日経平均は3日小幅続落、ポジション調整売りで 好業績株には物色 News

日経平均は3日小幅続落、ポジション調整売りで 好業績株には物色

[東京 10日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は3日小幅続落。朝方は前日の急落の反動で買い戻しが先行したが、3連休を前に次第に手控えムードが強まり、ポジション調整売りが優勢となった。一方、資生堂が1銘柄で20円ほど日経平均を押し上げるなど、好業績銘柄を物色する動きは継続した。

ドル/円に方向感出ず、米指標待ちムードも News

ドル/円に方向感出ず、米指標待ちムードも

[東京 10日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べてややドル安/円高の109.98/00円だった。北朝鮮を巡る地政学リスクへの警戒感がくすぶって上値は重かった。ただ、あす発表の米消費者物価指数(CPI)を待つムードもあり、明確な方向感は出なかった。

今夜の注目材料は?8/10 ブログ

今夜の注目材料は?8/10


東京市場のドル/円は、110円ちょうどを挟んでもみ合う方向感に乏しい相場展開となりました。3連休を前に値幅も限定的でした。欧米市場の動きに期待したいところですが、まずは注目イベントを確認しておきましょう。 8/10(木)17:30☆ 英6月鉱工業生産指数17:30   英6月製造業生産高17:30☆ 英6月貿易収支21:30   カナダ6月新築住宅価格指数21:30☆ 米新規失業保険申請件数21:30☆ 米7月生産者物価指数                23:00☆ ダドリー米ニューヨーク連銀総裁、講演26:00   米30年債入札(150億ドル)27:00☆ メキシコ中銀、政策金利発表 ※☆は特に注目の材料 今夜は、米インフレ指標のひとつとして7月生産者物価指数が注目されます。ダドリーNY連銀総裁の講演内容も気になるところです。足元の北朝鮮リスクが一服すれば、市場の関心は米金融政策に戻る事になるでしょう。そのためにも、米国のインフレ動向や連邦公開市場委員会(FOMC)主要メンバーのコメントはチェックが欠かせません。 
キューバの米大使館職員が身体症状理由に帰国、両政府が調査中  News

キューバの米大使館職員が身体症状理由に帰国、両政府が調査中 

[ワシントン/ハバナ 9日 ロイター] - 米国務省の報道官は9日、キューバの首都ハバナにある米大使館で働いていた複数の米国人がさまざまな身体症状を訴え、医学的理由から米国に帰国したため、原因究明に向けて調査を進めていると明らかにした。米政府が最初にこの事案を把握したのは2016年末だったという。

北朝鮮リスクは調整材料に使われただけ!? 基本トレンド変化なし。円高進めば買いたい ブログ

北朝鮮リスクは調整材料に使われただけ!? 基本トレンド変化なし。円高進めば買いたい

■クロス円伸び悩み、ロングポジションをいったん決済 先週(7月31日~)から今週(8月7日~)にかけては、調整相場という流れとなりました。

 私個人としては、ユーロ/円を131円台前半、豪ドル/円を87円台後半で、いったんロングポジションを決済して、ここ数日は様子をみています。

 全体的に「米ドル安、円安、その他の通貨高」が進むという、基本的な考え方は変えていません。

【参考記事】

●米ドルを買う気になれない理由はどこに? ドル/円は引っ張り合いでレンジ長期化!?(7月27日、今井雅人)

●進む米ドル安。でも、ドル/円はレンジ継続? ここからは上昇狙った買いを避けたい通貨も(8月3日、今井雅人)

 しかし、ここ1~2週間は、クロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)も伸び悩んでウロウロしていたので、何かあると少し調整が入るのではないかと考え、いったん撤退しているということです。

世界の通貨VS円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨VS円 日足)

 IMM(国際通貨先物市場)の投機筋のポジション推移を見ても、クロス円のロングが積みあがっていることが確認できていたので、より注意が必要かと考えました。

■北朝鮮の挑発は調整の材料に使われただけ!? 今週(8月7日~)になって、北朝鮮がグアムにミサイルを発射する用意があるという報道を受けて、日経平均が一時、大幅に下落し、為替相場も円高方向に向かいました。

日経平均 日足(出所:Bloomberg)

世界の通貨VS円 30分足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨VS円 30分足)

 北朝鮮のミサイル発射による威嚇は、このところずっと続いており、今回の報道も想定の範囲内ではありましたが、ポジションが偏りすぎていた状況の中で、調整の材料に使われたということだったのだろうと思います。

 一般論として、ある方向にトレンドができたあと、しばらくもみあいの状況に入ると、いったん、ポジションの調整が起きるというのはよくあることです。今回も、そういう展開となっているのではないでしょうか。

 さて、今後の展開でありますが、まだ調整相場が…