昨日のドル円相場ときょうのひとこと(3/7 水)
2018-03-07
----------3/6ドル円相場--------------------------
東京市場は買いが先行するも上値は重く、105円台では下値が堅い。欧州市場で北朝鮮地政学リスク後退で円売りも、NY市場ではNEC委員長辞任観測でドル売りに。
OP106.153 HI106.460 LO105.853 CL106.124
-----------3/6主な出来事---------------------------
09:30 (豪) 1月小売売上高 (前月比) +0.1%
前回-0.5%
予想+0.4%
09:30 (豪) 10-12月期経常収支 -140億AUD
前回-91億AUD→-110億AUD
予想 -122億AUD
12:30 (豪) RBA政策金利を 1.50%に維持
「政策スタンスを変更しないことが経済の持続可能な成長と、時間をかけてインフレ目標を達成することに一致すると判断」「低水準の政策金利が豪経済を引き続き支えている」「失業率の低下とインフレの目標達成にさらなる進展が期待されるが、進展は緩やかである可能性」 「豪ドルは過去2年間にわたるレンジ内のまま」「為替の上昇が現在の見通しよりも経済活動やインフレを鈍化させると予想」 「インフレ率は低いままで、CPIと基調インフレが2%をやや下回っている」「経済が強まるにつれてインフレが徐々に上昇していくと予想」
13:00 黒田日銀総裁、所信聴取
「当面、長期国債が買えなくなることは考えられない」「物価目標が実現していない段階で緩和縮小は考えられない」「将来出口の議論する場合も悪影響がないように慎重に進める」「19年度に直ちに出口を迎えるとは言っていない」
18:30 (南ア) 10-12月期GDP (前期比年率) +3.1%
前回+2.0%→+2.3%
予想+1.8%
20:00 韓国と北朝鮮、4月の首脳会談開催で合意
「北朝鮮は体制の安全が保障されるならば非核化にオープン」「協議が続く限り、北朝鮮はミサイル・核実験をしないと表明」
・トランプ大統領、コーンNEC委員長辞任の可能性を顧問に伝えた
・トランプ大統領、コーンNEC委員長辞任の可能性を顧問に伝えた
24:00 (加) 2月Ivey購買部景況指数 59.6
前回55.2
24:00 (米) 1月製造業受注指数 (前月比) -1.4%
前回+1.7%→+1.8%
予想-1.4%
30:35 ロウRBA総裁
「当面は政策調整の強い論拠は見当たらない」としながらも「次の金利の動きは引き下げより引き上げとなる可能性」「豪ドル相場は適正水準に極めて近い」
------------3/6株式・債券・商品---------------------
日経平均 21417.76△375.67
豪ASX 5962.437 △67.405
上海総合 3289.642△32.716
英FT 7146.75△30.77
独DAX 12113.87△23.00
NYダウ 24884.12△9.36
日10年債利回り 0.0560%△0.0130
豪10年債利回り 2.822%△0.078
英10年債利回り 1.521%△0.025
独10年債利回り0.675%△0.032
米2年債利回り 2.2499%△0.0121
米10年債利回り 2.8863%△0.0055
NY原油 62.60 △0.03
NY金 1335.20△15.30
------------3/7きょうの注目材料---------------------
<国内>
13:00 日銀副総裁候補の若田部氏、雨宮日銀理事の所信聴取(参院)
<海外>
09:00 ブレイナードFRB理事、講演
09:30 豪10-12月期GDP
10:30 カプラン・ダラス連銀総裁、講演
未定 中国2月貿易収支
16:45 仏1月貿易収支
16:45 仏1月経常収支
19:00 ユーロ圏10-12月期GDP・改定値
20:00 トルコ中銀、政策金利発表
22:00 ボスティック・アトランタ連銀総裁、講演
22:15 米2月ADP全国雇用者数
22:20 ダドリーNY連銀総裁、講演
22:30 カナダ1月貿易収支
22:30 米10-12月期非農業部門労働生産性・確報
22:30 米10-12月期単位労働コスト・確報
22:30 1月米貿易収支
24:00 カナダ中銀、政策金利発表
24:30 EIA週間在庫統計
28:00 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
29:00 1月米消費者信用残高
------------3/7きょうのひとこと----------------------
トランプ米大統領がコーンNEC委員長の辞任を発表した事でドル安・円高に振れています。コーンさんは自由貿易派で大統領の信任も厚いと見られていただけに、トランプ政権は今後も保護主義への傾斜に突き進む可能性が高まったという解釈なのでしょう。ドル円はまたしても105円台に押し込まれており、昨年来安値の105.251円と心理的な節目の105.00円を意識せざるを得ない展開となっています。
本日もよろしくお願いいたします。
参照元:外為どっとコム総合研究所