205_川畑

今日のテクニカル見通し:ユーロ/円 ブログ

今日のテクニカル見通し:ユーロ/円

ユーロ/円相場は、今月22日に134.40円台に上昇して2014年高値(149.760円)-2016年安値(109.197円)の下げ幅61.8%戻し(134.265円)を上抜きましたが一時的となっており、昨日は131.90円台まで反落しています。

もっとも、昨日の下押しが反落局面の第一歩というには、いささか早計のように見えます。少なくとも、直近安値からのサポートラインを割る、週足の一目均衡表の転換線を割り込む、といった動きが必要と見ます。それまでは上昇基調が継続していると見たほうが良さそうです。


(上記ユーロ/円日足の外貨ネクストネオのチャートは9/26の11:05現在)

○下値目処について
冒頭で触れた、8/18と9/6の安値を結ぶサポートライン(131.30円前後)や、週足の一目均衡表の転換線(130.988円)がポイントです。これらを割り込むと下押しが深くなる可能性が出てきます。その場合、75日線(129.441円)やボリンジャーバンド-2シグマ(128.827円)が下値を支えるか注目です。

○上値目処について
6日線(133.357円)を回復すると、9/22高値(134.410円)が見えてきます。ただ、すぐ近くにボリンジャーバンド+2シグマ(134.612円)があり、上値突破の際に抵抗となりそうです。そうした中で越えられれば、14年12月高値149.760円-16年6月安値109.197円の下げ幅2/3戻し(136.239円)や月足の一目均衡表の雲上限)や月足の一目均衡表の雲上限(137.927円)が見えてくるでしょう。


○上値目処
133.357円(6日線)
134.265円(14年12月高値149.760円-16年6月安値109.197円の下げ幅61.8%戻し)
134.410円(9/22高値)
134.612円(ボリンジャーバンド+2シグマ)
136.239円(14年12月高値149.760円-16年6月安値109.197円の下げ幅2/3戻し)
137.927円(月足の一目均衡表の雲上限)

○下値目処
131.719円(20日線)
131.30円前後(8/18と9/6の安値を結ぶサポートライン)
130.988円(週足の一目均衡表の転換線)
130.444円(13週線)
129.496円(日足の一目均衡表の転換線)
129.441円(75日線)
129.366円(9/6安値)
128.827円(ボリンジャーバンド-2シグマ)
 
今夜の注目材料は? ブログ

今夜の注目材料は?

東京市場のドル/円は、ゴトー(5・10)日の仲値公示に向けたドル買いのほか、安倍首相の「2兆円規模の経済対策の年内策定を指示」との発言もあり、112.50円台まで値を上げましたが、その後は112.10円台まで下押す場面も見られました。欧米市場に入る前に注目イベントを確認しておきましょう。

9/25(月)
17:00☆9月独Ifo景況感指数
18:00☆安倍首相、会見
未 定  メルシュECB理事、講演
21:30☆ダドリー米NY連銀総裁、講演
22:00☆ドラギECB総裁、講演
25:40  エバンズ米シカゴ連銀総裁、講演
※☆は特に注目の材料

この後安倍首相が会見を行う予定となっており、衆議院を解散する意向を示すとされています。また、米国では今週ライアン米下院議長が税制改革の概要を発表するとされています。日米の政局や政策が材料視されるか、海外勢の反応に注目です。
 
今日のテクニカル見通し:ドル/円 ブログ

今日のテクニカル見通し:ドル/円

ドル/円相場は、日足のみならず週足の雲も突破しており、目先的には1月に付けた年初来高値からのレジスタンスラインを巡る攻防が焦点となっています。突破できれば、春以降上値抵抗となっている114円台前半から半ばに向けた一段高もあると見ます。


(上記ドル/円・日足の外貨ネクストネオのチャートは9/25の12:12現在)

○上値目処について
冒頭で触れた1月高値118.603円からのレジスタンスライン(112.80円台)が、目先の焦点です。突破できれば上値余地が拡大する公算です。この上の水準について、114円台半ばまで主だった目処が見当らないため、まずは113円ちょうどの心理的節目が試されそうです。

○下値目処について
まずは、200日線(112.139円)や6日線(111.999円)が機能するかポイントです。割ってしまうと、75日線(110.976円)まで下値余地が広がりそうです。この水準は8月から9月始めにかけての上値抵抗であり、下値支持に変えられるか注目です。なお、110-111円台に目標値が多数集まっており、110円を割った場合は、下値支持と目される107-108円台割れを試す動きにつながりそうです。

○上値目処
112.716円(9/21高値)
112.990円(ボリンジャーバンド+2シグマ)
112.80円台(1月高値118.603円からのレジスタンスライン)
112.960円(月足の一目均衡表の転換線)
114.491円(7/11高値)
114.640円(昨年12月高値118.661円-今年4月安値108.134円の61.8%戻し)

○下値目処
112.139円(200日線)
112.037円(月足の一目均衡表の基準線)
111.999円(6日線)
111.661円(9/18高値)
111.547円(日足の一目均衡表の雲上限)
111.364円(週足の一目均衡表の雲上限)
111.367円(52週線)
111.129円(日足の一目均衡表の転換線)
111.047円(8/4高値)
110.976円(75日線)
110.932円(26週線)
110.904円(週足の一目均衡表の基準線)
110.367円(20日線)
110.765円(13週線)
110.254円(日足の一目均衡表の雲下限)
110.017円(日足の一目均衡表の基準線、週足の一目均衡表の転換線)
今夜から明朝の注目材料は? ブログ

今夜から明朝の注目材料は?

東京市場のドル/円は、111.30円台?111.60円台で小動きとなりました。欧米市場に入る前に注目イベントを確認しておきましょう。

9/20(水)
23:00  8月米中古住宅販売件数
23:30  米EIA週間原油在庫統計
27:00☆米FOMC政策金利発表
27:00☆米FOMC、経済・金利見通し発表
27:30☆イエレン米FRB議長、会見

9/21(木)
07:45☆4-6月期NZGDP
※☆は特に注目の材料

本日は米連邦公開市場委員会(FOMC)が最大の注目材料です。今回はバランスシートの縮小がほぼ織り込まれているものの、年内の利上げ観測が復活するかは見方が分かれています。今回はFOMCメンバーの経済・金利見通しの発表や、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見もあり、6月に示された「年内あと1回」の利上げ見通しが維持されるかが焦点です。

なお、翌朝にNZで4-6月期国内総生産(GDP)が発表されます。市場予想は前期比+0.8%、前年比+2.5%となっています。
今日のテクニカル見通し:ユーロ/ドル ブログ

今日のテクニカル見通し:ユーロ/ドル

ユーロ/ドル相場は、今月8日に2014年12月以来の高値となる1.2090ドル台まで上昇。その後やや下押すも、引値で20日線や日足の一目均衡表の転換線を明確に割り込まなかった事から切り替えしており、本日の東京市場では1.20ドルを挟んでも見合いとなっています。

日足では高値もみ合いのように見えますが、週足を見ると、移動平均は「ローソク足>13週線>26週線>52週線」に加えていずれの線も急角度で上向きを維持しています。一目均衡表は転換線を割り込む事無く三役好転が点灯しているなど、強い上昇トレンドの中にあるといえます。少なくとも前述の20日線や基準線が機能している間は、上昇トレンドが継続していると見たほうが良さそうです。


(上記ユーロ/ドル日足の外貨ネクストネオのチャートは9/20の10:45現在)

○上値目処
9/8に1.20922ドルまで上昇して12年7月安値(1.20420ドル)を突破しています。目先はボリンジャーバンド+2シグマを押し上げる陽線が出現するかがカギとなるでしょう。現在、バンドの上下の幅は縮小気味となっており、バンドが再び拡大することがあればトレンドを伴った動きとなる可能性があります。なお、9/8高値(1.20922ドル)のみならず、14年5月高値1.39933ドル-17年1月安値1.03392ドルの下げ幅1/2戻し(1.21663ドル)を達成すると、目標値の少ないゾーンに足を踏み入れることとなります。その場合は1.22ドルちょうどなどの心理的節目が機能するか注目です。

○下値目処
目先は、冒頭で触れた日足の一目均衡表の転換線(1.19647ドル)や20日線(1.19360ドル)が、ポイントです。これらを割った場合、次は週足の一目均衡表の転換線(1.18524ドル)や13週線(1.17542ドル)が機能するか注目です。これらで下げ止まらない場合は下押しが深くなる事が予想されます。


○上値目処
1.20508ドル(ボリンジャーバンド+2シグマ)
1.20922ドル(9/8高値)
1.21663ドル(14年5月高値1.39933ドル-17年1月安値1.03392ドルの下げ幅1/2戻し)
1.22905ドル(12年7月安値1.20420ドル-14年5月高値1.39933ドルの上げ幅を、17年1月安値1.03392ドルに加えた値)

○下値目処
1.19506ドル(6日線)
1.19647ドル(日足の一目均衡表の転換線)
1.19360ドル(20日線)
1.18792ドル(月足の一目均衡表の雲下限)
1.18772ドル(日足の一目均衡表の基準線)
1.18740ドル(10年6月安値)
1.18524ドル(週足の一目均衡表の転換線)
1.18211ドル(ボリンジャーバンド-2シグマ)
1.17542ドル(13週線)
1.17351ドル(14年5月高値1.39933ドル-17年1月安値1.03392ドルの下げ幅38.2%戻し)
1.17128ドル(日足の一目均衡表の雲上限)
1.17127ドル(15年8月高値)
1.16621ドル(8/17安値)
ユーロ/円、61.8%戻しの壁 ブログ

ユーロ/円、61.8%戻しの壁

ユーロ/円は先月後半以降132円ちょうど前後が上値抵抗となっていたが、15日に突破すると、本日の東京市場で2015年12月以来の高値となる134.10円台まで上昇して、2014年高値(149.760円)-2016年安値(109.197円)の下げ幅61.8%戻し(134.265円)に迫りました。

年初からの欧州中銀(ECB)の金利正常化観測が根強い中、衆議院解散観測に絡んで日経平均が年初来高値を更新するなど、ファンダメンタルズ面からもユーロ買い/円売りの流れとなっている事が大です。こうした流れを変える材料が出ない間は、上昇トレンドが継続する可能性が高そうです。前述の61.8%戻しを突破すると、月足の一目均衡表の雲上限(今月は137.927円)まで主だった目標値が見当らないため、目先は心理的節目の135円ちょうどを目指す事となるでしょう。
今日のテクニカル見通し:ドル/円 ブログ

今日のテクニカル見通し:ドル/円

ドル/円相場は、8日に107円台に突入したことで下値余地が拡大したかに見えましたが、翌日以降は赤三兵が出現するなど、一転して底入れムードに。その後は8月高値を突破すると、18日に111.60円台まで一段高となっています。

日足では一目均衡表の雲上限付近での攻防戦を繰り広げていますが、すぐ下の111.30円台には週足の一目均衡表の雲上限もあります。したがって、日足の雲を突破できれば上値余地が拡大する公算です。



(上記ドル/円・日足の外貨ネクストネオのチャートは9/19の11:40現在)

○上値目処について
日足の一目均衡表の雲上限(111.597円)が、焦点です。しっかり突破できれば上値余地が拡大する公算であり、目先的には200日線(112.236円)が視野に入りそうです。週足の移動平均を見ると、ローソク足が13、26、52週線の上に位置しています。このままこれらの線を下値支持に出来るかと共に、13週線が26週線や52週線を上抜けることが出来れば、意外と強い上昇となる可能性があります。

200日線を突破すると、5月以降上値抵抗となっている114円台半ばまで主だった目処が見当らないため、113円ちょうど等の心理的節目が試されそうです。


○下値目処について
週足の一目均衡表の雲上限(111.364円)や52週線(111.147円)などが位置する、111円台前半がポイントです。ちょうどこのゾーンには8/4高値(111.047円)などがあり、直近で上値抵抗と目されてきただけに、下値支持に変えられるか注目です。もし下げ止まらずに75日線(110.858円)付近でも下げ止まらない場合、再び下値を試す流れとなる事も考えられます。その場合、目先的には20日線(109.781円)が試されると見ます。

○上値目処
111.597円(日足の一目均衡表の雲上限)
111.660円(ボリンジャーバンド+2シグマ)
111.661円(9/18高値)
112.037円(月足の一目均衡表の基準線)
112.100円(7/11高値114.491円-9/8安値107.318円の下げ幅2/3戻し)
112.237円(200日線)
112.960円(月足の一目均衡表の転換線)
114.451円(ボリンジャーバンド+2シグマ)
114.491円(7/11高値)
114.640円(昨年12月高値118.661円-今年4月安値108.134円の61.8%戻し)

○下値目処
111.364円(週足の一目均衡表の雲上限)
111.147円(52週線)
111.047円(8/4高値)
110.904円(週足の一目均衡表の基準線)
110.877円(26週線)
110.858円(75日線)
110.810円(6日線)
110.735円(13週線)
108.730円(週足の一目均衡表の雲下限)
109.781円(20日線)
109.489円(日足の一目均衡表の基準線、転換線)
109.751円(週足の一目均衡表の転換線)
107.902円(ボリンジャーバンド-2シグマ)
107.318円(9/8高値)
ポンド/ドル、高値更新するもかぶせ線に注意 ブログ

ポンド/ドル、高値更新するもかぶせ線に注意

ポンド/ドル相場は13日に昨年9月以来の高値となる1.3320ドル台まで上昇するも、その勢いを維持できずに失速。前日の陽線にかぶさる陰線が出現している。これは「かぶせ足」と呼ばれ、高値圏で出現すると天井示唆と解されます。


(上記ポンド/ドル・日足の外貨ネクストネオのチャートは9/14の16:28現在)

本日は英国で金融政策が発表される。市場予想では政策金利や資産買い入れ規模の変更は予想されておらず、声明文でのインフレや経済の見通しに注目が集まっています。

12日に発表された英8月消費者物価指数は前年比+2.9%と、英中銀(BOE)のインフレ目標上限(3%)に迫った事により一部で利上げ期待が浮上するも、13日の英8月雇用統計で週平均賃金の伸びが予想を下回ったため、その後は期待がややしぼんでいます。BOEがインフレ高進は一時的との見方を示すようならば、利上げ期待が後退してポンド相場に下落圧力が掛かる公算です。
 
今日のテクニカル見通し:カナダドル/円 ブログ

今日のテクニカル見通し:カナダドル/円

カナダ/円相場は、今月に入り7月に付けた年初来高値(89.719円)を突破すると、14日の東京市場で91円台に上伸しています。

日足と週足の一目均衡表では、上昇を示唆するとされる三役好転が点灯しています。したがって、日足の一目均衡表の転換線や20日線などが機能している間は特に、上昇トレンド継続と見たほうが良さそうです。



(上記カナダ/円・週足の外貨ネクストネオのチャートは9/14の12:24現在)


(上記カナダ/円・日足の外貨ネクストネオのチャートは9/14の12:24現在)

○上値目処について
足下でボリンジャーバンド+2シグマ(91.099円)を押し上げる形で上昇しており、まずはこの水準が目処となりそうです。この水準を突破すると、15年10/9高値(93.241円)まで主だった目処が見当らないため、92円ちょうど等の心理的節目に注目する事となりそうです。

○下値目処について
6日線(90.068円)を割ったとしても、日足の一目均衡表の転換線(89.279円)や20日線(88.407円)が下値を支えそうです。これらで下げ止まらないようならば、75日線(86.820円)に向けた下押しもあるでしょう。


○上値目処
91.006円(現時点での、9/14高値)
91.099円(ボリンジャーバンド+2シグマ)
93.241円(15年10/9高値)
94.080円(15年8/4安値)
94.400円(14年12月高値106.496円-16年11月安値74.832円の下げ幅61.8%戻し)
96.935円(月足の一目均衡表の雲上限)

○下値目処
90.664円(14年12月高値106.496円-16年11月安値74.832円の下げ幅1/2戻し)
90.068円(6日線)
89.719円(7/26高値)
89.318円(月足の一目均衡表の雲下限)
89.279円(日足の一目均衡表の転換線)
88.407円(20日線)
88.236円(日足の一目均衡表の基準線、週足の一目均衡表の転換線)
87.508円(日足の一目均衡表の雲の上限)
87.844円(13週線)
86.820円(75日線)
今夜の注目材料は? ブログ

今夜の注目材料は?

東京市場のドル/円は、米8月雇用統計待ちで手控えムードが強い中、109.90円台から110.10円台での小動きとなりました。欧米市場に入る前に注目イベントを確認しておきましょう。

9/1(金)
17:30☆8月英製造業PMI
18:15  コンスタンシオECB副総裁、講演
21:30☆8月米雇用統計
23:00☆8月米ISM製造業景況指数
23:00  7月米建設支出
23:00  8月米ミシガン大消費者信頼感指数・確報
※☆は特に注目の材料

本日は、米8月雇用統計が最大の焦点です。事前予想は失業率が4.3%、非農業部門雇用者数は18.0万人増、平均時給は前月比+0.2%、前年比+2.6%となっています。予想外に弱い結果となった昨日の米7月コアPCEデフレーターなどを受け、米国のインフレ鈍化が懸念される中、インフレと関連が深い平均時給の伸びが注目されます。

また、米雇用統計発表後に8月米ISM製造業景況指数の発表があり、こちらも注意が必要です。