ドル/円下げ止まりを示唆するサインとは? ユーロ/円は中期的に140円を目指す動きに ブログ

ドル/円下げ止まりを示唆するサインとは? ユーロ/円は中期的に140円を目指す動きに

■先週までのマーケットはリスクオフ一色だった みなさん、こんにちは。

 先週、9月8(金)までのマーケットはリスクオフ一色。

・9月9日(土)は北朝鮮の建国記念日

・9月11日(月)は米国の同時多発テロがあった日

・9月11日(月)は国連安保理で北朝鮮への制裁決議

 そのため、9月8日(金)はリスクオフ一色となりました。

 米ドル/円は、節目の108.00円を抜けて一時107.32円まで急落し、警戒モード一色で週末を迎えます。

米ドル/円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)

■週明け以降も北朝鮮は動かず…。ドル/円は110円台後半へ しかし、週を明けても北朝鮮からのアクションはなし。

 9月11日(月)も何も起こらず…。そうした中、国連安保理で北朝鮮への制裁決議案は全会一致で採決されました。

 内容は中国、ロシアに譲歩したことでかなり融和的になっており、骨抜きという見方もありますが、全会一致で採決されたことは大きな進歩。

 これで北朝鮮が何か起こせば、制裁をもっと強化する流れになるのでしょう。

 結果、米ドル/円の108.00円割れは「陰の極」となり、107円台は9月8日(金)の欧米市場のみで示現したものとなりました。

 そして、今週(9月11日~)の東京市場ではギャップアップとなり、東京市場の参加者は107円台を見ることなく反発。

米ドル/円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)

 その後の米ドル/円は、押し目らしい押し目もなく続伸し、一時110.73円まで急伸しています。

■米ドル/円が下げ止まったことを示唆する2つの理由 この一連の流れは、米ドル/円の下落トレンドのいったんの終焉を意味します。

 まず、(1)ベアトラップ(※)です。

(※編集部注:「ベアトラップ」とは、安値を更新して下落トレンド継続になると思われたのに、それが反転上昇すること)

 米ドル/円は、2017年を通してマーケットが何度トライしても割り込めなかった108.00円という重要な節目をいったん割り込んだのですが、週超えではギャップアップして108円台でスタート。

 これがベアトラップとなり、米ドル/円は下げ止まったことを意味します。

米ドル/円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)

 次に、(2)アイランドリバーサル(※)です。

(※編集部注:アイランドリバーサルとは、窓を開けた後に相場が反転し、再び窓を開けて元の水準へ戻った際に形成される「離れ小島」の様な形のこと)

 前述のように、9月8日(金)の欧米市場でのみ示現した米ドル/円の107円台ですが、週明け(9月11日)のマーケットが108円台で始まったため、107円台は「離れ小島」に。典型的なアイランドリバーサルとなり、ボトムアウトを示唆しています。

米ドル/円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)

 この2点から、米ドル/円は108.00円レベルで当面ボトムアウト。

 米ドル/円は米税制改革の行方が好転していることからも…
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ポンド/ドル、高値更新するもかぶせ線に注意

ポンド/ドル相場は13日に昨年9月以来の高値となる1.3320ドル台まで上昇するも、その勢いを維持できずに失速。前日の陽線にかぶさる陰線が出現している。これは「かぶせ足」と呼ばれ、高値圏で出現すると天井示唆と解されます。


(上記ポンド/ドル・日足の外貨ネクストネオのチャートは9/14の16:28現在)

本日は英国で金融政策が発表される。市場予想では政策金利や資産買い入れ規模の変更は予想されておらず、声明文でのインフレや経済の見通しに注目が集まっています。

12日に発表された英8月消費者物価指数は前年比+2.9%と、英中銀(BOE)のインフレ目標上限(3%)に迫った事により一部で利上げ期待が浮上するも、13日の英8月雇用統計で週平均賃金の伸びが予想を下回ったため、その後は期待がややしぼんでいます。BOEがインフレ高進は一時的との見方を示すようならば、利上げ期待が後退してポンド相場に下落圧力が掛かる公算です。
 
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[ワシントン 13日 ロイター] - 米自動車大手フォード・モーターと米道路交通調査機関バージニア・テック・トランスポーテーション・インスティチュートは13日、自動運転車がその動きを歩行者、自転車に乗った人や人間のドライバーに視覚的に伝える方法の試験を行っていると発表した。