----------8/31ドル円相場概況--------------------- OP 110.226HI 110.670LO 109.881CL 109.967 東京市場は、前日NY市場でドルが買われた流れを引き継いで買いが先行。月末仲値公示で売られる場面もあったが総じて堅調を維持し、110.60円台へと上昇。欧州市場も底堅く推移。米長期金利の上昇と歩調を合わせて110.670円の高値を示現。NY市場に入ると、冴えないコアPCEデフレーター(1年7カ月ぶりの低い伸び)を受けて長期金利が低下するとドル売りに傾いた。ムニューシン財務長官のドル安歓迎発言もあって110円台を割り込むと、終盤には109.881円の安値を付けた。 -----------8/31主な出来事---------------------------- 08:50 (日) 7月鉱工業生産・速報 (前月比) -0.8% 前回+2.2% 予想-0.3% 10:00 (中国) 8月製造業PMI 51.7前回51.4 予想51.3 10:00 (中国) 8月非製造業PMI 53.4前回54.5 15:00 (独) 7月小売売上高指数 (前月比) -1.2%前回+1.1%→+1.3%予想-0.6% 16:55 (独) 8月失業者数 -0.5万人前回-0.9万人→-0.8万人予想-0.6万人 (独) 8月失業率 5.7% 前回5.7% 予想5.7% 18:00 (ユーロ圏) 7月失業率 9.1%前回9.1% 予想9.1% 18:00 (ユーロ圏) 8月消費者物価指数(HICP)・速報 (前年比) +1.5% 前回+1.3% 予想+1.4% 20:30 (米) 8月チャレンジャー人員削減予定数 (前年比) +5.1%前回-37.6% 21:30 (加) 6月GDP (前月比) +0.3%前回+0.6% 予想+0.1% (加) 4-6月期GDP (前期比年率) +4.5% 前回+3.7%予想 +3.7% 21:30 (米) 新規失業保険申請件数 23.6万件 前回23.4万件→23.5万件予想23.8万件 21:30 (米) 7月個人消費支出 (前月比) +0.3%前回+0.1%→+0.2%予想+0.4% (米) 7月コアPCEデフレーター (前年比) +1.5% +1.4% +1.4% 22:45 (米) 8月シカゴ購買部協会景気指数 58.9 58.5 58.9 23:00 (米) 7月中古住宅販売保留件数指数 (前月比) +1.5%(+1.3%) +0.3% -0.8% 19:00 ECB関係筋「2017年末までを期限としている量的緩和に関する討議は始まったばかりで、9月7日の次回理事会で何らかの決定をする可能性は非常に低い」「ユーロ高がインフレを抑制し、輸出への影響から成長を阻害することを懸念する一部当局者から、資産買い入れペース縮小を急速なものではなく緩慢なペースで行うことを求める圧力が高まっている」 24:40 ムニューシン米財務長官「トランプ陣営は詳細な税制改革の計画を準備している」「依然として年末までの税制改革実現に向けた過程にある」「議会との話し合いで、債務上限の引き上げを確信している」「ドル安が米貿易にとって有利な点はある」「長期的にみたドル高は米信頼感の表れ」 -----------8/31株式・債券・商品-----------------------
---------9/1きょうの注目材料------------------------- <国内>08:50 4-6月期法人企業統計調査(法人季報、ソフトウェアを含む設備投資額) <海外>10:45 8月財新中国製造業PMI15:30 ノボトニー・オーストリア中銀総裁、講演16:15 7月スイス小売売上高16:30 8月スイスSVME購買部協会景気指数16:50 8月仏製造業PMI改定値16:55 8月独製造業PMI改定値17:00 8月ユーロ圏製造業PMI改定値17:30 8月英製造業PMI18:15 コンスタンシオECB副総裁、講演21:30 8月米雇用統計23:00 8月米ISM製造業景気指数23:00 7月米建設支出23:00 8月米ミシガン大消費者態度指数・確報値 --------9/1きょうのひとこと------------------------- 早いものできょうから9月。今年もすでに3分の2が終わった事になります。さて、今年のドル円は月初の第1営業日に上昇する傾向が見られます。1-8月のうち、第1営業日の日足が陰線だったのは、ロシア・サンクトペテルブルクで地下鉄爆発事故が起きた4月3日だけです。まあ、今月は米8月雇用統計次第ということでしょう。 今月もよろしくお願いいたします。