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昨日のドル円相場ときょうのひとこと(4/14 火) ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(4/14 火)

-------------4/13ドル円相場------------------------- 原油安・株安のリスクオフで円買い優位。4月2日以来の107.498まで下落した。 OP108.435 HI108.511  LO107.498 CL107.748  -----------4/13主な出来事--------------------------- 12日、「OPECプラス」、日量970万バレル減産で合意 12日、ジョンソン英首相が退院 24:30 NY州、新型コロナ死者が1万人突破 --------4/13株式・債券・商品------------------------- 日経平均 19043.40▼455.10 豪ASX  -----上海総合 2783.048 ▼13.583英FT   -----独DAX  -----NYダウ 23390.77▼328.60  日10年債利回り 0.023%△0.005豪10年債利回り -----英10年債利回り -----独10年債利回り -----米02年債利回り 0.2452%△0.0197米10年債利回り 0.7713%△0.0522 NY原油 22.41▼0.35NY金  1761.40△8.60 ------------4/14注目材料---------------------------- <国内>特になし <海外>10:30 3月豪NAB企業景況感指数未定  3月中国貿易収支20:00 JPモルガン・チェース1-3月期決算21:30 3月米輸入物価指数24:05 ブラード米セントルイス連銀総裁、講演25:30 エバンズ米シカゴ連銀総裁、講演28:00 ボスティック米アトランタ連銀総裁、講演----- IMF・世界銀行春季会合(ビデオ会議、16日まで)----- IMF世界経済見通し----- G7財務相・中央銀行総裁会議(ビデオ会議) ------------4/14きょうのひとこと-------------------- ドル円の107.00円前後は3月末から今月初めにかけて公的資金等の「大口買い」の存在が取り沙汰されて下げ渋った水準です。足元では107円台半ばの攻防となっていますが、ここから下を売り込むには追撃材料が必要かもしれません。  本日もよろしくお願いいたします。  
LIGHTFX スワップポイントキャンペーン 通貨ペア入れ替え ブログ

LIGHTFX スワップポイントキャンペーン 通貨ペア入れ替え

LIGHTFXのスワップポイントキャンペーンの対象通貨ペアが追加されています。トルコリラ円が新規で入っています。それとともに、力の入り方が2つに分かれている感じです。今回の主力2通貨ペア南アフリカランド円 111円トルコリラ円 32円南アフリカランド円は、業界最高水準継続です。トルコリラ円は、1位ではないものの最高水準グループの一員に入ります。この2通貨ペア以外にも、キャンペーン継続を宣言しています。キャンペーン継続通貨ペア 4月13日夕方発表値豪ドル円 4円NZドル円 6円カナダドル円 11円この3通貨ペアは、評価がなかなか微妙なところですね。カナダドル円は、11円でも最高水準グループではあるんですけどね。豪ドル円とNZドル円は、この水準では最高水準とはいえない感じではあります。ちなみに、4月14日午前段階の主要通貨ペアのスワップポイント比較での1位状況は以下のようになっています。2020年4月14日 午前比較通貨ペア名買い口座売り口座米ドル円スワップポイント差28円ユーロ円スワップポイント差45円英ポンド円スワップポイント19円豪ドル円スワップポイント差15円NZドル円スワップポイント差30円スイスフラン円スワップポイント差35円カナダドル円スワップポイント差27円トルコリラ円スワップポイント差43円南アフリカランド円スワップポイント差68円メキシコペソ円スワップポイント差23円ユーロドルスワップポイント21.7円table.yhgprh{table-layout:fixed;border-collapse: collapse;}table.yhgprh td{padding:5px;background-color:#FFFFFF;}table.yhgprh th.colh{padding:5px;background-color:#4682B4;color:#FFF;}table.yhgprh th.rowh{padding:5px;background-color:#F5F5F5;color:#000;}table.yhgprh,table.yhgprh td,table.yhgprh th{border:solid 1px #C0C0C0;}本日時点で5通貨ペアのなかでLIGHTFXが首位となっているのは、1位はカナダドル円と南アフリカランド円の2通貨ペアです。英ポンド円は、キャンペーン対象ではないのですが1位なんですけどね。他の通貨ペアも含め、今後の推移に期待しています。この低金利下でもスワップポイントを高水準に維持してくれているのは本当にありがたいです。LIGHTFX、頑張ってください。
ユニチャーム(8113)買い 株×FXダブルパワー積立2020年4月保有株追加 ブログ

ユニチャーム(8113)買い 株×FXダブルパワー積立2020年4月保有株追加

中国関連株でもあるユニチャーム(8113)を買っています。この「積立投資 株×FXダブルパワー編」では、積立金で株式を購入して代用有証券としてFXの証拠金としてFX運用もしていくという運用スタイルをとっています。マネーパートナーズFXで株を買って代用有価証券とするとどんな感じになるのかも併せてまとめてみました。ユニチャーム(8113) 100株買いマネーパートナーズFXの証券保有状況です。本日買ったユニチャーム(8113)と既に購入済みの伊藤忠商事(8001)の2銘柄を保有しています。ユニチャームの銘柄名の下に「代用」となっているのが確認できるかと思います。これは、この株券が代用有価証券になっているという意味で、FX証拠金としても使えることを意味しています。どれくらいの部分をFX証拠金として使えるかどうかというのが、画像の一番左側にある「掛目」というところです。ユニチャーム・伊藤忠商事ともに70%となっています。これは、株券の時価表k額の70%を代用有価証券としてFX証拠金に使えるという意味です。この画像時点のユニチャーム株価は4071円ですので、4071×70%×100株=284,970円がFX証拠金として使える金額となります。この金額は、毎日の株価変動で変化していきます。仕組み上、掛目も変動することがあります。同じように代用有価証券でFXがでlきるSBI証券では結構な頻度で掛目変動します。この点、マネーパートナーズFXは、あまり変動せず70%で落ち着いていることが多いです。マネーパートナーズFX口座全体の状況はこんな感じです。マネーパートナーズ口座状況この画像をみて頂くと、パートナーズFX口座には、書庫金として13,482円しかないことがわかります。でも、一番右側の証券口座には623,000円分の株券があります。この株券が、掛目70%で代用有価証券として機能してくれます。623,000円×70%=436,100円こんな感じで、436,100円のFX証拠金として株券が使えます。仕掛けのチャンスが到来したら、この資金でFXポジションも保有することになります。保有株は大きく上昇したら売却の可能性もありますが、短期でそれはないと思います。今のところ、FXポジションはありません。仕掛けはゆっくりとやっていきます。来月になれば、5月分の積立金をこの口座に加えていきます。「積立投資 株×FXダブルパワー編」関連ページくりっく株365運用の主要ページ積立投資 株×FXダブルパワー運用状況運用ルールサイト内他記事お気楽FX 相場生活入門トップページ
10日のドル円相場ときょうのひとこと(4/13 月) ブログ

10日のドル円相場ときょうのひとこと(4/13 月)

-------------4/10ドル円相場------------------------- イースター連休初日で動意薄。東京仲値通過で取引はほぼ一巡。一日の値幅は26銭、欧米タイムに限れば15銭ほどの小動き。 OP108.434 HI108.582  LO108.316 CL108.456  -----------4/10主な出来事--------------------------- 10:30 中国3月生産者物価指数(前年比) -1.5% 前回-0.4% 予想-1.1% 中国3月消費者物価指数(前年比) +4.3% 前回+5.2% 予想+4.8%  15:45 フランス2月鉱工業生産指数(前月比)+0.9% 前回+1.2%(1.1%) 予想+0.1%  21:30 アメリカ3月消費者物価指数(前月比) -0.4% 前回+0.1% 予想-0.3%  21:30 アメリカ3月消費者物価指数(前年同月比) +1.5% 前回+2.3% 予想+1.6%  21:30 アメリカ3月消費者物価指数・コア(前年比) +2.1% 前回+2.4% 予想+2.3%  27:00 アメリカ3月月次財政収支 -1191億ドル 前回-2353億ドル 予想-1500億ドル  --------4/10株式・債券・商品------------------------- 日経平均 19498.50△152.73 豪ASX  -----上海総合 2796.6312 ▼29.2824英FT   -----独DAX  -----NYダウ -----  日10年債利回り 0.008%△0.001豪10年債利回り -----英10年債利回り -----独10年債利回り -----米02年債利回り -----米10年債利回り ----- NY原油 -----NY金  ----- ------------4/13注目材料---------------------------- <国内>特になし <海外>16:00  2月トルコ経常収支16:00  2月トルコ鉱工業生産 ------------4/13きょうのひとこと-------------------- OPECプラスの減産合意を巡って原油相場が乱高下しているようで、米株先物も荒っぽく上下しています。ただ、きょうはイースターマンデーでほとんどの国がお休みです。徐々に動意は薄れていくものと見られます。  本日もよろしくお願いいたします。  
特殊ルール追加と基本ルールの位置づけ:FXオプション失敗からの教訓 その3 ブログ

特殊ルール追加と基本ルールの位置づけ:FXオプション失敗からの教訓 その3

失敗前から売買ルールは重視していたのですが、3月の特殊相場では何度もルール違反をしてしまいました。一応、その言い訳から読んでくださいまし。 言い訳するな。 そう言わずに、読んでください。読者の皆様も似たような状況に陥ることがあるかもしれません。特殊相場にこだわりすぎた。3月のFXオプション相場は高ボラティリティの影響を受けて、これまで経験したことがない状況となりました。プレミアムが通常にの数倍に上昇した。「売り」と「買い」のスプレッドも通常時の数倍となる。この特殊な状況を利用したポジションも何度か仕掛けています。参考記事:新型コロナウイルスによる高ボラティリティ相場 普段は作らないようなポジションを何度か作っています。一部は「ルール違反」とわかってやっているんです。でも、この特殊相場に対応するため、「ルール違反」を正当化していました。4月に入り、ボラティリティも相当落ち着いてきています。玉帳で振り返ってみると、改めて感じることがあります。玉帳から感じる事高ボラティリティの時期でも、通常ルールを守っていれば問題なかった。利益を上乗せするのであれば、ちょっとだけ特殊ルールを加える程度でよい。プレミアムが通常の数倍に上昇して、「ものすごいチャンス」という気持ちになって興奮気味の恥ずかしい運用をしていたと反省しています。こんな時期でも「いつも通りやっていればよかった」ってことなんです。基本ルール厳守で勝てるこの運用法の売買ルールは以下にてまとめてあります。参考記事:【FXオプションからのスワップ投資】概要と売買ルール 各項目の解説は、この連載でやらせていただきました。今後は、今回のような高ボラティリティの特殊相場になっても、この基本ルールを厳守していく方針です。高ボラティリティを活かして仕掛ける時のために、「特殊ルール」を追加することにしました。高ボラティリティ時の特殊ルール新規仕掛けは「売り」の短期ポジションのみとする。いかなるときもオーバーポジションとはしない(禁止事項)。「売り」の短期ポジションとは、具体的にはコールオプション売り・プットオプション売りのことです。高ボラティリティ時には、プレミアムが数倍に上昇するとともに、スプレッドも通常の数倍となります。この状況での「買い」はいつも以上に分が悪いです。それと「オーバーポジション」には2つの意味があります。最大保有数量を超えるコールオプション売りを規定以上に仕掛ける運用資金30万円に1万通貨を最大保有数量目安としています。現在は40万通貨です。参考:【FXオプション+FX 運用資金目安】 特殊相場であってもこの基準を厳守していきます。もう一つの「コールオプション売り」は、FX買いポジションに対するヘッジの役割で使用しています。この役割の性質上、FX買いポジション数量がコールオプション売りの最大数量となります。例えば、こういう状態が最大数量です。FX買いポジション20万通貨⇒コールオプション売りの最大数量20万通貨FX買いポジション数量とコールオプション数量が同数量になっています。、この例で「オーバーポジション」というのは、20万通貨を超えるコールオプション売りを仕掛けてしまうような状況をいいます。読者の皆様へ 2020年3月ほどの高ボラティリティ相場は、あと数年はないかもしれません。数年後でも、基本ルールを守りながら、少しだけ特殊ルールで利益上乗せをしていくつもりです。そのためにも大切なんです。「売買ポイントは、ルール化しておく」この部分、これからFXオプションに取り組まれる方には必ず意識して欲しいところです。
経済対策が効きすぎてコロナバブルに!? 株式市場の切り返しはまだ序の口! ブログ

経済対策が効きすぎてコロナバブルに!? 株式市場の切り返しはまだ序の口!

■コロナ禍の深刻化に伴い、各国経済対策も未曾有の規模に コロナ禍が一段と深刻化してきた。全世界で160万人が感染、米国でも死者が1.6万人を超え、日本では緊急事態宣言が出されたほど情勢が緊迫している。

 コロナショックは間違いなく歴史に刻まれる戦後最大の大惨事となりつつあり、IMF(国際通貨基金)が警告したように、1929年~30年代の世界大恐慌以来の最大の景気後退をもたらす可能性は高い。

 一方、それと比例するように、世界の中央銀行や政府の危機意識も戦後最大レベルまで膨らんでいる。安倍政権は108兆円規模の緊急経済対策を打ち出し、そのうち真水の部分、すなわち本当の財政支出は38兆円で、2008年、リーマンショック時の2.5倍相当と言われている。

 EU(欧州連合)諸国も相次いで戦後最大規模の支援策を打ち出し、あのお堅いドイツでさえ、憲法で定められた債務上限規定をいったん停止して大規模景気刺激策を可決するという、戦後初の試みを果たした。

 英国に至ってはBOE(イングランド銀行[英国の中央銀行])が政府の財政支出を支えるため、一時的ではあるが、「禁じ手」とされる国債の直接引き受けを行って、市場関係者を仰天させた。

■米国では平時ならご法度の経済対策も とはいえ、諸国の前代未聞の対応があっても、米国に比べると、なお見劣りしてしまうかもしれない。FRB(米連邦準備制度理事会)は、ゼロ金利はもちろん、無制限QE(量的緩和策)を打ち出した上、なんと4月9日(木)に、新たに最大2兆3000億ドルの中小企業支援策を決定した。

 その中身は州・地方政府の債券や一部のジャンク債の直接購入であるから、これこそ未踏の領域へ踏み込んでおり、モラル崩壊だとか、パンドラの箱を開けた、といった懸念の声が多数上がっている。

 確かにそうである。中銀が直接国債を引き受けることにしろ、ジャンク債を直接購入することにしろ、平時ならご法度であることは間違いない。

 しかし、このような思い切った政策が打ち出されたこと自体、今は平時ではなく、「戦時」であることを意識させるものだ。これらの政策を懸念する方々はそれがまだわかっていないと思う。

 状況は、通常時のルールが適用されなくなるほど悪化しているから、FRBをはじめ、主要中銀は「戦時政策」に踏み切るしかない。コロナウイルスとの戦いは、戦争そのものであることを強く意識しなければならない。

 しかし、金融相場の現状は違う様子を見せて…
昨日のドル円相場ときょうのひとこと(4/10 金) ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(4/10 金)

 -------------4/9ドル円相場------------------------- 109.063まで買いが先行するも日本株の失速で上値が重い。NY市場でFRBが豪気な資金供給策を発表すると108.206までドル売りに傾いた。 OP108.801 HI109.063  LO108.206 CL108.494 -----------4/9主な出来事--------------------------- 10:00 黒田日銀総裁「新型コロナウイルスの影響を注視し、必要あれば躊躇なく追加緩和」 15:00 ドイツ2月貿易収支 +208億ユーロ 前回+139億ユーロ(138億ユーロ) 予想+165億ユーロ  15:00 イギリス2月月次国内総生産(GDP)(前月比) -0.1% 前回0.0%(0.1%) 予想+0.1%  15:00 イギリス2月鉱工業生産指数(前月比)+0.1% 前回-0.1%(0.2%) 予想+0.1%  15:00 イギリス2月貿易収支 -114.87億ポンド 前回-37.20億ポンド(-57.59億ポンド) 予想-60.00億ポンド  21:30 カナダ3月新規雇用者数 -101.07万人 前回+3.03万人 予想-35.00万人 カナダ3月失業率  7.8% 前回5.6% 予想7.5%  21:30 アメリカ前週分新規失業保険申請件数 660.6万件 前回664.8万件(686.7万件) 予想550.0万件  21:30 アメリカ3月生産者物価指数(前月比)-0.2% 前回-0.6% 予想-0.4%  アメリカ3月生産者物価指数(前年比)+0.7% 前回+1.3% 予想+0.5%  3月卸売物価指数・コア(前年比) +1.4% 前回+1.4% 予想+1.2%  21:30 FRBが新たな措置を導入、最大2.3兆ドルの融資提供へ 23:00 アメリカ2月卸売在庫(前月比) -0.7% 前回-0.5% 予想-0.5%  23:00 アメリカ4月ミシガン大学消費者態度指数・速報値 71.0 前回89.1 予想75.0  23:15 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長「失業率が一時的に非常に高くなる可能性が高い」「直接的な財政支援を必要とする事業体が存在」「FRBの行動を受けて市場環境は総じて改善」「ウイルスが通過すれば、急速にリバウンドすると期待」 24:00 OPECプラス、日量1000万バレルの減産で合意 29:10 ユーロ圏財務相会合、約5000億ユーロのウイルス対応策で合意 --------4/9株式・債券・商品------------------------- 日経平均 19345.77▼7.47豪ASX  5387.315▼45.343上海総合 2825.904 △10.535英FT   5842.66▼26.72独DAX  10564.74▼23.81NYダウ 23719.37△285.80 日10年債利回り 0.017%▼0.007豪10年債利回り 0.909%▼0.009英10年債利回り 0.306%▼0.077独10年債利回り -0.347%▼0.041米02年債利回り 0.2254%▼0.0266米10年債利回り 0.7191%▼0.0531 NY原油 22.76 ▼2.33NY金 1752.80△68.50 ------------4/10注目材料---------------------------- <国内>特になし <海外>10:30 3月中国消費者物価指数10:30 3月中国生産者物価指数15:45 2月仏鉱工業生産指数16:00 1月トルコ失業率21:30 3月米消費者物価指数25:30 メスター米クリーブランド連銀総裁講演26:30 クオールズFRB副議長講演27:00 3月米月次財政収支----- G20エネルギー相緊急テレビ会合  ------------4/10きょうのひとこと-------------------- きょうは欧米市場がほぼ全休となります。きょうから来週月曜日にかけてイースターの連休です。全般的に動意薄の展開が見込まれますが、薄商いが故に突発的なニュースがあれば派手に反応する可能性もありそうです。G20エネルギー相緊急テレビ会合などは、原油減産絡みでサプライズが飛び出してもおかしくないだけに要注意でしょう。 本日もよろしくお願いいたします。  
マーケットは「アフターコロナ」に注目! 大規模金融緩和であふれた資金はどこへ? ブログ

マーケットは「アフターコロナ」に注目! 大規模金融緩和であふれた資金はどこへ?

■東京でも、ついに「緊急事態宣言」発表 みなさん、こんにちは。

 4月7日(火)、ついに東京でも「緊急事態宣言」が出されました。

 渋谷では多い日に比べて、人の数が7割近く減少するなど、都心部を中心に人出は大きく減少。

 米国では、全米50州のうち30州以上と首都ワシントンで何らかの「在宅命令」が出ている模様です。

 NY州では、3月22日(日)夜以降、企業などに全従業員の出勤禁止を命じ、市民には外出自粛を求めており、ゴーストタウン状態に…。

 当然、この間、経済活動が大幅に失速することが予想されたため、マーケットはそれを先取りし、NYダウは一時、約1万1000ドルも暴落しています。

【参考記事】

●極端な米ドル不足は徐々に改善傾向! 豪ドル/米ドルは底入れ後、上値余地拡大(4月2日、西原宏一)

NYダウ 日足(出所:Trading View)

■マーケットが注目する「アフターコロナ」を探る では、この状況がいつまで続くのか?

 東京での緊急事態宣言は、4月7日(火)~5月6日(水)までと発表されていますので、ゴールデンウィークも含め、約1カ月、自粛が続く模様。

 現在の金融マーケットは、この「新型コロナショック」から、いつ経済が復活するのか、つまり「アフターコロナ」に注目が集まっています。

 では、アフターコロナを探るため、世界で最初に新型コロナウイルスの感染が拡大した中国・武漢市の封鎖が解除されたという報道から探ってみましょう。

新型コロナ再拡大に懸念=楽観ムード戒め―武漢封鎖解除・中国

中国共産党・政府は8日、世界で最初に新型コロナウイルスの感染が拡大した湖北省武漢市の封鎖措置を約2カ月半ぶりに解除したものの、楽観的なムードを戒めている。初動の遅れで批判を浴びた習近平国家主席にとって、感染の再拡大を許せば、政治的に大きな打撃となりかねない。

出所:時事通信社

 このように、封鎖は解除されたものの楽観的なムードを戒める雰囲気があり、新型コロナショックから抜け出すには、かなり時間がかかりそうです。

 ただ、「武漢の封鎖解除」に関しては、不安の声が上がっている一方で、景気回復への期待もあるようです。

封鎖解除の武漢に自動車購入の来店客続々-今後の回復に期待感

武漢市武昌区にあるアウディ販売店で売り場を担当するチャン・チアチ氏は、車の購入が前年並みの水準に戻り、「非常に驚いている」と話す。「2カ月に及ぶ休眠後、目覚めたかのように急回復した。販売は停滞すると思っていたのに」と述べた。

出所:Bloomberg

 確かに、武漢市のアウディ販売店で車の購入が前年並みの水準に戻ったというのは、驚きを隠せません。

 多くのマーケット関係者もこうした事態に懐疑的ではあるものの、需要の回復は「アフターコロナ」の一例として無視できません。

■財政出動と金融緩和により、あふれた資金の行き先は? そもそも、今回の新型コロナショックにより、世界的にかつてない規模の財政出動と金融緩和が行われています。

【参考記事】

●FRBが流動性供給策導入も、米ドルの需給逼迫は継続! 株安でも米ドル/円は上昇か(3月19日、西原宏一)

●「株安・米ドル高」の流れは早晩反転か? 豪ドルは悪材料出尽くしで中期的に反発へ(3月26日、西原宏一)

 アウターコロナとは、結局、その資金がどこに向かうのかが注目されているわけです。

 先月(3月)、このコラムでご紹介させていただいたように、マーケットに強い負荷がかかると株を筆頭としたリスクアセットから資金が逃げ出し、安全な現金、つまり米ドルに流れます。

【参考記事】

●FRBが流動性供給策導入も、米ドルの需給逼迫は継続! 株安でも米ドル/円は上昇か(3月19日、西原宏一)

 その結果、極端な米ドル需要が発生し、米ドル/円でいえば101円台から111円台に踏み上がるという相場が展開されます。

米ドル/円 日足(出所:IG証券)

 しかし、その後は…
株が乱高下する中で為替が方向感を失った ワケは? 米ドル/円は当面、107~110円か ブログ

株が乱高下する中で為替が方向感を失った ワケは? 米ドル/円は当面、107~110円か

■為替相場は当面、フラフラした動きが続きそう ほかのところにも書いているのですが、結論から言うと、今後、当面の間、為替相場は方向感を失った、フラフラした動きが続く可能性が高いと考えています。

 ですから、トレードも、レンジトレードを想定して行うことが、現在の環境では、もっとも適切ではないかと考えています。

【参考記事】

●長期目線で株は二度とない絶好の買い場! でも、為替相場は短期のトレンド狙いで!(4月2日、今井雅人)

 では、そう考える理由を、これからご説明していきます。

■「株安・円高」の第1ステージ すでに、何度か説明をしていますが、今回の新型コロナウイルスショックによって、金融市場では何段階かの局面がありました。

 まず、第1ステージは、リスクオフの動きです。

 イタリアで新型コロナウイルスの感染が広がり始めたころから、金融市場は大混乱を始めました。最初は、各国の株式市場が暴落しました。

NYダウ 日足(出所:Trading View)

 それに合わせて、為替市場では、リスクオフからの円買い(米ドル安)が進行することとなります。米ドル/円が、112円台から一気に101円台にまで急落したのは、皆さん、ご存じのとおりです。

米ドル/円 日足(出所:Trading View)

 また、資金の逃避先として、米国を中心とした各国の国債や、金への資金流入が起きました。

【参考記事】

●新型肺炎は中国の問題から世界的な問題へ。米ドル/円は105円程度まで下落の可能性も(2月28日、今井雅人)

●新型コロナのダメージに金融緩和や財政出動は効かない!? 米ドル/円は105円前後へ(3月5日、今井雅人)

■「株安・米ドル高」の第2ステージ しかし、その後、局面が変わっていきます。大きな損を計上した機関投資家、あるいは業績が悪化した企業などが、資金繰りのために、とにかく現金が必要になり、ありとあらゆる金融資産を売り始めます。

 その結果、株式はさらなる下落をする一方、金、債券などは、それまでの上昇から一転して、暴落に転じるという現象が起きました。

NYダウ 日足(出所:Trading View)

 さらに、資金繰りという点で、基軸通貨である米ドルの確保が投資家、企業ともに不可欠となり、マネーマーケットで米ドルをかき集めるだけでは間に合わず、為替市場でも米ドルを買って、資金繰りに充てるという行動に出てきました。

 その結果、米ドル相場は急上昇する展開となりました。米ドル/円も、101円台から反転し、一気に111円台にまで上昇するという動きとなりました。これが、第2ステージです。

【参考記事】

●これは、リーマンショック以上の危機!! 世界的な米ドル不足で米ドル全面高に(3月19日、今井雅人)

●ある程度の反発終われば株は弱気相場へ。米ドルは現状の高値水準でレンジ形成か(3月26日、今井雅人)

米ドル/円 日足(出所:Trading View)

 そして、その後ですが、株式市場は…