個人的なことではありますが、衆議院選挙が無事終わり、何とか当選することができました。
選挙期間中は、金融市場のことを細かくみる余裕があまりありませんでしたが、今週(10月23日~)から、また本格的にやっていきたいと考えています。
【参考記事】
●FXで5000万円超儲けたザイFX!連載陣の今井雅人さんが衆院選で4回目の当選!
■堅調な状態を保ちながら、ゆっくりした動きへ ここ3週間ほど、日経平均は連騰を続けてきましたが、さすがに高値警戒感と買い疲れが交じり合いもみあいに入ってきました。
【参考記事】
●衆院選後の株価上昇は長くは続かない!? 米ドル/円は114円台半ばにレジスタンス(10月25日、松田哲)
ただ、大きく反落するようなことは、北朝鮮関連で危機的な状況に入ってこない限り、起きそうもないと考えています。
日経平均 日足(出所:Bloomberg)
金融市場全体は堅調な状態を保ちながら、ゆっくりとした動きになってくるのではないかと予想しています。
■日本の機関投資家が米ドル/円やクロス円を下支え このように金融市場が活況な状況下で、日本の生保(生命保険会社)を中心とする機関投資家は、かなり積極的な投資姿勢を見せるようになってきました。
ここ数年、日本の生保は外債投資をする場合、為替リスクを避けるため、為替ヘッジ付きの外債に投資する傾向がありました。しかし、今週(10月23日~)明らかになってきている平成29年度下半期の運用方針では、為替ヘッジをつけない、いわゆるオープン外債への投資を積極化する方針を打ち出しています。
【参考記事】
●ドル/円は118円への上昇過程! 注目は…!? NZドルを反落させたネガティブ材料とは?(10月26日、西原宏一)
●与党圧勝で海外勢の日本株買いが再開? 米ドル/円は目先114円台半ば突破がカギに(10月23日、西原宏一&大橋ひろこ)
オープン外債投資では、外貨買い・円売りが起きるので、円安を誘発する効果があるのは言うまでもありません。
すでに、市場では米ドル/円の113円台に、日本の生保の米ドル買い注文が散見されるようになってきています。
こういう環境を考慮すれば、米ドル/円、クロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)ともに、円高にはなりにくいと考えられます。
米ドル/円、ユーロ円での円売り方針は、依然として有効ではないかと考えています。
米ドル/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)
ユーロ/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/円 日足)
では、あえて円高リスクを考えるとすれば…