米供給管理協会（ＩＳＭ）が５日発表した４月の非製造業総合指数（ＮＭＩ）は４１．８と前月の５２．５から低下し、２００９年１２月以来初めて景気拡大・縮小の節目となる５０を割り込んだ。

ロイターの集計によると、アジアの新型コロナウイルス感染者数が２５万人を突破した。日本や中国、韓国では感染ペースが鈍化している一方、シンガポールやパキスタン、インドでの感染拡大が目立つ。

世界保健機関（ＷＨＯ）は５日、フランスで初めて新型コロナウイルスの感染者が出た時期が当初考えられていたよりも早い２０１９年１２月だったとする報告について「驚きではない」と述べた。初期の段階で感染者がいたかどうかを調査するように各国に要請した。

ドイツ連邦憲法裁判所は５日、欧州中央銀行（ＥＣＢ）の資産買い入れプログラムを巡り、ＥＣＢが政策の必要性を証明しなければ、ドイツ連邦銀行（中央銀行）は３カ月以内に国債買い入れを停止する必要があるとの判断を下した。

英国で確認された新型コロナウイルス感染症による死者が３万２０００人を超え、イタリアを抜いて欧州で最多となった。

ＩＨＳマークイット／ＣＩＰＳが発表した英国の４月のサービス部門購買担当者景気指数（ＰＭＩ）改定値は１３．４で、３月の３４．５から大幅に低下し１９９６年の調査開始以来、最低となった。速報値の１２．３からは上方修正されたものの、製造業と同じく、新型コロナウイルスの感染防止のための経済活動制限措置が打撃となった。

マレーシア中央銀行は５日、政策金利を０．５％ポイント引き下げ２．０％とした。今年に入り３会合連続の利下げで政策金利は２００９年以来の低水準とした。新型コロナウイルスの流行に伴う経済への打撃が長期化すれば、追加利下げも辞さない姿勢だ。

ロイターの集計によると、新型コロナウイルスの感染者は世界全体で３５９万人を超え、死者は２５万０３８６人となった。

仏銀行大手ＢＮＰパリバが発表した第１・四半期決算は利益が前年同期比３３．１％減少した。新型コロナウイルス危機で株式トレーディング業務が打撃を受けたほか、５億ユーロ超の貸倒引当金を計上したことが響いた。

オーストラリア準備銀行（中央銀行、ＲＢＡ）は５日、今年上半期の国内経済が過去最大のマイナス成長になり、失業率は２桁に上昇するとの見通しを示した。