伊藤忠、ユニー・ファミマを子会社化 金融事業などで協力  News

伊藤忠、ユニー・ファミマを子会社化 金融事業などで協力 

[東京 19日 ロイター] - 伊藤忠商事は19日、ユニー・ファミリーマートホールディングスに株式公開買い付け(TOB)を行うと発表した。連結子会社化し、これまでの原料調達や製造・中間流通の合理化のみならず、電子マネー、クレジット、ポイント、IDを含む金融事業の開発、アジアを含む海外事業の強化などにグループとして取り組む体制を作る。

調整相場終了。セル・イン・メイに向けて ドル/円は再び100円への下落基調入りか? ブログ

調整相場終了。セル・イン・メイに向けて ドル/円は再び100円への下落基調入りか?

■日米首脳会談は無事終了 みなさん、こんにちは。

 注目の日米首脳会談は、日本時間本日(4月19日)未明に無事終了。

 日本が米国に「TPP(環太平洋連携協定)の再検討」を要請しても、トランプ大統領は一貫して2国間協定を要望しており、「TPPは好ましくない」というご意見。

 よって、この実現は、かなり難しい展開です。

 とはいえ、安倍首相は、北朝鮮問題に関しては、トランプ大統領から日本にとって好ましい意見を引き出しています。

 そのコメントは、「今後いっそう日米で緊密に連携しながら、すべての拉致被害者の即時帰国に向けて、北朝鮮への働きかけを強化していく決意だ」といった内容。

写真は共同記者会見での安倍首相とトランプ大統領。安倍首相は通商政策でTPPの再検討を要請したものの、トランプ大統領は2国間協定を要望した (C)Joe Raedle/Getty Images

  トランプ大統領の判断は、相変わらず即決です。

 ただし、トランプ大統領にとって、首脳会談はディール。

 北朝鮮問題に関する協力に対して、日本は通商問題において、なんらかの答えを出さなければいけません。

 トランプ大統領は、「米朝首脳会談」についても、「成果がないと判断すれば、米朝首脳会談は実現しない」とコメントしているように、早急な結果を求めています。

■注目が通商問題に移ると、米ドル安・円高になりやすい 日本は、米国から武器、自動車、農産物の輸入を拡大することなどを検討する模様。

 日米両政府は、新たに茂木敏充経済財政・再生相とライトハイザーUSTR(米通商代表部)代表がトップに就く新しい枠組みで、この件について議論する方針です。

 この展開は、実質的な日米FTA(自由貿易協定)交渉の開始といったところではないでしょうか?

 相場の方は、日米の政治の注目が通商問題に移行する中で、どうしても「米ドル安・円高」になりやすい展開となっています。

米ドル/円 日足(出所:Bloomberg)

 今週(4月16日~)モルガン・スタンレーが…
日経平均は小幅に5日続伸、内需・中小型株売りで伸び悩む News

日経平均は小幅に5日続伸、内需・中小型株売りで伸び悩む

[東京 19日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は小幅に5日続伸した。日米首脳会談でトランプ米大統領から為替や日本の金融政策を巡る発言が出なかったことで、イベントを無難に通過したとの受け止めが広がり、非鉄、鉄鋼などの景気敏感株中心に買い戻しが先行した。上げ幅は一時200円を超えたが、高値圏では戻り売りが出て伸び悩んだ。好業績期待で買われてきた内需・中小型株に利益確定売りが出たことも相場の重しとなった。

通商問題の影響が出るのはもう少しあと!? 米ドル/円は108円に届かず狭いレンジか ブログ

通商問題の影響が出るのはもう少しあと!? 米ドル/円は108円に届かず狭いレンジか

■日米首脳会談が金融市場に与えた影響は、ほとんど無し 今週(4月16日~)、安倍総理が訪米し、17日(火)~18日(水)に日米首脳会談が行われました。

 結論を言うと、金融市場にはほとんど影響が出ていません。

米ドル/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)


■日本は拉致問題を中心課題にしたかった その背景を見てみます。

 今回の日米首脳会談は、米朝首脳会談が行われるとの報を受け、安倍総理側が慌てて会談を申し入れて実施されたものです。

【参考記事】

●米経済面の最大のリスク要因は貿易政策! ドル/円は崩れれば100円に向かう可能性も(3月22日、今井雅人)

 従って、安倍総理としては、この北朝鮮の問題を、とにかく中心課題にしたいという強い意向があります。

 ところが、核開発などの問題については、米国、韓国、中国に先を越されて、日本は置いてけぼりになっているので、この点を日本側から主張しても、なんのインパクトもありません。

 そうなると、日本として主張したいのは、拉致問題ということになります。

 だから、記者会見では、この点にほとんどの時間を割いています。安倍総理の方から、トランプ米大統領に、会見ではこの点を強調してほしいと頼んだのでしょう。

■トランプ米大統領の関心は通商問題。でも問題は先送りへ しかし、トランプ米大統領の関心は、本当はそこにはありません。彼はビジネスマンであり、通商問題の方が、よほど関心が強いです。

 トランプ米大統領は、会談の冒頭で以下のように述べています。

 「我々はとてつもない対日貿易赤字を抱えている。できれば、均衡を達成したい」

 これが彼の本音です。

 しかし、安倍総理は、今の時点で、この問題を大きくしたくありません。

 米国の通商問題の担当者は、ライトハイザーUSTR(米通商代表部)代表や、クドローNEC(米国家経済会議)委員長です。彼らは、通商交渉において、強硬派で知られています。

 安倍総理にとっては、今後の通商のあり方を議論する協議会のようなものを作りましょうと提案して、これ以上の議論を避けたいというのが本音でしょう。事実、流れはそういう感じになっています。

【参考記事】

●108円を超えるか超えないかが米ドル/円の運命の分かれ道もまだ下落の可能性高い(4月17日、バカラ村)

 つまり、この問題は先送りです。

■日本が名指しで指摘されても、なぜ円高にならなかった? しかし、忘れてはいけません。4月13日(金)に発表された米国の為替報告書で、日本は名指しで「もう少し円高の方が良い」と指摘されています。

【参考記事】

●シリア空爆へのマーケットの反応は限定的。M&Aと原油高で英ポンドに買い妙味アリ!?(4月16日、西原宏一&大橋ひろこ)

 この内容に、市場があまり反応しなかったのは、正直、少し驚きましたが、それで円高リスクがなくなっているわけではありません。

 ある程度、ここまでは想定の範囲内であったので、あまり円高にならなかったのでしょう。

世界の通貨VS円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨VS円 4時間足)

 日米の通商交渉は、始まったばかりであるということなので、この問題が金融市場に影響してくるのは、もう少しあとになってからということになりそうです。

 そうした状況の中で、金融市場は非常に静かになってしまって…
FX勝利の鉄則・・・長考すべきは「絶好調時」か「絶不調時」か? ブログ

FX勝利の鉄則・・・長考すべきは「絶好調時」か「絶不調時」か?

たまに「読者に対して、厳しいことを書き過ぎです」なんてメールを頂くことがあります。でも、それは誤解なんです。ここで書いている厳しいことは、読者というよりも「私自身」のために書いていることが多いからです。私自身、もっと利益を出したい、長く利益を出し続けたい、という気持ちでFXに取り組んでいます。勝ち続けるためには、自分の精神を冷静な判断ができる正常な状態に保つ必要があります。人間とは弱いもので、ちょっと調子がよくなると辛い時代の教訓などはどこかにいってしまうところがあります。勝ち続けるためには、それではいけません。その気持ちを維持するためにちょっとキツめの文章で自分に言い聞かせるために書いたのが今回の記事です。前置きはこのくらいにして、本日のタイトル「長考すべき時は「絶好調時」か「絶不調時」か」については入らせていただきます。