オリコ、USDC決済に対応した「Slash Card」発行へ|仮想通貨の実用化が進む
USDC対応「Slash Card(スラッシュカード)」発行
株式会社オリエントコーポレーション(オリコ)は2025年2月13日に、株式会社アイキタスおよびSLASH VISION(スラッシュビジョン)と提携し、USDコイン(USDC)を担保とした新たな国際ブランドカード「Slash Card」を発行することを発表しました。
このSlash Card(スラッシュカード)は、米ドル連動のステーブルコイン「USDコイン(USDC)」を担保とする仕組みを採用しており、ユーザーが自身のウォレットに保有するUSDCと同額の与信枠が付与されることが報告されています。
また、国内のオンラインショップや実店舗での決済にも対応し、利用後は即座にウォレットから引き落とされる仕組みであることも伝えられています。
Slash Cardの発行は、2025年6月末までを目標に準備を進めており、暗号資産(仮想通貨)の世界と現実世界の境界をシームレスに越える新しい体験を提供するとしています。
日本における仮想通貨決済の課題
国内での仮想通貨決済の普及には、規制の整備や一般利用者の認知度向上が課題とされています。日本では2023年に改正資金決済法が施行され、ステーブルコインが電子決済手段として明確に定義されました。
Slash Cardは、仮想通貨を日常的な支払い手段として活用する新たな取り組みとして注目を集めています。すでに海外ではVisaやMastercardが仮想通貨決済対応カードを展開しており、日本国内でも同様のサービスが広がる可能性があると見られています。
今後、オリコや提携企業は「Slash Card」を通じて、仮想通貨決済の利便性を高める取り組みを進めていくとしています。今回の発表は、国内の仮想通貨市場の発展を後押しする可能性があり、大きな注目を集めています。
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Souce:オリコ公式発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:公式発表より引用