203_神田

今夜の注目材料は?10/31 ブログ

今夜の注目材料は?10/31

東京市場のドル/円は、一時113円台を割り込む場面もありましたが、日銀がインフレ見通しを下方修正した事などから下げ渋る展開でした。欧州市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。 10/31(火)16:45    仏10月消費者物価指数速報値18:15    ビスコ・イタリア中銀総裁、講演19:00    ユーロ圏9月失業率19:00☆  ユーロ圏7-9月期GDP・速報値19:00☆  ユーロ圏10月消費者物価指数・速報値21:00    南ア9月貿易収支21:30    カナダ8月GDP21:30    カナダ9月鉱工業製品価格21:30    カナダ9月原料価格指数21:30    米7-9月期雇用コスト指数22:00    米8月ケース・シラー住宅価格指数22:45☆  米10月シカゴ購買部協会景気指数23:00☆  米10月消費者信頼感指数28:30    ポロズ・カナダ中銀総裁、議会証言 ※☆は特に注目の材料 本日は月末最終日とあって、「フロー」に左右されやすい地合いとなりそうです。米10月シカゴ購買部協会景気指数や米10月消費者信頼感指数などの経済指標も気になるところではありますが、日本時間24時のロンドン・フィキシングの前後は大口「フロー」による急な値動きに警戒が必要です。 
昨日のドル円相場ときょうのひとこと(10/31 火) ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(10/31 火)

 
----------10/30ドル円相場概況--------------------- OP 113.702HI 113.835LO 113.026CL 113.180 東京市場のドル円は、仲値公示にかけて113.835円まで買われるも後が続かず113.50円台へと弱含んだ。欧州市場でも113.70-50円台で上値が重い展開が続いた。NY市場に入ると、マナフォート氏の訴追でロシアゲート疑惑が再燃。株安・円高の流れとなり113円台前半へ下落。トランプ大統領の目玉政策である法人減税を5年間かけて段階的に引き下げる案を米下院が検討しているとの報道も株とドルの重しとなり、113.026円の安値を付けた。パウエル氏がFRB議長に就任する可能性が高まった事もドルを圧迫した。 -----------10/30主な出来事---------------------------- 16:00 (独) 9月小売売上高指数 (前月比) +0.5%前回-0.4%→-0.2%予想+0.5%   21:30 (米) 9月個人所得 (前月比) +0.4%前回+0.2% 予想+0.4%  (米) 9月個人消費支出 (前月比) +1.0%前回+0.1% 予想+0.9% (米) 9月コアPCEデフレーター (前年比) +1.3%前回+1.3% 予想+1.3%   22:00 (独) 10月消費者物価指数・速報 (前年比)+1.6%前回 +1.8%予想 +1.7%   トランプ陣営の元選挙対策本部長マナフォート氏が大陪審によって起訴 米下院、法人税の段階的引き下げを検討 トランプ米大統領はパウエル氏を次期FRB議長に任命する見込み-NYタイムス ------------10/30株式・債券・商品----------------------  ------------10/31きょうの注目材料--------------------- <国内>08:30    9月完全失業率08:30    9月有効求人倍率08:50    9月鉱工業生産速報未定    日銀金融政策決定会合未定    経済・物価情勢の展望(10月、基本的見解)15:30    黒田日銀総裁、定例会見19:00    外国為替平衡操作の実施状況(介入実績) <海外>06:45    9月NZ住宅建設許可件数09:00    10月NBNZ企業信頼感09:01    10月英Gfk消費者信頼感指数10:00    10月中国製造業PMI15:30    7-9月期仏GDP速報値16:45    10月仏消費者物価指数速報値16:45    9月仏卸売物価指数18:15    ビスコ・イタリア中銀総裁、講演19:00    9月ユーロ圏失業率19:00    7?9月期ユーロ圏GDP速報値19:00    10月ユーロ圏消費者物価指数速報値21:00    9月南アフリカ貿易収支21:30    8月カナダGDP21:30    9月カナダ鉱工業製品価格21:30    9月カナダ原料価格指数21:30    7-9月期米雇用コスト指数22:00    8月米ケース・シラー住宅価格指数22:45    10月米シカゴ購買部協会景気指数23:00    10月米消費者信頼感指数29:30    ポロズ・カナダ中銀総裁、議会証言  ------------10/31きょうのひとこと---------------------- ロシアゲート疑惑に絡んで初の訴追者が出たと報じられていますが、FBIに訴追されたマナフォート氏の罪状はウクライナとの取引に関するもので、トランプ陣営の元選対本部長としての活動に関するものではないそうです。「パウエル新FRB議長」についても、あくまでも対抗馬のテイラースタンフォード大教授に比べるとハト派寄りという評価にすぎません。いずれもドル売り材料としての賞味期限は長くなさそうです。  本日もよろしくお願いいたします。
昨日のドル円相場ときょうのひとこと(10/30 月) ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(10/30 月)



 ----------10/27ドル円相場概況--------------------- OP 113.966HI 114.448LO 113.643CL 113.693 東京市場のドル円は、ユーロ売りの受け皿としてドルが買われる流れの中で底堅く推移。日本株の上昇も支えとなり114.20円台まで強含んだ。欧州市場でも114.30円台まで買いが先行したが、ポンド円をはじめクロス円が軒並み軟化すると一時114円台を割り込むなど神経質に上下。NY市場では強い米GDPを受けて114.448円まで上昇したが買いは続かず。カタルーニャの独立宣言を受けて米債に逃避的な買いが入ると(金利低下)、114円割れへと反落。次期FRB議長にパウエル氏有力と伝わると売りに拍車がかかり113.70円前後まで続落した。その後、株価の堅調を眺めて114円付近まで値を戻すも、週末の引けにかけて再び売りが強まると113.643円の安値を付けた。 -----------10/27主な出来事---------------------------- 08:30 (日) 9月全国消費者物価指数 (生鮮食品除く:前年比) +0.7% 前回+0.7% 予想+0.7%  09:30 (豪) 7-9月期生産者物価指数 (前年比) +1.6% 前回+1.7%  12:00 豪高裁、二重国籍を保持していたジョイス副首相の当選無効の判決 21:30 (米) 7-9月期GDP・速報 (前期比年率) +3.0%前回+3.1% 予想+2.6%  21:30 (米) 7-9月期個人消費・速報 (前期比年率) +2.4% 前回+3.3%予想 +2.1%  22:29 スペインカタルーニャ州が独立を宣言 23:00 トランプ大統領、次期FRB議長にパウエル理事指名へ傾く -関係筋 23:00 (米) 10月ミシガン大消費者信頼感指数・確報 100.7 前回101.1 予想100.7  27:25 ラホイ・スペイン首相「カタルーニャ自治州のプチデモン首相を解任」「カタルーニャ議会を解散し、12月21日に選挙を行う」 ------------10/27株式・債券・商品---------------------- ------------10/30きょうの注目材料---------------------
<国内>なし <海外>16:00    9月独小売売上高指数17:00    10月スイスKOF景気先行指数18:30    9月英消費者信用残高18:30    9月英マネーサプライM419:00    10月ユーロ圏消費者信頼感指数21:30    9月米個人消費支出(PCE)21:30    9月米個人所得21:30    9月米PCEコアデフレータ22:00    10月独消費者物価指数(CPI)速報値 ------------10/30きょうのひとこと---------------------- ドル円は114円台半ばの壁にまたしても行く手を阻まれた格好です。ドルの先高感は維持しつつも、114円台のドル買いには慎重にならざるを得ないところでしょう。次期FRB議長人事や税制改革にロシアゲート疑惑(きょうにも初の訴追者が出る可能性も)など、良くも悪くも米政治に市場の関心が集まっています。(昨年末にも同じ事を言った気もしますが)大統領がトランプだけに、「良い目(カード)が出るか悪い目が出るか」が全く読めません。 本日もよろしくお願いいたします。
昨日のドル円相場ときょうのひとこと(10/27 金) ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(10/27 金)



 ----------10/26ドル円相場概況--------------------- OP 113.673HI 114.077LO 113.342CL 114.004 東京市場のドル円は、前日終盤にドルが売られた流れを継いで弱含みの展開となり、113.342円まで下落した。その後、欧州市場序盤にかけて113円台後半へ値を戻したが、ECB理事会を目前にして動意は盛り上がりを欠いた。NY市場ではユーロに対するドル高の影響もあって強含みの推移。米下院が予算決議案を可決したと伝わると欧州債の動きに連れて低下していた米国債利回りが上昇に転じた事から114円台を回復。114円台の重さを完全に払拭することはできなかったが下値も堅く114円ちょうど付近で取引を終えた。 -----------10/26主な出来事---------------------------- 06:45 (NZ) 9月貿易収支 -11.43億NZD前回-12.35億NZD→-11.79億NZD予想 -9.00億NZD   09:30 (豪) 7-9月期輸入物価指数 (前期比)  -1.6% 前回-0.1% 予想-1.5% 16:30 (スウェーデン) スウェーデン中銀政策金利を -0.50% に維持 17:00 (ノルウェー) ノルウェー中銀政策金利を 0.50%に維持  18:30 (南ア) 9月生産者物価指数 (前年比) +5.2%前回+4.2% 予想+4.9%  20:00 (トルコ) トルコ中銀政策金利を 8.00%に維持 21:30 (米) 新規失業保険申請件数 22.2万件(22.3万件) 23.5万件 23.3万件 21:30 (米) 9月卸売在庫 (前月比) +0.9%(+0.8%) +0.4% +0.3% 23:00 (米) 9月中古住宅販売保留件数指数 (前月比) -2.6%(-2.8%) +0.5% 0.0%  20:45 (ユーロ圏) ECB政策金利を 0.00%に維持ECB声明「来年1月から9月まで債券買い入れを月額300億ユーロに減額」「必要ならばQEの期間や規模を拡大する選択肢を残す」「QEの終了後も長期にわたって保有債券の償還元本を再投資する」 21:30 ドラギECB総裁会見「十分な量的緩和は依然として必要」「コアインフレが持続的に上昇する兆候はまだみられない」「経済見通しの達成にはECBのサポートが必要」 24:05 米下院、18年度予算決議案を可決 ------------10/26株式・債券・商品----------------------
   ------------10/27きょうの注目材料--------------------- <国内>08:30    9月全国消費者物価指数08:30    10月東京都区部CPI <海外>09:30    7-9月期豪生産者物価指数15:00    9月独輸入物価指数15:45    10月仏消費者信頼感指数16:15    プラートECB理事、ノボトニー・オーストリア中銀総裁、講演19:45  アンジェローニECB顧問、講演20:00    バイトマン独連銀総裁、講演21:30    米7-9月期米GDP速報値21:30  米7-9月期個人消費速報値23:00    10月米ミシガン大消費者信頼感指数・確報値 ------------10/27きょうのひとこと---------------------- トランプ米大統領肝煎りの税制改革法案が年内に実現する可能性が出てきました。昨日、米下院は2018年度予算決議案を僅差で可決(上院は通過済み)。税制改革法案の可決には、通常、上院の5分の3の賛成が必要ですがこの予算決議案が成立したことで、過半数の賛成で可決できるようになりました。なお、ホワイトハウスはトランプ大統領は減税や雇用の創出を常に優先課題としていて、今後、議会とのさらなる協力を期待している」との声明を発表。税制改革の関連法案の年内成立に向けて意欲を示しました。  本日もよろしくお願いいたします。
20日のドル円相場ときょうのひとこと(10/23 月) ブログ

20日のドル円相場ときょうのひとこと(10/23 月)



----------10/20ドル円相場概況--------------------- OP 112.533HI 113.568LO 112.516CL 113.509 東京市場のドル円は、米予算決議案の可決を受けてトランプ税制への期待が高まりドル買いに傾いた。113円台を回復して113.30円台へと上昇した。欧州市場ではポンド買いの反動でドル売りに傾く場面もあったが、下値は113.00円台にとどまった。NY市場に入ると、トランプ税制への期待から株高と債券安が進行する中、ドル買いが再度優勢となり113.568円まで上値を伸ばした。その後もトランプ大統領の次期FRB議長に関する発言などもあって高値圏を維持したまま越週態勢に入った。 -----------10/20主な出来事---------------------------- 10:30 米上院、予算決議案を可決 15:00(独) 9月生産者物価指数 (前年比)+3.1%前回+2.6%予想+2.9% 17:30(英) 9月財政収支-53億GBP前回-51億GBP(-41億GBP)予想-57億GBP 19:00 メイ英首相「英とEUはブレグジット交渉の進展に向けて、共同で働くべき」「ブレグジット交渉について楽観的に見ている」 21:30(加) 9月消費者物価指数 (前月比)+0.2%前回+0.1%予想+0.3%(加) 9月消費者物価指数 (前年比)+1.6%前回+1.4%予想+1.7% 21:30(加) 8月小売売上高 (前月比)-0.3%前回+0.4%予想+0.5%(加) 8月小売売上高 (前月比:除自動車)-0.7%前回+0.2%予想+0.3% 23:00(米) 9月中古住宅販売件数539万件前回535万件予想530万件 27:10 トランプ米大統領「テイラー氏、パウエル氏の両名は非常に有能」「テイラー氏、パウエル氏両名のFRB入りも選択肢」「イエレン氏については非常に好感を持っている」「FRB議長人事については間もなく決定するつもり」 ------------10/20株式・債券・商品----------------------   ------------10/23きょうの注目材料--------------------- <国内>なし <海外>16:00    プラートECB専務理事、講演17:30    9月香港CPI21:30    8月カナダ卸売売上高23:00    10月ユーロ圏消費者信頼感指数  ------------10/23きょうのひとこと---------------------- 衆院選は自・公合計で3分の2以上の議席を獲得して与党の圧勝に終わりました。野党分裂のおかげもあったとはいえ、海外勢には「日本は最も政権が安定」と評価されそうです。アベノミクスと日銀の大規模緩和が継続するとの見方は日本株高・円安要因になるでしょう。もっとも、ドル円に関しては、すでに結果が出た日本の選挙よりも、米国の次期FRB人事やトランプ税制の「これから」のほうに市場の関心が向かうと考えられます。  本日もよろしくお願いいたします。
昨日のドル円相場ときょうのひとこと(5/20 金) ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(5/20 金)

 
----------10/19ドル円相場概況--------------------- OP 112.923HI 113.147LO 112.295CL 112.551 東京市場のドル円は、113.00円を挟んで一進一退の攻防。日経平均が13連騰する中で下値は堅かったが、113円台では戻り売りが出た。15時半過ぎには113.147円まで上昇する場面もあったが、そこで力尽きた。欧州市場に入ると、カタルーニャ懸念などから株価が反落する中、ドル売り・円買いが優勢となり、一時112.295円まで下値を切り下げた。NY市場に入ると、新規失業保険申請件数やフィラデルフィア連銀指数の好結果が支えとなり持ち直した。米国株の下げ渋りもあって112.60円台まで戻したが、次期FRB議長にパウエル氏有力との一部報道にドル売りで反応するなど上値が重かった。 -----------10/19主な出来事---------------------------- 08:50(日) 9月貿易収支+6702億円前回1136億円(+1126億円)予想+5568億円 09:30(豪) 9月就業者数+1.98万人前回+5.42万人(+5.30万人)予想+1.50万人(豪) 9月失業率5.5%前回5.6%予想5.6% 11:00(中国) 7-9月期GDP (前年比)+6.8%前回+6.9%予想+6.8% 11:00(中国) 9月鉱工業生産 (前年比)+6.6%前回+6.0%予想+6.5% 11:00(中国) 9月小売売上高 (前年比)+10.3%前回+10.1%予想+10.2% 14:59 NZファースト党党首「政権樹立に向けて労働党を支持」  17:15 スペイン政府、カタルーニャ州の自治停止プロセスを開始へ 17:30(英) 9月小売売上高 (自動車燃料含む:前月比)-0.8%前回+1.0%(+0.9%)予想-0.1% 21:30(米) 新規失業保険申請件数22.2万件前回24.3万件(24.4万件)予想24.0万件 21:30(米) 10月フィラデルフィア連銀製造業指数27.9前回23.8予想22.0 28:55 トランプ米大統領、FRB議長人事でパウエル氏に傾く 一部報道   ------------10/19株式・債券・商品---------------------- 日経平均 21448.52 +85.47 上海株 3370.17 -11.62英FT  7523.04 -19.83独DAX 12990.10 -52.93米ダウ23163.04  +5.44       日10年債 0.065%英10年債 1.279%%独10年債 0.395%米10年債 2.3178%米2年債 1.5386% WTI 51.29 -0.75GOLD 1290.00 +7.00 ------------10/20きょうの注目材料--------------------- <国内>15:35    黒田日銀総裁、あいさつ <海外>15:00    9月独生産者物価指数17:00    8月ユーロ圏経常収支17:30    ノボトニー・オーストリア中銀総裁、講演21:30    9月カナダ消費者物価指数21:30    8月カナダ小売売上高23:00    9月米中古住宅販売件数27:00    メスター米クリーブランド連銀総裁、講演-----  EU首脳会議(ブリュッセル、最終日)  ------------10/20きょうのひとこと---------------------- 注目の次期FRB議長人事は、パウエル現理事が有力と報じられました。ただし、これは米政治サイト・ポリティコの見解で、ポリティコはもともと「ムニューシン財務長官はパウエル推し」と報じてきたサイトです。ホワイトハウスは一昨日の段階で「数日中に」発表するとしていましたから、今日明日中にも決定する可能性があります。そのほか、きょうは日経平均が14連騰なるか注目の週末となります。  本日もよろしくお願いいたします。
今夜の注目材料は?10/19 ブログ

今夜の注目材料は?10/19

東京市場のドル/円は、113円台に乗せると重い一方、日経平均が13連騰を記録する中で下値も限られ、狭いレンジ中でもみ合いました。欧州市場の動きに期待したいところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。 10/19(木) 17:30☆ 英9月小売売上高指数21:30☆ 米新規失業保険申請件数21:30   米10月フィラデルフィア連銀製造業景気指数22:30   ジョージ米カンザスシティー連銀総裁、講演23:00   米9月景気先行指数-----☆ 欧州連合(EU)首脳会議(20日まで)※☆は特に注目の材料 今夜はこのほかにトランプ米大統領とイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が会談する予定です。次期議長人事に絡む面談と見られるため、声明などが発表される事はなさそうですが、念のためトランプ大統領のツイートをフォローしておきたいところです。 FRB議長人事に限らず、足元の市場の関心は政治方面に向かっています。EU首脳会議における英EU離脱(ブレグジット)交渉に絡む発言にも注意です。 
昨日のドル円相場ときょうのひとこと(10/19 木) ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(10/19 木)


 ----------10/18ドル円相場概況--------------------- OP 112.159HI 113.048LO 112.135CL 112.929 東京市場のドル円は、112円台で膠着していたが、午後には112.40円前後まで上昇するなどじわりとドル買い・円売りの動き。欧州市場でもドル買いが先行。株高・円売りの流れも相まって112.90円台まで上昇した。NY市場に入っても株高でリスクオンの流れが継続。113円にワンタッチしたが、対ユーロや対ポンドでドルが下落に転じた事から上値が抑えられた。113.048円で頭打ちとなり112.80円台に押し戻される場面もあった。 -----------10/18主な出来事---------------------------- 17:30 (英) 9月失業者数 +0.17万人前回-0.28万人(-0.02万人)   (英) 9月失業率 2.3%前回 2.3% (英) 6-8月週平均賃金 前年比+2.2%前回+2.1%→+2.2%予想+2.2%  21:00 ダドリー米NY連銀総裁「インフレの上昇力が弱いのは謎」「FRBは2017年、3回の利上げの道筋に乗って動いている」 21:30 (米) 9月住宅着工件数 112.7万件 前回118.0万件(118.3万件) 予想117.5万件 21:30 (米) 9月建設許可件数 121.5万件前回130.0万件→127.2万件予想124.5万件   21:30 (加) 8月製造業出荷 (前月比) +1.6%前回-2.6% 予想-0.3%   27:00 (米) 米地区連銀経済報告(ベージュブック)「経済活動は緩慢あるいは緩やかなペースで拡大」「労働市場の逼迫にも関わらず、ほとんどの地区で賃金上昇は緩慢か緩やか」「物価上昇圧力は依然として緩やか」  ------------10/18株式・債券・商品----------------------
   ------------10/19きょうの注目材料---------------------<国内>08:50    対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース)08:50    9月貿易統計(通関ベース、季節調整前) <海外>09:30    9月豪雇用統計11:00    9月中国鉱工業生産11:00    9月中国小売売上高11:00    7-9月期中国GDP15:00    9月スイス貿易収支17:30    9月英小売売上高指数21:30    前週分の米新規失業保険申請件数21:30    10月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数22:30    ジョージ米カンザスシティー連銀総裁、講演23:00    9月米景気先行指標総合指数-----  EU首脳会議(ブリュッセル、20日まで)  ------------10/19きょうのひとこと---------------------- これまでなびかなかった株価の上昇にようやく反応した格好でドル円は113円台にタッチしました。この流れが続けば米9月雇用統計で付けた月初来高値(113.435円)の更新も視野に入りそうです。ただ、昨日の上昇はもっぱら円売りに頼っており、ドル(インデックス)はむしろ下落しています。ドル円の上昇は言わば「片肺飛行」の状態でした。ドル高エンジンへの点火なくしては「早く・高く・遠く」へ飛ぶのは難しそうです。FRB議長人事やトランプ税制など、ドルの動きでカギを握るのは引き続き「政治」なのでしょう。  本日もよろしくお願いいたします。
英11月利上げの期待は後退 雇用統計に注目 ブログ

英11月利上げの期待は後退 雇用統計に注目

一時は既定路線と思えた英中銀(BOE)の11月利上げが不透明になってきた。昨日、英議会で行われた証言で、ラムスデン新副総裁は、自身の立場について「数カ月で利上げが必要になりそうだと考える英中銀政策立案者の多数派には属していない」と説明。また、金融政策委員会(MPC)の新メンバーであるテンレイロ委員に至っては「11月の利上げに賛成する準備はできていない」と明言した。 前回(9月)のMPCでは、金融政策の据え置きを賛成7、反対(利上げ支持)2で決定したが、次回11月2日のMPCで利上げを決めるためには、前回据え置きに賛成した7人のうち少なくとも3人が反対に回る必要がある。今回のラムスデン副総裁とテンレイロ委員の「利上げ不支持表明」によって、その可能性は低下したと考えるべきだろう。 なお、カーニーBOE総裁は昨日の証言で「今後数ヶ月内」の利上げを支持する考えを示しながらも、BOEは雇用創出と成長を後押しする必要性と、目標を上回る可能性があるインフレ率との間でバランスを取らなくてはならない」と述べて、金融政策の決定が「データ次第」であるとの考えを強調した。 そうした中、本日の英雇用統計ではインフレ圧力の観点から6-8月平均賃金が注目されよう。市場予想は前年比+2.1%となっているが、2%台前半の伸び率ではインフレを高めるには力不足だ。仮に予想を下回る伸びにとどまれば、利上げ期待が一段と後退する事になり、ポンド安を誘発する公算が大きい。
昨日のドル円相場ときょうのひとこと(10/18 水) ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(10/18 水)



----------10/17ドル円相場概況--------------------- OP 112.159HI 112.475LO 112.036CL 112.197 東京市場のドル円は、仲値公示に向けて112.30円台まで買いが先行するも後が続かず。とはいえ111円台に差し込むでもなく112円台前半でもみ合った。欧州市場も同様の展開となり112.10-20円台で膠着。NY市場では長期金利の上昇と共に112.475円まで上昇したが、金利が上げ幅を縮めると112.10円台に押し戻されるなど、方向感なく推移。NYダウが23000ドルの大台に乗せて史上最高値を更新したが、強い円売り材料にはならなかった。 -----------10/17主な出来事---------------------------- 06:45 (NZ) 7-9月期消費者物価指数 (前年比) +1.7% +1.8% +1.9%  09:30 RBA議事要旨「他国の利上げに向けた動きは歓迎すべきことだが、豪政策設定に機械的に影響を及ぼすことはない」「豪ドルのさらなる『大幅』上昇は、成長・インフレ鈍化につながる可能性がある」  17:30 (英) 9月消費者物価指数 (前年比) +3.0%前回+2.9% 予想+3.0%   (英) 9月小売物価指数 (前年比) +3.9% 前回+3.9% 予想+4.0%  (英) 9月生産者物価指数 (前年比) +3.3%前回+3.4% 予想+3.3%   17:35 ラムスデンBOE副総裁「数ヶ月以内の利上げに賛成票を投じる準備はできていない」
 18:00 (独) 10月ZEW景気期待指数 17.6前回17.0 予想20.0   (ユーロ圏) 10月ZEW景気期待指数 26.7 前回31.7   18:00 (ユーロ圏) 9月消費者物価指数(HICP)・確報 (前年比) +1.5% 前回+1.5% 予想+1.5%  18:30 テンレイロMPC委員「11月の会合で利上げに賛成票を投じる準備はできていない」「インフレ圧力が増せば、数カ月以内に賛成票を投じる可能性」 19:30 カーニーBOE総裁「雇用創出と成長を後押しする必要性と、目標を上回る可能性があるインフレ率との間でバランスを取らなくてはならない」 21:30 (米) 9月輸入物価指数 (前月比) +0.7%前回+0.6% 予想+0.6%   22:15 (米) 9月鉱工業生産 (前月比) +0.3%前回-0.9%→-0.7%予想+0.3%  (米) 9月設備稼働率 76.0%前回76.1%→75.8%予想76.2%   23:00 (米) 10月NAHB住宅市場指数 68前回64 予想64   29:00 (米) 8月対米証券投資 +672億USD前回+13億USD→+12億USD  ------------10/17株式・債券・商品----------------------
   ------------10/18きょうの注目材料--------------------- <国内>10:30    櫻井日銀審議委員、あいさつ <海外>17:00    9月南アフリカ消費者物価指数17:10    ドラギECB総裁、講演17:30    9月英雇用統計18:00    8月ユーロ圏建設支出20:00    8月南アフリカ小売売上高20:45    プラートECB理事、講演21:00    ダドリー米ニューヨーク連銀総裁、カプラン米ダラス連銀総裁が討論21:30    8月カナダ製造業出荷21:30    9月米住宅着工件数21:30        9月米建設許可件数23:15   クーレECB理事、講演23:30    EIA週間原油在庫統計27:00    米地区連銀経済報告(ベージュブック)----  中国共産党大会開幕(北京) ------------10/18きょうのひとこと---------------------- 米金融政策に敏感な2年債利回りが約9年ぶりの水準に上昇したほか、NYダウ平均が史上最高値を更新するなど、ドル円には強い追い風が吹いていますが、ドル円はその追い風に乗る素振りをほとんど見せません。明確な理由は見つけられませんが、思い当たるとすればFRB議長人事の不透明感によるものなのかもしれません。WSJ紙によると候補は5人に絞られており、トランプ大統領はアジア歴訪(11月3日)前に決断するとの事です。イエレン(続投)、パウエル(昇格)、コーンのハト派議長誕生なら来年の利上げは3回以下にとどまる一方、タカ派のウォルシュもしくはテイラー議長が誕生なら利上げは4回以上になるとの観測を呼びそうです。  本日もよろしくお願いいたします。