米サークル、金融機関向け決済の「Circle Payments Network」試験版公開

Circleが金融機関向け決済ネットワーク公開

米サークル(Circle Internet Group)が、金融機関向け決済ネットワーク「サークルペイメントネットワーク(Circle Payments Network:CPN)」のパイロット版を公開した。サークルが4月22日に発表した。

「CPN」は、サークル発行の米ドル建てステーブルコイン「USDC」およびユーロ建てステーブルコイン「EURC」などを活用し、24時間365日リアルタイムでの資金移動を可能にするグローバル決済インフラである。

従来の国際送金は処理に数日を要し、手数料も高額になるのが一般的だ。しかし「CPN」を利用すればt銀行や決済プロバイダーは「USDC」や「EURC」を活用し、インターネットの速度で送金が可能なプログラム可能な送金処理を行えるとのこと。

なお「CPN」は送金手段だけでなく、請求書決済や海外送金、財務管理およびトレジャリーサービス、給与および業務委託者への報酬支払い、マイクロペイメント、Eコマース、外国為替(FX)などにも対応しているという。

サークルは、世界中の銀行のニーズに応えるネットワークの設計に向けて複数の金融機関と連携しており、現在、20社以上の提携企業が「CPN」に参加しているとのこと。

参加企業には、アフリカで暗号資産(仮想通貨)取引所を運営するイエローカード(Yellow Card)や、フィリピンで暗号資産取引所を運営するコインズドットピーエイチ(Coins.ph)などが名を連ねているとのことだ。

参考:Circle Payments Network
画像:iStock/dalebor

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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