仮想通貨ニュース週間まとめ「BTC・SHIB・決済・カルダノ」などの注目記事
2025年4月13日〜19日にかけて紹介した暗号資産(仮想通貨)・ブロックチェーン関連のニュースをまとめて掲載しています。この1週間で特に注目の話題をBITTIMES編集部がピックアップしてお届けします。
MANTRA(マントラ)OMトークンが90%暴落
4月14日、仮想通貨プロジェクト「MANTRA(マントラ)」の独自トークンOMの価格が急落し、約90%もの大幅下落が発生しました。
OMトークンは同日、約6.3ドルから0.50ドル未満まで値を下げ、時価総額もおよそ60億ドル(約8,600億円)から90%以上減少しました。
MANTRA「OM」大暴落の衝撃
フランス人口の33%が仮想通貨購入・保有を検討
フランスの仮想通貨業界団体Adan(アダン)と大手監査法人Deloitte(デロイト)は4月11日に、ヨーロッパ各国における仮想通貨への関心と普及状況をまとめた共同報告書「ETUDE25」を発表しました。
この年次報告書によると、仮想通貨への一般市民の関心は欧州全体で高まっており、特にフランスでは国民の3分の1にあたる33%が2025年中に仮想通貨を購入・保有したいと考えていることが示されています。
フランスのこの数値は調査対象国の中でイタリア(37%)に次ぐ水準であり、ヨーロッパ全体で仮想通貨への関心が広がっていることが明らかになりました。
購入意欲が前年比10ポイント増加
「ビットコイン・金・銀」を手にする者だけが生き延びる
「金持ち父さん 貧乏父さん」の著者であり、投資家としても知られるロバート・キヨサキ氏は4月13日に、自身のX(Twitter)で米ドルの価値下落やインフレへの警鐘を鳴らしました。
キヨサキ氏は「金(ゴールド)は史上最高値を更新し、銀(シルバー)の需要は爆発的に増え、ビットコイン(BTC)も急騰しています。これらの声に耳を傾けていますか?」と述べ、これら実物資産の動向が米ドルの脆弱性を示していると強調しました。
「BTC・金・銀」だけがリアルマネー
パウエルFRB議長解任を検討|仮想通貨市場は?
米国のドナルド・トランプ大統領は4月17日に、自身のSNS「Truth Social」で、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の解任に言及しました。
投稿の最後には「パウエル氏の解任は早ければ早いほど良い」と強調し、利下げに踏み切らないFRBへの不満をあらわにしました。この発言は現職FRB議長の更迭意向を公に示した初の事例となります。
パウエル議長の解任検討が報じられると、市場では中央銀行の独立性が揺らぎ、金融政策の先行きに不安が広がりました。ただ一部のアナリストからは「もしトランプ氏が利下げを実現させれば、結果的に仮想通貨市場には好材料になるだろう」との見方も出ています。
パウエルFRB議長への不満を露わに
シバイヌ(SHIB)経験値システム「カルマポイント」の詳細
シバイヌ(Shiba Inu/SHIB)関連の情報を発信している「The Shib」は4月15日に、最新のウェブマガジンや記事を通じてシバイヌの経験値システムである「カルマポイント」の詳細を報告しました。
Karma Point(カルマポイント)は、シバイヌエコシステムで導入予定の貢献ポイント・経験値システムであり、今月3日にはSHIB関連のレイヤー2「Shibarium」のテストネットでテスト運用を開始、現在はベータ版としての提供が開始されています。
今回公開された一連の記事では、このカルマポイントの詳細が報告されています。
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パナマ市、仮想通貨決済で公共料金の支払いが可能に
パナマ市議会は4月16日に、税金や公共サービスの支払いに仮想通貨による決済を導入する法案を全会一致で可決しました。
これにより、パナマ市は、同国内で初めて公共料金や税金の支払いに仮想通貨を正式に導入した自治体となります。
マイヤー・ミズラチ・マタロン市長は自身のXで「ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)などの主要仮想通貨に加え、米ドルと連動したUSDコイン(USDC)やテザー(USDT)も利用できるようになる」と報告しています。
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カルダノ基盤の金担保型ステーブルコインが実現
カルダノ(Cardano/ADA)の共同創設企業であるEMURGO(エマーゴ)は4月14日に、金担保型の暗号資産であるキンカゴールド(Kinka Gold/XNK)がカルダノブロックチェーン上で発行できるようになったことを発表しました。
キンカゴールド(Kinka Gold/XNK)は、ティッカーシンボル「XNK」で取引される金価格連動型ステーブルコインであり、1トークンの価格が1トロイオンスのドル建て金価格に連動するように設計されています。
今回の発表では、EMURGOのトークン化エンジンとKinkaの技術統合が成功したことが報告されていて、これによってKinkaはカルダノブロックチェーン上で金裏付けトークンを発行できるようになったとされています。
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執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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