ポンド/円、週足の雲上抜け失敗で反落余地 ブログ

ポンド/円、週足の雲上抜け失敗で反落余地

ポンド/円相場は、先月末から今月始めにかけて、2015年末に下抜けて以降初めて週足の一目均衡表の雲を上抜けたましたが、一時的。雲の中に押し戻されると、今月11日に141.20円台まで下落しました。日足に目を向けると、一連の反落の中で、一目均衡表で下落を示唆するとされる「三役逆転」が今月に入り点灯しています。こうした中、目先は下値模索の動きが活発化する公算が大きいと見ます。11日安値(141.256円)を割るようならば、週足の一目均衡表の雲下限(今週は138.282円)に向けた一段安もあるでしょう。
中国軍トップ、台湾や南シナ海での米国の「誤った」行動を批判 News

中国軍トップ、台湾や南シナ海での米国の「誤った」行動を批判

[北京 17日 ロイター] - 中国人民解放軍の制服組トップ、范長龍・中央軍事委員会副主席は17日、米中両軍間の相互的な信頼醸成メカニズムは引き続き改善しているとしたうえで、台湾における米国の「誤った」行動や南シナ海での哨戒活動、韓国への高高度防衛ミサイル(THAAD)配備が軍事的な信頼に大きな悪影響を及ぼしたと述べた。

今夜の注目材料は? ブログ

今夜の注目材料は?

東京市場のドル/円は、前日のハト派的内容となった米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録などに反応して売られた流れを引き継いで始まると、一時109.60円台まで続落しました。欧米市場に入る前に注目イベントを確認しておきましょう。

8/17(木)
17:30☆英7月小売売上高
18:00  ユーロ圏6月貿易収支
18:00  ユーロ圏7月消費者物価指数・確報
20:30☆ECB理事会議事録
21:30☆米新規失業保険申請件数
21:30  米8月フィラデルフィア連銀製造業指数
21:30  加6月製造業出荷
22:15☆米7月鉱工業生産
22:15  米7月設備稼働率
23:00  米7月景気先行指数
26:00  カプラン米ダラス連銀総裁、講演
--:--  NAFTA再交渉の第1回会合(?20日)
※☆は特に注目の材料

米国で新規失業保険申請件数や7月鉱工業生産など複数の経済指標が発表されます。昨日の米FOMC議事録などを受けて米年内利上げ期待がやや後退する中、予想より弱い結果が相次ぐようならば一段とドルが売られる事も考えられます。

その他、英国で7月小売売上高の発表があり、こちらも注目です。
 
ジャクソンホールを前にドラギECB総裁講演 への期待後退。ユーロ/円は調整局面入り ブログ

ジャクソンホールを前にドラギECB総裁講演 への期待後退。ユーロ/円は調整局面入り

■ユーロ/円はレジスタンス超えられず… みなさん、こんにちは。

 当コラムで注目してきたユーロ/円ですが、一時131.40円まで急伸するも、その後、値を伸ばせず130.00円±100pipsの高値圏での推移が続いています。

【参考記事】

●ドラギ総裁は、ややハト派会見でもユーロの上昇トレンド不変! ユーロ/円は135円へ(7月27日、西原宏一)

 過去2週間、当コラムでご紹介させていただいた、下記のユーロ/円のレジスタンスを終値ベースで超えられない状態が続いていることになります。

【参考記事】

●メルケル発言よりも本邦勢の欧州投資がユーロに追い風! 130円突破なら135円へ(5月25日、西原宏一)

(1)200週移動平均線の130.62円。

(2)149.78円からの50%戻しの129.68円

(3)141.06円からの61.8%戻しの129.03円

ユーロ/円 週足(出所:Bloomberg)

 そして、2016年6月24日(金)安値109.57円からのフィボナッチ・エクスパンションが129.38円。

ユーロ/円 週足(出所:Bloomberg)

 つまりラフにいうと、130.00円±100pipsが極めて重要なレジスタントと重なっており、今月(8月)何度もトライしたのですが、これまで、このレベルを終値ベースで超えられず…。

 このレジスタンスを超えられない状態で、時間だけが経過する中、日足ベースのTDシーケンシャルでは反落を示唆するカウントダウンが点灯。

(※編集部注:「TDシーケンシャル」とは、トーマス・R・デマーク氏が開発したテクニカル指標の1つ)

 結果、今年(2017年)2月に当コラムで注目していた、ユーロ/円の上昇ですが、131円台から上値を伸ばせず。

【参考記事】

●日米首脳会談成功で円高リスクが後退。 「暗黙のドイツマルク」のような存在とは?(2月16日、西原宏一)

■ユーロの調整色を濃くしたドルインデックスの動き そして、ユーロの調整色を濃くしてきたのが、ドルインデックスの動き。

 以下は、ドルインデックスの日足チャートです。

ドルインデックス 日足(出所:Bloomberg)

 過去半年、FRB(米連邦準備制度理事会)の利上げにも関わらず、トランプ政権の不安定さも反映し、下落を続けてきたドルインデックスですが、92.54をサポートとして反発。TDシーケンシャルも反騰を示唆しています。

 ドルインデックスが反発するということは、ユーロ/米ドルの反落を意味します。

ユーロ/米ドル 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 日足)

 そして、ユーロ/米ドルはこれまで、ユーロ/円を筆頭とするユーロクロス(ユーロと米ドル以外の通貨との通貨ペア)が押し上げてきたため、調整するということは、「ドルインデックスの反発=ユーロ/米ドルの反落=米ドル高・円高=ユーロ/円の調整」という流れになります。

【参考記事】

●ECB緩和解除の思惑でスイスフラン安。ユーロ/スイスフランは、1.20フラン回復へ(8月10日、西原宏一)

●今週はSQ絡みの「円高・株安」にご用心!ドル/円よりユーロ/円を買うべき理由とは?(8月7日、西原宏一&大橋ひろこ)

ユーロ/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/円 日足)

 つまり、ドルインデックスが反発するときは、米ドル/円は下落することになります。

米ドル/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)

 そのユーロ/米ドル、ユーロ/円を筆頭とするユーロクロスの調整色を濃くしたのが、8月16日(水)の欧米市場でマーケットに流れた報道でした。

 高値圏でもみあっていたユーロクロスですが…
ジャクソンホールを前にドラギECB総裁講演 への期待後退。ユーロ/円は調整局面入り ブログ

ジャクソンホールを前にドラギECB総裁講演 への期待後退。ユーロ/円は調整局面入り

■ユーロ/円はレジスタンス超えられず… みなさん、こんにちは。

 当コラムで注目してきたユーロ/円ですが、一時131.40円まで急伸するも、その後、値を伸ばせず130.00円±100pipsの高値圏での推移が続いています。

【参考記事】

●ドラギ総裁は、ややハト派会見でもユーロの上昇トレンド不変! ユーロ/円は135円へ(7月27日、西原宏一)

 過去2週間、当コラムでご紹介させていただいた、下記のユーロ/円のレジスタンスを終値ベースで超えられない状態が続いていることになります。

【参考記事】

●メルケル発言よりも本邦勢の欧州投資がユーロに追い風! 130円突破なら135円へ(5月25日、西原宏一)

(1)200週移動平均線の130.62円。

(2)149.78円からの50%戻しの129.68円

(3)141.06円からの61.8%戻しの129.03円

ユーロ/円 週足(出所:Bloomberg)

 そして、2016年6月24日(金)安値109.57円からのフィボナッチ・エクスパンションが129.38円。

ユーロ/円 週足(出所:Bloomberg)

 つまりラフにいうと、130.00円±100pipsが極めて重要なレジスタントと重なっており、今月(8月)何度もトライしたのですが、これまで、このレベルを終値ベースで超えられず…。

 このレジスタンスを超えられない状態で、時間だけが経過する中、日足ベースのTDシーケンシャルでは反落を示唆するカウントダウンが点灯。

(※編集部注:「TDシーケンシャル」とは、トーマス・R・デマーク氏が開発したテクニカル指標の1つ)

 結果、今年(2017年)2月に当コラムで注目していた、ユーロ/円の上昇ですが、131円台から上値を伸ばせず。

【参考記事】

●日米首脳会談成功で円高リスクが後退。 「暗黙のドイツマルク」のような存在とは?(2月16日、西原宏一)

■ユーロの調整色を濃くしたドルインデックスの動き そして、ユーロの調整色を濃くしてきたのが、ドルインデックスの動き。

 以下は、ドルインデックスの日足チャートです。

ドルインデックス 日足(出所:Bloomberg)

 過去半年、FRB(米連邦準備制度理事会)の利上げにも関わらず、トランプ政権の不安定さも反映し、下落を続けてきたドルインデックスですが、92.54をサポートとして反発。TDシーケンシャルも反騰を示唆しています。

 ドルインデックスが反発するということは、ユーロ/米ドルの反落を意味します。

ユーロ/米ドル 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 日足)

 そして、ユーロ/米ドルはこれまで、ユーロ/円を筆頭とするユーロクロス(ユーロと米ドル以外の通貨との通貨ペア)が押し上げてきたため、調整するということは、「ドルインデックスの反発=ユーロ/米ドルの反落=米ドル高・円高=ユーロ/円の調整」という流れになります。

【参考記事】

●ECB緩和解除の思惑でスイスフラン安。ユーロ/スイスフランは、1.20フラン回復へ(8月10日、西原宏一)

●今週はSQ絡みの「円高・株安」にご用心!ドル/円よりユーロ/円を買うべき理由とは?(8月7日、西原宏一&大橋ひろこ)

ユーロ/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/円 日足)

 つまり、ドルインデックスが反発するときは、米ドル/円は下落することになります。

米ドル/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)

 そのユーロ/米ドル、ユーロ/円を筆頭とするユーロクロスの調整色を濃くしたのが、8月16日(水)の欧米市場でマーケットに流れた報道でした。

 高値圏でもみあっていたユーロクロスですが…
ドル109円後半、米政権内の混乱などで戻りは鈍い News

ドル109円後半、米政権内の混乱などで戻りは鈍い

[東京 17日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル安/円高の109円後半。海外市場でドル安が進んだ流れを受け、ドルは東京市場でも一時109.67円まで下落した。109円半ばには実需筋のリーブオーダーもあるとされ、その後は底堅く推移したものの、午後3時までには110円台には戻れなかった。

コラム:米株高に歯止めがかかった本当の理由=村上尚己氏 News

コラム:米株高に歯止めがかかった本当の理由=村上尚己氏

[東京 17日] - 前回7月20日掲載のコラム「株高楽観の落とし穴」では、NYダウが最高値を更新し、米金利は低下するという「株式と債券市場のかい離の拡大」は長続きしないと述べた。その上で、株式市場の調整が先行し、低下していた金利に追いつき、為替市場では短期的に円高ドル安に動くとの見通しを示した。