に抜けて、「買いシグナル」を発した、と考える。
そして、1.18ドル台ミドルを上に抜けて、さらに「買いシグナル」を発した、と考える。
重要なチャート・ポイント1.18ドル台ミドルの水平線「赤の破線(太線)」を上に抜けたので、トレンド転換が起こり、「下落トレンド」から「上昇トレンド」に転換した可能性が高い、と考えた。
■2017年8月末に上昇トレンドに転換、1.31ドル台半ばめざす? 2017年8月末(8月29日)に、1.2000ドルを上に抜けたことで、「下落トレンド」から「上昇トレンド」に転換したことを確認した、と考えた。
この時点でのユーロ/米ドルは、高値1.2100ドル近辺(正確には、1.20ドル台後半)を付けたが、そこを天井にして、いったん下落している。
それで、ボックス相場「茶色の破線」を表示した。
ユーロ/米ドル 週足(クリックで拡大)(出所:ヒロセ通商)
ボックス相場「茶色の破線」の上限は1.2100ドル近辺、下限は1.0350ドル近辺、と考える。
このボックス相場「茶色の破線」が続いている場合は、「下落トレンド」から「上昇トレンド」に転換したと、断定できないことになる。
上述のとおりに、ボックス相場「茶色の破線」が持続している場合は、「下落トレンド」から「上昇トレンド」に転換したと、断定できない状態だったのだが、さりとて「下落トレンド」から「上昇トレンド」に転換した可能性を、否定する状況でもない。
ボックス相場「茶色の破線」の上限(1.2100ドル近辺)を、上にブレイクする場合には、改めて、「下落トレンド」から「上昇トレンド」に転換したと、確認する状況にあった。
週足チャートを見てのとおりに、1.2100ドルを上にブレイクして、「買いシグナル」を発した、と考える。つまり改めて、「下落トレンド」から「上昇トレンド」に転換したと、確認した。
ボックス相場「緑の破線」に注目すると、その値幅は、約1400ポイントだ。
ボックス相場のセオリーに従うと、ボックス相場「緑の破線」を上抜けした際に発せられた「買いシグナル」のターゲットは、1.17ドル台ミドルから、1400ポイント上昇したところになる。
つまり、1.31ドル台ミドルがターゲットになる。
続いて、日足チャートをご覧いただき…
FX積立のためのFXオプション知識
FX積立でFXオプションを活用していくために最低限必要な、FXオプション知識についてまとめました。当連載を初めて読まれる方は第一回からお読みになることをおすすめします。SBIFXトレードを使ったドルコスト平均法FX積立このページの中ほどにある「2018年度 純ドルコスト平均法FX積立2018」が当連載の目次となっております。
追撃のコール・オプション戦略~調子に乗って利益を大きくのばすときのFXオプションの使い方
「リスクは限定されて、利益は無限大」というコール・オプション買いの特徴を活かせば、上げ相場で利益を大きく伸ばすためにFXオプションを活用することが出来るかもしれません。
FXオプションメモ ~暴落相場対応としての使い方
暴落相場で恐怖におののいた経験は、投資家の誰もが経験するところです。オプションを使えば、その恐怖を軽減できます。私も次の暴落相場などでは、手持ち豪ドル円買いポジションのヘッジとしてオプション活用を検討中なのです。この記事は、私自身のルールを作っていくためのメモ的存在です。FXオプションは、が提供しています。
過大評価されるユーロと過小評価される円、 是正する道はユーロ/円の大逆転のみ!
■米ドル安継続、長期金利との相関性は完全に崩壊 米ドル安が続いている。米ドル/円は昨年(2017年)安値を割り込み、ユーロ/米ドルは1月高値に接近(※1)している。ドルインデックスでみると、1月安値をいつ割り込んでもおかしくない状況(※2)だ。
(※編集部注1:本記事寄稿後の編集中に、ユーロ/米ドルは1月高値を超えた)
(※編集部注2:本記事寄稿後の編集中に、ドルインデックスは1月安値を割り込んだ)
米ドル/円 日足(出所:Bloomberg)
ユーロ/米ドル 日足(出所:Bloomberg)
ドルインデックス 日足(出所:Bloomberg)
その一方で、米長期金利(米10年物国債利回り)は2.9%水準前後の高値圏で推移し、米ドルとの相関性が完全に崩れている模様だ。
米長期金利(米10年物国債利回り) 日足(出所:Bloomberg)
米長期金利の上昇が米国株の急落をもたらした、という解釈が一般的に受け入れられている。理屈として間違いではないが、昨日(2月15日)は米国株の続伸もあり、目先、米国株の回復ぶりも鮮明になっている中、米ドルの「一人負け」っぷりはひときわ目立つ。米ドル安はこれからも続くのだろうか。
■ユーロ高進行なくして米ドル安の進行なしだが、果たして? 米ドルの高安と言えば、米ドル/円をまず頭に浮かべる方が多いと思うが、為替市場ではまずユーロ/米ドルを見なければいけない。ユーロは米ドルの対極なので、ユーロ高の進行なくして米ドル安の進行なしと言っても過言ではなかろう。ユーロ/米ドルのチャートを今一度検証する必要がある。
ユーロ/米ドルの月足で見る限り、これからユーロ高、すなわち米ドル安の進行があれば、メインレジスタンスゾーンを明白に突破しなければいけない、という構図が浮かび上がる。
ユーロ/米ドル 月足(クリックで拡大)(出所:FXブロードネット)
黄色のレジスタンスラインは、2008年高値から2011年、2014年高値を連結したラインで、緑のサポートラインは2010年安値から2012年安値を連結したラインである。
この2つの線が重なっているところで、目先ユーロの頭が押さえられる可能性を軽視すべきではなかろう。
何しろ、マーケットのコンセンサスは、足元ほぼ米ドル売り一辺倒になっている。IMM(シカゴマーカンタイル取引所・通貨先物市場)におけるポジションの推移でみる限り、投機筋のユーロ買いは依然過去最大レベルを保っており、大した変化が見られない。
シカゴIMM通貨先物ポジションの推移(ユーロ/米ドル)(詳しくはこちら → 経済指標/金利:シカゴIMM通貨先物ポジションの推移)
さらに、最近報じられた、あるニュースも気になる。ブルームバーグ…
(※編集部注1:本記事寄稿後の編集中に、ユーロ/米ドルは1月高値を超えた)
(※編集部注2:本記事寄稿後の編集中に、ドルインデックスは1月安値を割り込んだ)
米ドル/円 日足(出所:Bloomberg)
ユーロ/米ドル 日足(出所:Bloomberg)
ドルインデックス 日足(出所:Bloomberg)
その一方で、米長期金利(米10年物国債利回り)は2.9%水準前後の高値圏で推移し、米ドルとの相関性が完全に崩れている模様だ。
米長期金利(米10年物国債利回り) 日足(出所:Bloomberg)
米長期金利の上昇が米国株の急落をもたらした、という解釈が一般的に受け入れられている。理屈として間違いではないが、昨日(2月15日)は米国株の続伸もあり、目先、米国株の回復ぶりも鮮明になっている中、米ドルの「一人負け」っぷりはひときわ目立つ。米ドル安はこれからも続くのだろうか。
■ユーロ高進行なくして米ドル安の進行なしだが、果たして? 米ドルの高安と言えば、米ドル/円をまず頭に浮かべる方が多いと思うが、為替市場ではまずユーロ/米ドルを見なければいけない。ユーロは米ドルの対極なので、ユーロ高の進行なくして米ドル安の進行なしと言っても過言ではなかろう。ユーロ/米ドルのチャートを今一度検証する必要がある。
ユーロ/米ドルの月足で見る限り、これからユーロ高、すなわち米ドル安の進行があれば、メインレジスタンスゾーンを明白に突破しなければいけない、という構図が浮かび上がる。
ユーロ/米ドル 月足(クリックで拡大)(出所:FXブロードネット)
黄色のレジスタンスラインは、2008年高値から2011年、2014年高値を連結したラインで、緑のサポートラインは2010年安値から2012年安値を連結したラインである。
この2つの線が重なっているところで、目先ユーロの頭が押さえられる可能性を軽視すべきではなかろう。
何しろ、マーケットのコンセンサスは、足元ほぼ米ドル売り一辺倒になっている。IMM(シカゴマーカンタイル取引所・通貨先物市場)におけるポジションの推移でみる限り、投機筋のユーロ買いは依然過去最大レベルを保っており、大した変化が見られない。
シカゴIMM通貨先物ポジションの推移(ユーロ/米ドル)(詳しくはこちら → 経済指標/金利:シカゴIMM通貨先物ポジションの推移)
さらに、最近報じられた、あるニュースも気になる。ブルームバーグ…
売り方で気を引き締めたいときに読む記事 「売りの山種」が売りで破滅寸前になった話
私は、現在豪ドル円の売りポジションが増えている状況です。昔の言葉を借りれば、豪ドル円売買では「売り方」にいるということになります。売り方は、スワップポイントがマイナスというだけでもプレッシャーが大きい立場でもあり、気を抜き訳にはいきません。含み益が増えて、ちょっと気持ちが緩みがち時に、気を引き締めるために読みたい記事を書いてみました。
米ドル/円はターゲットの105円に急接近! 米長期金利上昇、株安継続なら100円も!?
■30年レジスタンス突破で米長期金利の上昇が加速 みなさん、こんにちは。
前回のコラムでご紹介させていただいた「株高と低ボラティリティ」相場が1月で終焉し、その巻き戻し相場が続いています。
【参考記事】
●VIX指数急騰で低ボラティリティ相場終焉! 株暴落でも底堅いドル/円も下値余地拡大(2月8日、西原宏一)
象徴的なのは、米10年債利回りの急騰。
以下は、米10年債利回りの月足チャートです。
米長期金利(10年物国債利回り)月足(出所:Bloomberg)
過去30年、強烈に米10年債利回りの上値を抑えていたレジスタンスを先月(1月)ブレイク。
本稿執筆時点の米10年債利回りは、一時2.925%と高騰しています。
米長期金利(10年物国債利回り)日足(出所:Bloomberg)
かつて債券王と言われたビル・グロス氏(※)、現在の債券王と言われているジェフリー・ガンドラック氏(※)。その両人とも、今年(2018年)年初から債券バブルへの警鐘を鳴らしていましたが、それが現実化した形です。
(※編集部注:「ビル・グロス氏」は、米国の債券運用会社「パシフィック・インベストメント・マネジメント・ カンパニー(PIMCO)の共同創業者で、世界的に有名なファンドマネージャー)
(※編集部注:「ジェフリー・ガンドラック氏」は、米国の資産運用会社「ダブルライン・キャピタル」の共同創業者。世界的に有名なファンドマネージャーで「債券王」の異名を持つビル・グロス氏に代わり、「新債券王」として市場の注目を集めている)
【参考記事】
●米長期金利が「30年レジスタンス」を突破! 日米株の乱高下に警戒! 米ドル/円は…!?(2月12日、西原宏一&大橋ひろ子)
●VIX指数急騰で低ボラティリティ相場終焉! 株暴落でも底堅いドル/円も下値余地拡大(2月8日、西原宏一)
●ムニューシン財務長官のドル安歓迎発言はやっぱり本音? ドル/円は105円目指す過程(2月1日、西原宏一)
●米ドル/円、株や米長期金利の上昇に追随できず…。111円割れなら107円台も視野!(1月11日、西原宏一)
米10年債利回りが2.80%に到達すると、米国株が調整に入る可能性が高いというのがマーケットのコンセンサスとなっていたのですが、米10年債利回りが2.92%と高騰し、米国債の急落が現実化すると同時に米国株の調整もスタートしています。
NYダウ 日足(出所:Bloomberg)
■債券バブル終焉で株の調整開始 債券バブルの終焉とともに、株の調整もスタート。
デマーク(※)のテクニカル分析に従えば、先週(2月5日~)末のNYダウの日足は、数日で大きく値を下げる可能性をデマーク・インディケーターが示唆。
(※編集部注:「デマーク」とはTDシーケンシャルなどのテクニカル指標を開発したトーマス・R・デマーク氏のこと)
加えて、エリオットウェーブによれば、NYダウの月足も第5波を終了し、調整相場入りを示唆しています。
NYダウ 月足(出所:Bloomberg)
さらに付け加えると、日経平均の月足も第5波を完了しています。
日経平均 月足(出所:Bloomberg)
結果、年末年始の高騰で、エリオット的にはどちらも最終波を形成し終わって調整色の濃い相場展開。
そこに、米金利が急騰したために、先週(2月5日~)からNYダウ、日経平均とも大きく値を下げています。
特に、円高も並走している相場環境の中、日経平均の下落が際立っており、3週間で約3000円も急落。
200日移動平均線が位置している2万1044円レベルで、いったん下げ渋っていますが、仮に米金利が続伸するようであれば日経平均の調整幅も大きくなるため、要注意です。
日経平均 日足(出所:Bloomberg)
日経平均が続落する中、並走して…
前回のコラムでご紹介させていただいた「株高と低ボラティリティ」相場が1月で終焉し、その巻き戻し相場が続いています。
【参考記事】
●VIX指数急騰で低ボラティリティ相場終焉! 株暴落でも底堅いドル/円も下値余地拡大(2月8日、西原宏一)
象徴的なのは、米10年債利回りの急騰。
以下は、米10年債利回りの月足チャートです。
米長期金利(10年物国債利回り)月足(出所:Bloomberg)
過去30年、強烈に米10年債利回りの上値を抑えていたレジスタンスを先月(1月)ブレイク。
本稿執筆時点の米10年債利回りは、一時2.925%と高騰しています。
米長期金利(10年物国債利回り)日足(出所:Bloomberg)
かつて債券王と言われたビル・グロス氏(※)、現在の債券王と言われているジェフリー・ガンドラック氏(※)。その両人とも、今年(2018年)年初から債券バブルへの警鐘を鳴らしていましたが、それが現実化した形です。
(※編集部注:「ビル・グロス氏」は、米国の債券運用会社「パシフィック・インベストメント・マネジメント・ カンパニー(PIMCO)の共同創業者で、世界的に有名なファンドマネージャー)
(※編集部注:「ジェフリー・ガンドラック氏」は、米国の資産運用会社「ダブルライン・キャピタル」の共同創業者。世界的に有名なファンドマネージャーで「債券王」の異名を持つビル・グロス氏に代わり、「新債券王」として市場の注目を集めている)
【参考記事】
●米長期金利が「30年レジスタンス」を突破! 日米株の乱高下に警戒! 米ドル/円は…!?(2月12日、西原宏一&大橋ひろ子)
●VIX指数急騰で低ボラティリティ相場終焉! 株暴落でも底堅いドル/円も下値余地拡大(2月8日、西原宏一)
●ムニューシン財務長官のドル安歓迎発言はやっぱり本音? ドル/円は105円目指す過程(2月1日、西原宏一)
●米ドル/円、株や米長期金利の上昇に追随できず…。111円割れなら107円台も視野!(1月11日、西原宏一)
米10年債利回りが2.80%に到達すると、米国株が調整に入る可能性が高いというのがマーケットのコンセンサスとなっていたのですが、米10年債利回りが2.92%と高騰し、米国債の急落が現実化すると同時に米国株の調整もスタートしています。
NYダウ 日足(出所:Bloomberg)
■債券バブル終焉で株の調整開始 債券バブルの終焉とともに、株の調整もスタート。
デマーク(※)のテクニカル分析に従えば、先週(2月5日~)末のNYダウの日足は、数日で大きく値を下げる可能性をデマーク・インディケーターが示唆。
(※編集部注:「デマーク」とはTDシーケンシャルなどのテクニカル指標を開発したトーマス・R・デマーク氏のこと)
加えて、エリオットウェーブによれば、NYダウの月足も第5波を終了し、調整相場入りを示唆しています。
NYダウ 月足(出所:Bloomberg)
さらに付け加えると、日経平均の月足も第5波を完了しています。
日経平均 月足(出所:Bloomberg)
結果、年末年始の高騰で、エリオット的にはどちらも最終波を形成し終わって調整色の濃い相場展開。
そこに、米金利が急騰したために、先週(2月5日~)からNYダウ、日経平均とも大きく値を下げています。
特に、円高も並走している相場環境の中、日経平均の下落が際立っており、3週間で約3000円も急落。
200日移動平均線が位置している2万1044円レベルで、いったん下げ渋っていますが、仮に米金利が続伸するようであれば日経平均の調整幅も大きくなるため、要注意です。
日経平均 日足(出所:Bloomberg)
日経平均が続落する中、並走して…