アメリカは短縮で、間もなく閑散

アメリカは短縮で、間もなく閑散

今日はアメリカが短縮取引のため、間もなく閑散とした相場になりそうです。本日はユーロが上昇しており、ユーロドルは1.19台に乗ってきました。ユーロ円は130~134.50円の揉み合いが2か月以上続いています。昨日にユーロ円が下限まで下がっていたこともあって、ユーロが上昇したという感じでしょうか。来週金曜はセントラル短資さんでオンラインセミナーをします。今年の相場やトレードを振り返る予定です。当日のご参加はお申し込
独SPD、メルケル首相と連立協議の用意=幹部 News

独SPD、メルケル首相と連立協議の用意=幹部

[ベルリン 24日 ロイター] - 3党連立協議が決裂したドイツで、メルケル首相が率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と連立を組んできた第2党のドイツ社会民主党(SPD)は24日、メルケル首相と協議することで党幹部が合意した。ただいかなる決断も、党員が最終的に下すとしている。

米韓空軍、12月4─8日に定期合同軍事演習実施へ News

米韓空軍、12月4─8日に定期合同軍事演習実施へ

[ソウル 24日 ロイター] - 韓国の国防省当局者は24日、ロイターに対し、同国と米国の空軍が12月4─8日に定期合同軍事演習「ビジラント・エース」を実施することを明らかにした。両国の当局者によると、演習にはステルス戦闘機「F22ラプター」6機のほか、最新鋭ステルス戦闘機「F35」も参加する。

米ドル/円下抜けの動きはダマシかも…! ドル安材料見当たらず。押し目買い継続! ブログ

米ドル/円下抜けの動きはダマシかも…! ドル安材料見当たらず。押し目買い継続!

■為替市場は全体的な米ドル安 この1週間、為替市場では全体的に米ドル安が進行しました。

米ドルVS世界の通貨 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドルVS世界の通貨 4時間足)

 特に、一時、114円台まで上昇していた米ドル/円は、111円台前半まで下落しました。

米ドル/円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)

■米ドル/円が下落した2つの要因とは? その原因の1つとなっているのが、日本株の伸び悩みです。日経平均は一時、2万3000円を上回る展開となった後、上昇トレンドが終わり、現在は2万2000円台半ばの推移となっています。

【参考記事】

●上抜けたはずのドル/円が失速した理由は? 難しい局面はポジティブキャリーで対処を!(11月9日、今井雅人)

日経平均 日足(出所:Bloomberg)

 日経平均が高値圏で乱高下したことを嫌気して、米ドル/円も反落したという面がありました。

 さらにもう1つの理由は、米国の長期金利がなかなか上昇しないことです。米国債の10年物利回りも、2.3%台で膠着してしまいました。

【参考記事】

●米ドル安は投機的な動き?構造的な問題? 米ドルの運命を左右するものとは…!?(11月24日、陳満咲杜)

米長期金利(米10年債利回り) 日足(出所:Bloomberg)

■来年の米利上げペースはかなり緩慢になるかも… そんな中、11月22日(水)に、10月31日(火)~11月1日(水)開催分のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事録が発表されました。

 その議事録の中では、「今後入手する情報で中期的な見通しがおおむね変らなければ、FF(フェデラル・ファンド)金利誘導目標レンジのもう一段の引き上げが近い将来に正当化される可能性が高いと、多くの参加者は判断した」と書かれており、12月の利上げはほぼ確実なことが確認されました。

 しかし、それ自体は、ほぼ市場に織り込み済みであったために、市場への影響は、ほとんどなかったといってよいと考えています。

 一方、議事録の中にあった「多くの参加者は低インフレについて一過性の要因だけではなく、より持続性のある状況の影響を反映している可能性がある」という表現は、来年以降の利上げのペースがかなり緩慢になるのではないかという印象を市場関係者に与えました。

 ほぼ時期を同じくして、イエレンFRB(米連邦準備制度理事会)議長が講演の中で同様の発言をしたことが、より印象を強くさせる要因となりました。

 その結果、市場は米ドル安という反応をし、米ドル/円は直近のサポートレベルを下に抜けて、一気に111円台前半まで下落。ユーロ/米ドルは、一気に1.18ドル台に上昇し、ユーロ高・米ドル安が進行しました。

米ドル/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)

ユーロ/米ドル 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 日足)

 実は、米ドル/円に関しては、112.00円から…
米ドル/円は111円割れなら108円へ下落も! 不気味な米ドルの売り手の正体とは!? ブログ

米ドル/円は111円割れなら108円へ下落も! 不気味な米ドルの売り手の正体とは!?

■日経平均トップアウト。米ドル/円は調整局面入り 米国出張から戻ってきました。引き続き、よろしくお願いします。

 11月9日(木)の当コラムでもご紹介させていただきましたが、日経平均と米ドル/円は11月9日(木)でトップアウトし、調整局面入り。

【参考記事】

●日経平均は2万3000円突破で過熱気味?ドル/円は日本株反落による調整に警戒!(11月9日、西原宏一)

 日経平均は、一部マーケット参加者から3万円の声が出るほどの加熱感を伴い、一時2万3000円を超えたところでトップアウト。

日経平均 日足(出所:Bloomberg)

 2万3000円は、1989年12月高値と2008年10月安値の50%戻しに位置します。

 日経平均は、一時このラインを突破し、多くのマーケット参加者が極端なブル(強気)に傾いたあと、何の材料もなく急反落しているため、調整局面入りした公算がさらに高まっています。

 米ドル/円も、115.00円に届かず。

 懸念していたように、高値は114.73円止まりで急反落しています。

米ドル/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)

■米ドル/円はレジスタンスに阻まれ、115円突破ならず ここで、米ドル/円の値動きを週足チャートで確認してみましょう。

米ドル/円 週足(出所:Bloomberg)

 米ドル/円は、2017年年初の118円台から急落して以降、何度も115円レベルにトライしています。

 5月に反発したときの高値が114.37円。7月の反発が114.49円。そして、今月11月の反発が114.73円と、3度、115円ブレイクに向けて上昇するも3度とも失敗。

 加えて、当コラムでも何度かご紹介させていただいている2015年6月の高値125.86円と2016年12月の高値118.66円を結んだレジスタンスである114円台ミドルのブレイクに、今回も失敗しています。

 つまり、過去2年半に渡るレジスタンスを、今回もブレイクできなかったということになります。

【参考記事】

●米ドル/円は重要レジスタンス突破に注目!株急騰にいち早く反応した通貨ペアとは…!?(11月2日、西原宏一)

米ドル/円 週足(再掲載)(出所:Bloomberg)

 特に、今月11月9日(木)の115.00円へのトライは、NYダウの急騰や日経平均の続伸という好材料があったにも関わらず、失敗。

 では、日米の株の急騰というリスクオンでも上がらない米ドル/円は、どういう材料があれば115.00円をブレイクして続伸できるのか?ということがマーケットで疑問視されています。

■米ドル/円が115円をブレイクするために必要な材料は? マーケットで1番に取り上げられている材料の1つが、米長期金利(米10年物国債の利回り)の上昇。

米長期金利(10年物国債の利回り) 日足(出所:Bloomberg)

 米長期金利さえ上がれば、米ドル/円は115.00円を超えて続伸するという意見もありますが、仮に、米長期金利が3%に向けて高騰すると、米株の調整を誘引します。

 米株が急反落すれば、米ドル/円は躊躇なく追随し、反落すると考えられています。

 結果、米ドル/円が115.00円を超え、120.00円に向けて上値を追うのは、かなり難しいのではないかと、現時点では想定しています。

 話題を短期の話に戻すと…