Hyperliquid、新たにHyperEVMのメインネットを公開
2月18日、分散型の暗号資産取引所(DEX)のHyperliquidは、EVM互換の実行環境「HyperEVM」のメインネット公開を発表しました。
これにより、Hyperliquidのブロックチェーン上で汎用的なスマートコントラクトの実行が可能となり、金融システムの発展に向けた重要な一歩となります。
The HyperEVM is live. This is a major step toward the vision of housing all finance by bringing general-purpose programmability to Hyperliquid’s performant financial system. The initial mainnet release of the HyperEVM includes:
— Hyper Foundation (@HyperFND) February 18, 2025
1. HyperEVM blocks built as part of L1 execution,… pic.twitter.com/sleqk1N7T5
今回のHyperEVMの導入によって、Hyperliquid L1上でイーサリアム互換のスマートコントラクトが動作可能となり、DeFiアプリケーションの開発が容易になります。さらに、HyperEVMのブロックはHyperliquidのコンセンサスアルゴリズム「HyperBFT」のセキュリティを継承しながら構築されるため、安全性も確保されるのです。
今回のアップデートに伴い、同プラットフォームのネイティブトークン「$HYPE」の利用範囲も拡大しました。$HYPEは、レイヤー1とHyperEVM間のトークン転送やガス代の支払い、スポット取引などに使用可能です。今後は、ERC20トークンのネイティブ転送機能などの追加も予定されており、現在テストネットでのフィードバックが収集されています。
また、Hyperliquidはバグ報奨金プログラムを開始し、HyperEVMの安全性向上に向けた取り組みを進めています。
Hyperliquidとは
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Hyperliquidは、2022年に運営が開始された分散型暗号資産取引所(DEX)です。
独自のレイヤー1ブロックチェーン「Hyperliquid L1」上に構築されており、高速かつ低コストな取引が特徴に挙げられます。主に無期限先物取引を提供しており、最大50倍のレバレッジが利用可能です。
ネイティブトークンの$HYPEは、エアドロップを通じて配布され、数百万〜数億円の利益を多くの人にもたらしたことで話題になりました。執筆時点でのHYPEの時価総額は77億ドルを超えており、同プラットフォームの成長を象徴する存在となっています。
今後もHyperEVMの展開により、Hyperliquidのエコシステムがさらに拡大することが期待されています。
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