ジャクソンホール会合:識者はこうみる News

ジャクソンホール会合:識者はこうみる

[東京 28日 ロイター] - 週末に米ワイオミング州ジャクソンホールで行われた経済シンポジウムでは、市場の予想通り、欧米中銀トップから今後の金融政策について明確な発言はなかった。市場の反応は以下の通り。

寄り付きの日経平均は続伸、イベント通過で買い戻し先行 News

寄り付きの日経平均は続伸、イベント通過で買い戻し先行

[東京 28日 ロイター] - 寄り付きの東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比49円62銭高の1万9502円23銭となり、続伸で始まった。ジャクソンホール会合で米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長は金融政策に言及しなかったが、円高の進行が限定的だったことで、株式市場では買い戻しが先行した。

25日のドル円相場ときょうのひとこと(8/28 月) ブログ

25日のドル円相場ときょうのひとこと(8/28 月)

   ----------8/25ドル円相場概況--------------------- OP 109.531HI 109.842LO 109.110CL 109.334 東京市場は、イベント前で様子見ムードが残る中、仲値公示に向けてドル買いが入ると109.70円台へ上昇。ただ、その後は109.50-60円台でもみ合った。欧州市場も同様の水準で膠着。NY市場に入ると109.842円まで買いが先行したが、イエレンFRB議長の講演が始まると長期金利の低下とともにドル売りが強まり109.110円の安値を付けた。なお、イエレン議長は金融政策に関する踏み込んだ発言を行わなかったが、BS縮小にも言及しなかった事で、市場はこれをハト派的と受け止めた。その後は週末を控えて買い戻しが入り、109.334円で取引を終えた。 -----------8/25主な出来事---------------------------- 08:30(日) 7月全国消費者物価指数 (前年比)+0.4%前回+0.4%予想+0.4% (日) 7月全国消費者物価指数 (生鮮食品除く:前年比)+0.5%前回+0.4%予想+0.5% 15:00(独) 4-6月期GDP・確報 (季調前・前年比)+0.8%前回+0.8%予想+0.8% 17:00(独) 8月Ifo景況感指数115.9前回116.0予想115.5 21:30(米) 7月耐久財受注 (前月比)-6.8%前回+6.4%予想-6.0%(米) 7月耐久財受注 (前月比:除輸送用機器)+0.5%前回+0.1%予想+0.4% 23:00 イエレンFRB議長・金融規制のいかなる調整も控えめであるべき・行き過ぎた楽観論のリスクは遅かれ早かれ返ってくる・危機後に導入された改革に対する批判は認識している・改革で安全性が高まったという指摘もある・一部の改革が流動性に影響を及ぼしている可能性はある  28:00 ドラギECB総裁・世界経済の回復はしっかりしている・金融政策は過剰な反動を押さえるべき・欧州の景気回復は米国よりも初期段階・保護主義への回帰はシリアスなリスク・緩い規制は金融政策緩和時に不均衡もたらす・インフレ目標にはまだ達していない、対応がまだ必要・量的緩和は非常によく作用している ------------8/25株式・債券・商品----------------------
   ------------8/28きょうの注目材料--------------------- <国内>未定    8月月例経済報告 <海外>17:00    ユーロ圏7月マネーサプライM323:00  米7月卸売在庫24:30    米2年債入札(260億ドル)26:00    米5年債入札(340億ドル)  ------------8/28きょうのひとこと----------------------

イエレンFRB議長とドラギECB総裁は、ジャクソンホールシンポジウムにおいて、どちらも金融政策の次の一手に関する手掛りを示しませんでしたが、ドルとユーロの反応は明暗がはっきり分かれました。利上げのヒントがなかった(バランスシート縮小にすら言及せず)事に失望してドルが売られた一方、通貨高けん制がなかったとしてユーロが買われています。さまざまな解釈が可能ですが、市場はもともとユーロ買い・ドル売りをメイン戦略に据えており、両トップからこれを否定する発言がなかった事を、改めてGOサインと受け止めたという事なのでしょう。 今週もよろしくお願いいたします。 
コラム:FRB議長、トランプ氏に規制肯定のメッセージを発信 News

コラム:FRB議長、トランプ氏に規制肯定のメッセージを発信

[ワシントン 25日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長は、トランプ大統領に対して自らの立場をはっきりと表明した。ワイオミング州ジャクソンホールの年次経済シンポジウムで、イエレン氏は10年前の金融危機以降の規制強化の正当性を擁護するとともに、国際的な金融規制整備で米国が引き続き指導力を発揮していくべきだと提言した。