今夜の注目材料は?10/17
東京市場のドル/円は、112円台前半で方向感なくもみ合う展開となりました。昨日の111.60円台からの反発で下値模索の機運はひとまず後退したようですが、上値を追うにはエネルギー不足の模様です。欧州市場の動きに期待したいところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。 10/17(火) 17:00 コンスタンシオECB副総裁、講演17:15☆ カーニーBOE総裁、講演17:30☆ 英9月消費者物価指数17:30 英9月小売物価指数17:30 英9月生産者物価指数18:00 ユーロ圏9月消費者物価指数・改定値18:00☆ 独10月ZEW景況感指数18:00 ユーロ圏10月ZEW景況感指数18:30 プラートECB理事、講演20:00 モルガン・スタンレー7-9月期決算20:30 ゴールドマン・サックス7-9月期決算21:30 米9月輸入物価指数22:15☆ 米9月鉱工業生産指数22:15 米9月設備稼働率23:00 米10月NAHB住宅市場指数未定 NZフォンテラ社乳製品電子入札26:00 ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁、講演29:00 8月対米証券投資動向29:00 IBM7-9月期決算 ※☆は特に注目の材料 米9月鉱工業生産指数の発表が予定されていますが、このところのドル/円相場は米経済指標の結果に強く反応するケースは多くありません。大型ハリケーンの「ノイズ」が混じっているとの見方が強い事も影響しているのでしょう。また、今夜は今年の米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つハーカー米フィラデルフィア連銀総裁が講演を行いますが、米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長人事でひとしきり盛り上がった直後とあって、市場の関心は強くなさそうです。ドル/円は112円台前半を中心にもみ合う展開が見込まれます。 一方、英国ではカーニーBOE総裁の講演と英9月消費者物価指数などインフレ指標の発表が予定されています。BOEは、欧州連合(EU)離脱にともなう英経済への打撃とポンド安によるインフレ高進という2つのリスクを睨んで難しい舵取りを迫られているだけに注目が集まっています。